- 1134 ご無沙汰しています
- NAME : AOZORA 2017/06/22 20:31:20
- 管理人さま、ご無沙汰しています。ヘリコプターについての内容
でしたので久々の参加です。
まず「tailrotor failure」で大事なのは「推力の喪失」か 「コントロールの喪失」かで対処が全く変わることです。
「推力の喪失」はドライブの破断やテールブレードの喪失により テールローターの役目を全く果たさなくなった場合であり、 対処はオートローテーションしかありません。
「コントロールの喪失」はコントロールケーブルの破断等により 意図するyaw方向のコントロールができなくなることで、 推力は形態によりけりですが大なり小なり確保されている 場合を言います。
この場合は条件によりバーチカルフィンのアンチトルクの サポートを受けて滑走着陸に至る誘導が可能な場合も あります。
いずれにせよ「tailrotor failure」が生起した場合で、推力の喪失 に至った場合は即座に意図しない過大な機種上げ、旋転が始まるため
瞬時にオートローテーションに入れる必要があります。
話は戻りますが、コントロールの喪失の場合バーチカルフィンの 効果は機体のキャンバーによりますが40kt付近、90kt付近で釣り合い
が取れるように設計されていることが多いです。これは滑走着陸時 巡航時それぞれにyaw方向の安定性を保つことができるように ということです。不具合発生時のラダー位置が中立でという 条件ですが。
最後にヘリコプターでパワーONで飛行ができるのはコントロールの 喪失までで、推力の喪失ではオートローテーションしか手段 はありません。
- 1134-1 NAME : 管理人 2017/07/11 22:14:05
- AOZORAさん、ごぶさた。
最近は、飛行機から遠く離れた生活で、ここに来るのも稀になってます。
ヘリコプターはBasicのBasicしか触ってないので、勉強になります。
Tail Rotor Failureも簡単な事しか知らなかった? 覚えて無かった? ”「推力の喪失」か「コントロールの喪失」かで ” そらそうですよね・・・・・
Tail Bladeの損傷で教えてもらった記憶もあるけど、 操縦系統(ケーブル等)の故障もあるか。
90Ktsぐらいで、滑走着陸が出来るなら、チョイスはかなり増えますよね。 そりゃ40ktsとか低い方が短くて助かるけど。
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記憶にあるのは、San Jose Policeのヘリコプター墜落。 ATCの録音テープしか聞いてませんが、TowerにTail Rotor Failureの報告。 その5秒以内に墜落かな。 警察ヘリなので、低空飛行をしてたんでしょう。
Tower Controllerは理解する暇も無かったんだろうけど、 1分ほどの沈黙の後に、他の航空機に普通に指示を出してた。 国際空港の経験豊富な管制官でも、判断が出来ない。
何も無い時は、考える時間が多くあるけど 実際に発生すると、数秒しか無いと判断なんてしてる暇は数秒。。。 (その為に訓練をする訳なんですけどね)
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