大阪空港 Runway 32 Left Appraoch End

空の話をしましょう! : 返信用フォーム


1048 着陸時のブレーキングについて
NAME : くろ 2014/10/04 07:51:57

飛行機に乗られている方で、教官指示などにもよるのですが、着陸時両足はどこに置かれています?
つい癖で両足の爪先、ブレーキの上に置いてしいますが、下手な着陸のショックでブレーキがかかりロックされてしまう事によりタイヤが一部が剥離したように無くなります。
試験時試験官から指摘されて矯正するようにしていますが、短い滑走路を使用する時、ついつい癖が出てしまい、機体を痛めてしまいます。やはりラダー上に爪先を載せ、ノーズギヤーが接地した後ブレーキ上に足を移動ですよね。




1048-1 NAME : Taru 2014/10/04 12:07:07

くろさん、こんにちは。

足のポジションで悩んでいらっしゃる方は、決して少なくないと思います。
セスナは、ペダルがブレーキと一体なのでわかりづらいですが、ラダーペダルとブレーキが独立した機種だと形状の違うペダルが縦に2個並んでいるイメージで考えると、理解しやすくなります。操縦中はこの下のペダルのみに足をのせ、制動が必要なときのみに上のペダルに足を持っていくのが、安全かつ機体にも優しい操作だと思います。

>やはりラダー上に爪先を載せ、ノーズギヤーが接地した後ブレーキ上に足を移動ですよね。
個人的には、爪先というよりはもう少し後ろの敏感?かつ楽に力が入るところ(土踏まずより少しつま先より)がペダルが載っている気がします。
航空学校によっては、離陸滑走開始時や着陸時最終確認の際に、「Heal Down!」とコールするところもあります。
かかとが床に着いていた方が、楽ですしより精密な操作ができるような気がします。
地上滑走時も、基本形はブレーキから足を離す方が良いと思います。ただ、最小半径で地上で旋回したいときなどは内側のブレーキを使います。

戦闘機のような地上でのエンジンの力加減が難しい飛行機は、常にブレーキに足を載せるように指導しているようですが、民間機ではどうなんでしょう?
こまめに官費で整備、交換ができる環境だと良いのですが・・・。
現在は絶版となった、運輸省発行の操縦教本(FA200を基にした紺色ビニールの表紙)では、
「ブレーキの使用は最小限にとどめ、必要なときに摩耗などでその性能が発揮できなくなることのないように・・・。」
みたいな記述があったように記憶しています。

>短い滑走路を使用する時、ついつい癖が出てしまい、機体を痛めてしまいます。やはりラダー上に爪先を載せ、ノーズギヤーが接地した後ブレーキ上に足を移動ですよね。
蛇足ながら、訓練機には「Anti Skid」が装備されていません。飛行機の荷重が翼面から主輪へ十分移行してから、「人間Anti Skid」よろしく、ロックしないようにペダル圧を調整しながら(いわゆるポンピングブレーキですな!)エレベーターを最後までノーズギアに負荷がかからないように操作しながらの強制動を心がけられると、脚部への負担軽減がはかれると思います。

良い一日を!



1048-2 NAME : 管理人 http://www.cfijapan.com  2014/10/04 15:04:33

大事な事ですが、考えると説明が難しいですね。

絶対にしては駄目な事は「ブレーキをしながらのタッチダウン」です。
くろさんの書く「機体を痛めてしまいます」ですね。
タイヤが消しゴム状態になって、大きな円状の凹みが出来てしまいます。
最悪はパンクや破裂です。 
それだけじゃなくて、経費を大きく削減できるタイヤの再生も難しくなります。
オーナーなら発狂しても不思議じゃ無いです。

でも、くろさん、ラッキーですね。
そんな初歩的なミスだと、修理代と部品代を請求されても不思議じゃ無いですよ。
まあ、教官と同乗だと逃げる口実は出来るけど。
単独飛行や機長になる前に「癖」を治してね。
機長になると「癖だから」なんて言い訳は一切通じませんよ。
でも、もう免許持ってるのかな? まあ、どんな理由でも悪い癖は克服してくださいね。



