大阪空港 Runway 32 Left Appraoch End

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1028 レーダーベクター
NAME : 千賀 2014/08/02 11:38:37

図書館で借りてきた本によると、最初にダウンウインドレグがあります。
その次に、ベースレグ、ドッグレグと来るのですが
どういう関係になっているのかわかりません。
また、これらを総称してレーダーベクターというのでしょうか?
どなたでもよいので教えてください。



1028-1 NAME : 管理人 http://www.cfijapan.com  2014/08/02 19:00:55

http://www.cfijapan.com/ATC/Study/ATC-8-3_Traffic_Pattern.htm

基本的にですが、、、滑走路の周りは飛行機が飛ぶべきルートとしてTraffic Patternってのがあります。 上記のサイトを見て下さい。 速度が速くなると大きくなりますけど、アイデアは掴めると思います。

ダウンウインドは、滑走路の方向と反対側になるルートになります。

ベースは、最終着陸コースと垂直となるルート部分です。

着陸滑走路の延長線上をFinalと言います。 離陸後の場合はUpwindとなります。

ドッグレッグは何か分かりません。 曲がったルートの事だと思うのですが、航空用語より日常英語と思います。

Radar Vectorはまったく別の物です。 レーダー誘導と言って、レーダー管制官がレーダーの情報を見ながら航空機を誘導する事を言います。

"ABC Air 333, Radar Vector to XYZ ........"って感じです。

計器飛行方式の場合、ルートが事前に決められていたり、RNAVで航空機の方がルートを決めたりしますが、 Radar Vectorの場合は管制官が他の航空機との間隔を注意しながら目的地点まで誘導してくれます。 忙しい空港の離陸や着陸機に多く使われます。

アメリカの場合はVFR機にも暇ならRadar Vectorをしてくる場合が有ります。 GPSとかRNAVの無い小型機の場合はかなり便利です。



1028-2 NAME : 千賀 2014/08/02 19:27:17

そうですか
ありがとうございます。
それから、細かい話ですがRNAVとVNAVの区別がつきません
あと現在ではGPSを使って飛行するのですが、昔はどうやって飛行していたのですか?



1028-3 NAME : 管理人 http://www.cfijapan.com  2014/08/02 22:29:50

RNAVとLNAVは別物と考えても差し支えは有りませんよ。

RNAVは、任意の地点から、別の任意の地点まで、真っ直ぐな飛行コースを計算してくれる航法システムの総称です。 一般的なのがGPSを代表とするGNSS。 その前ならVORとDMEを組み合わせた物かな。 海洋向けに有ったLORANを航空用に使ったり、航空機の加速度を計算して位置を判断するINSもあります。 (LORANは日米で廃止されています。)


GPS自体は空中の地点しか分からないのですが、内蔵されている装置に入っているコンピューターが計算してくれます。高額な物になるとメモリーが地図を出してくれています。カーナビの地図がGPSにも思えますが、実際はあれはコンピューターが計算してメモリーから地図を出しているだけです。この地図の部分とか、計算をしてコースを求めてパイロットに支持してくれるのが、RNAVになります。


VNAVですが、これはRNAVじゃなくて、LNAVと一緒に語る物です。GPSを使った計器飛行進入の一部です。

LNAVがコースの前後を教えてくれます。(コースより、右や左に外れてるよ・・・・的な)
VNAVはコースの上下を教えてくれます。(コースよりも低いぞ、高いぞ、と教えてくれます。)

実際にはLNAVアプローチ と LNAV/VNAVアプローチがあります。LNAVは左右だけしか分かりません。 VNAVが有ると上下を教えてくれるので、ILSの様なアプローチが可能になります。

ただGPSは民間の航空用には十分な精密さと安全対策がありません。 その為、LNAVアプローチ と LNAV/VNAVアプローチは非精進入扱いです。「非」です。





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