- 1172 双発機のSpiraling Slipstream について
- NAME : Kuni 2018/11/04 13:47:29
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- http://www.cfijapan.com/study/html/to199/html-to199/191c4-question.htm
のページ右側に、Slipstream 全体規模の大きな旋回流が、尾翼のあたりまで残っているような図がありますが、以下のリンク先の画像からすると、主翼後縁からの噴霧煙がプロペラ直径の規模では螺旋を描いていません。 https://www.syracuse.com/news/index.ssf/2011/08/update_mosquito_spraying_oked.html これは、プロペラ直後の大きな旋回流が、主翼を通過する過程で上下に分断されて、プロペラ直径規模の大きな旋回流が消滅することを意味するのではないでしょうか?
- 1172-1 NAME : 古びた管理人 2018/11/05 00:54:52
- 面白い写真ですね。良い物を見せて頂き、ありがとうございます。
> プロペラ直径の規模では螺旋を描いていません。 確かに、その様にも見えますね。
> 主翼を通過する過程で上下に分断されて、プロペラ直径規模の大きな旋回流が消滅することを意味するのではないでしょうか? 分断されて、規模は縮小してるでしょうね。 でも、完全に消滅した訳でも無いとは思いませんか? 単発機の場合、主翼などの存在で数十%しか残らなかったにせよ、多少でも尾翼に影響を与えれば、 それが左旋回の要因には成らないでしょうか?
この散布された物体の航跡を見ると、3つに分けられるのかな。 1. 翼端の部分でVortexが発生してる部分 2. プロペラの後ろ、後流が有る部分 3. それらの影響を受けていない部分。
真ん中の部分(3)は2つの影響が少なく、比較的長く真っすぐと後ろに流れてます。 翼端はWingtip Vortexの影響が見えてる。 そして、プロペラの後方。 詳細までは分かりませんが、中央に比べて乱れてませんか? 3は真っすぐなのに2は乱れてる。
大した量では無い乱れ方ですが、この「差」が飛行機を左に行かそうとさせてるのでは無いでしょうか。 農薬散布中なので、高速では無いにしても、 離陸時やSlow Flightの時よりも、低出力、高速なので左旋回の影響は少なめになると思います。
- 1172-2 NAME : 古びた管理人 2018/11/05 01:27:19
- パイロットと言う人種は、飛行機を綺麗に飛ばそうとするのが目標です。
・ 真っすぐ飛ぶように、 ・ 綺麗な旋回をする様に、 ・ 乗客に不要なストレスや不快感を与えずに ・ 法律を厳守し、事故の無い様に安全に ・ それらも含めて効率よく ・ そして緊急時には即座に、そして安全に帰還する。
その為、航空力学的に実際に何が起こってるのか?とかは、そこまで重要視されていません。 細かい事は、設計に携わる方々に思いっきり頼っています。 安全に操縦できるのも、ストレスが少なく飛行できるのも、多くの人の協力で可能になってます。
操縦士が一番偉いんだって思ってる人が多いですが、 私は常に、操縦士こそ、大して何もしてない人種だと思ってます。 色んな人のお膳立てがあって、やっと離陸させて頂けるのが現実と思ってます。 パイロットが一番偉いんだ!って思ってる馬鹿にはこのサイトは使って欲しくないって強く願ってます。
そんな事やらで、航空力学に精通してるパイロットなんて一握りでしょう。 大事な数値は技術者の方々や研究者の人らに作って頂いた、表やグラフを参照させて頂いてます。 SlipstreamやP-Factorが何をどれだけしてるのか?なんて知らないです。 左に行くから右にラダーを踏み込もうってのが現実。 それに実際の飛行機は長年の運航で多少でも歪が生じています。 こんな歪は数式にするのは不可能な事なので、体感で微調節しています。 もちろん、整備士さんにも調節を頼ってます。
Kumiさんのレベルから見ると、操縦士の知識なんて馬鹿みたいなレベルでしょう。 でも、それで十分な人種でもあります。 SlipstreamやP-Factorなどなど、そんなのが有るんだ程度しか分かってません。 後は体感で操縦してるんです。 左に行くから、右にラダーを踏もう、、、その程度であり、それで十分。 後は好奇心だけかな。。。 肯定しても否定しても、そんな物なんだで終わっちゃう。
他のパイロットに怒られそうですが、私の認識はその程度です。
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