ーーーーー 考え方

Taruさんの説明も良いですね。
独立してると考えるのも方法ですが、本当にも独立しています。

ラダーとブレーキが一体化されてますけど、本来は別物です。
似た様な目的もあるので、同一の様なデザインですけど。
ちょっと古い飛行機ですが、
ラダーがペダルじゃなくて、10cmほどの鉄棒が横になってる機体もありました。
左の席はその棒の上にもう一本の横棒があり、それがブレーキでした。
右席は、左右に一本ずつの短い鉄棒が並んでるだけです。

って事で、Taruさんの書く独立したシステムって考えるのもお勧めです。



ーーーーー 操縦

大事なので考えた事はありますが、人の足って大きさが違いますよね。
なので、ちょっと自己流で調節してくださいね。
私の場合、足の大きさが29−30cmなので大半の人より楽なんです。 US-11

まず、飛行機の操縦で一番大事なのは完璧にする事じゃなく「リラックス」する事です。
外を見るとか、トリムを多用する様に言うのはリラックスする為にです。
自動操縦装置もその一つですが、使うと訓練にならないので、今はOFFで。

私が最初に言うのは「踵は地面に」です。
意味も無く、空中に足を上げるのは緊張するだけですよね。
ですから、必ず踵は地面に置くべきです。

そして、ラダーを押す時は、踵を地面上を滑らすべきです。
踵が地面に有っても、緊張しなければスムーズに動きます。

ブレーキをかける時は、つま先を押し込んでやるのが普通と思います。
もし、無理なら踵全体をペダルに近づけてやれば良いはずです。

もし、足が小さくて無理なら、足全体を上に上げてブレーキしてください。
ただ私は足が大きいので実体験がありません。
何かの時に急ブレーキをさせようと、足を上げた事は有るかも知れませんが、記憶に残っていません。


本当にベストなのは、エンジンをかける前。
プリフライト点検前や、フライトや勉強が無い時に、コクピットに座って練習して見るべきですね。
Short Fieldをされてるので、ラダーやブレーキの方法は分かっておられるでしょう。
踵を地面につけて、一番リラックスしてラダーとブレーキを操作させる方法を見つけて下さい。

今のくろさんの場合、不必要に足が緊張してると思います。
緊張せずに!と意識して一番の方法を見出してください。

また2本の横棒に戻ります。
ブレーキはラダーの横棒を中心に回転する様に設計されていると思います。
ブレーキの使用は、下の横棒(ラダー)を中心に上の棒を「奥に回転させる」との意思で良いと思います。

Short Fieldで思わずってのも分かりますが・・・・・
実際にShortな滑走路でも、最初に大事なのはブレーキじゃなくて、
空中で操縦する事ですよね? 
ブレーキを意識しすぎるのは疑問ですよ。
操縦する事を忘れないでね。

もし、それが無理ってのなら、その滑走路に着陸しようとするのが、初めから間違っていますよ。
POHのPerformance Chartで書かれてるからって言う理由だけで、使用する滑走路を決めるのは大きな間違いです。
Chartは最小距離を書いてますが、それが使用可能な最短滑走路ではありません。単なる参考です。

ブレーキは着陸後の事です。
着陸までは空中での操作が一番大事で、それが必要です。
ブレーキを優先するフライトは、何処かが間違ってますよ。


実際の操作を文章で表現するのは難しいですが、参考になればと思います。
タイヤに丸い円を付ける人を知ると思わず笑いたくなります。
人の操縦は笑うべきじゃ無いとの考えですが、タイヤの円は・・・・・・



1048-3 NAME : くろ 2014/10/05 06:58:08

Taruさん、管理人さん、ありがとうございます。

ヒールダウンのコールやってみたいと思います。戦闘機の方との操縦教育が混同されていたみたいですね。

ブレーキに関してですが、コンプレックスに乗り出した頃ですが、足上げ操作の前にブレーキかけるのも同乗者から指摘されました。
回転するタイヤを止めてやらなければ、回転したまま燃料タンク下に格納されるため、最悪火災につながる恐れがある。
習うことばかりです。

追記 Sole、Soloでしたね。管理人さんありがとうございます。



1048-4 NAME : 管理人 http://www.cfijapan.com  2014/10/05 09:55:44

コンプレックスに乗って居られるんですね。
なら、開いている飛行機を借りて、くろさんにベストなラダー操作を探って下さい。
エンジンが掛かってなかったら、練習代は無料ですよ。

悩んだ時は、止まった飛行機のコクピットで考えるのも良いと考えています。
気分転換だけでなく、ストレスの無いコクピットで気づく事も多いものです。
簡単そうですが、やってない人が多いのも現実。



スペルの間違いは気にしないで下さい。
他の人も頻繁に間違えてますし、私も間違えますし、そんな物でしょう。
英語は複数言語の集合体ですから、スペルが難しいのは有名な事なんですよ。
そんな英語ですし、スペルの間違いなんて日常茶飯事です。
それよりも、スペルに関して何かしたっけ? 気にしない様にしてたつもりですけど。


皆さんへ、
渡米すれば日本人も外国人で滅茶苦茶な英語を使います。
米国内の外国人でも特に日本人の英語は酷いのが現実なんです。
でも、
日本人は外国人が日本語を少しでも間違えれば簡単に大笑いします。
日本人ほど外国語に弱い国民は無いのに、外国人には差別的に笑います。
パイロットになる人は大半がアメリカで外国人としてお世話になるでしょう。
日本に来てくれた外国人を簡単に笑わない様にね。
(その為か、英語は完璧じゃないと駄目だと思い込み、逆にまったく話せない人も多いけど)

あっ、私の関西語は笑っても良いですよ。



1048-5 NAME : 千賀 2014/10/06 08:15:02

おはようございます。
今日は、天候が悪化していますね。
visibilityも悪化していることでしょう。
もちろん風向きなどもね。
関東には最大級ですからね。
ああ、あはれなり



1048-6 NAME : 管理人 http://www.cfijapan.com/  2014/10/06 09:00:26

千賀さん、みてる?
間に合えば、METARを読む練習をしておくと良いよ。

日本の
http://www.time-j.net/metar/japan/

羽田
RJAA 052330Z 13025G40KT 3500 R16R/P1800N R16L/1600VP1800N +SHRA BR FEW005 BKN008 BKN012 24/23 Q0992 TEMPO 20040G65K

風は「13025G40KT」の部分。
130度から25ノット、突風が40ノット
ノットを時速に変えると分かりやすい。
ノットを半分にすると、風速(m/s)にはなるけど、意味が分かり難い。
飛行機はノットで考えるので。

40ノットなら、小型セスナなら十分な揚力が生まれるかもしれない速度です。
予測の65ノットなら、余裕で飛んじゃいますので、しっかりとロープで固定する必要があります。 理想はハンガーの中だけど。



1048-7 NAME : 千賀 2014/10/06 11:59:18

管理人さんが紹介してくれたサイト、初めてみました。
結構面白そうですね。
国交省にも載っているのですが、あまり役に立たないし、ようわからない状態です。
まぁ、そのサイトもこれからよく観察してみます。
国交省のサイトにも、速度や風のノットと時速の換算表が載ってますよー。
台風18号の情報
12:00現在、千葉県上空を通過し終えようとしているところです。(気象庁のサイトより)
めちゃくちゃ速いですね。
中心の風の速度は100ノット!
すごすぎです。
多分、管制塔や東京ACCなんかでは、デビエーションが行われたであろうと思います。



1048-8 NAME : 管理人 http://www.cfijapan.com/  2014/10/06 15:13:30

千葉県で100ノットか、、、、
今回は早い速度でしたが、
九州から来て、千葉でも100ノットの威力が保たれるのも少ないかも。

その代わり学校が休みだったのかな?
関西でも多くが休校してたとは思うけど、通勤してる学生も居たけど。

METARは世界中で使われてるので、勉強しておいても良いと思うよ。
基本は同じなんだけど、国によって単位が違ったりするけど、
単位とかは明記されてるので、意味不明って事は無いと思います。
苦労するのは後半の備考欄(Remarks)でしょうけど、そこまでは雑学程度で十分でしょう。

Deviationは有っも驚かないけど、その前に欠航してるんじゃないかな?
G50KTと予測されたりしてる状態で、飛行するパイロットは疑問です。
禁止する法律は無いけど、飛行するって判断が異常としか思え無い。



1048-9 NAME : くろ 2014/10/07 06:28:10

ちなみにKnots(ノット)は時計が開発された当時、船のロープをくくり”ノット”を作ったのね。そのノットを船首から一つづつ落とし、船尾まで何秒で何ノット出て行ったかを計算し、船の速力を図ったの。1knot=1852m 蛇足です。


1048-10 NAME : 千賀 2014/10/07 19:46:33

管理人さんへ
確かに50knotで飛ぶなんてありえませんね。
(実際に欠航になった)
まぁ、離着陸時には25knot以下(不確か)であると定められていますけどね。
午後には一気に晴れましたね!
台風の後は、めちゃくちゃいい天気になるのでその時フライトをしたパイロットは眺めがいい空を
見てるんでしょうね。
まぁ、窓からも見えなくはないけど。
いつも天気がいいときは学校の窓からスカイツリー見えてますよ。
(東京は空気悪いし、天候もなかなかいいときないから、一週間に一回のペースでしか見られない)



1048-11 NAME : 管理人 http://www.cfijapan.com/  2014/10/08 11:35:41

ノット、Knot、結び目、、、船から来てる用語だとは思ったけど。1800ぐらいのロープをノットで結んだのが始まりだったのかと思ったけど、昔にそんなに長いロープなんて無いか。 

「1knot=1852m」って事は、1秒で0.5m。昔に秒単位で測るのは楽じゃなかっただろうから、1分間かな?1分間なら約30m。30メートルか100フィートのロープを結んでいたのかな?

---

眺めの良さ。

飛行機にのってると、100メートルから500メートルぐらい上昇するとスカッと前が見えますよ。 (悪天候で雲があったり、雨や雪が降ってたら駄目だけど。)

そんな時に下を見ると、街が濁った水の中に入ってる様に見えます。 まあ、煙が地上を覆ってると言いましょうか。 そんな汚れた大気でも重さってのが有りますから、層の様に見えます。

視界が悪かったり、スカイツリーが見えないのは、空気中に何かの目に見える粒子が有ります。 水滴、埃、煙かな。 水滴だと霧か雲。都市の場合は煙やゴミ、埃もかな。

浮遊物なんで、風が吹いたり、上昇気流が強い時は飛んでいて、地上でも綺麗に見れます。 スカイツリーが見えるのは風が吹いているか、吹き止んだ直後でしょう。 雲があれば風が有っても見えないけど、雲が無いのに見えないのは空中に浮遊物が多い場合です。

「雲が無いのに見えない」とか「地上に発生する雲=霧」ってのは操縦する者には大きな影響が有るので、暇があれば勉強しても良いかも。

『大気の安定性』てのがキーワードです。



1048-12 NAME : くろ 2014/10/08 17:02:44

ウィキから抜粋

”28秒砂時計の砂が落ちきる前にロープの等間隔の結び目(knot)をいくつ繰り出したか」で速度を測っていた。”

時計は時計でも砂時計とは。


管理人さん、私だけかも知れませんが、晴天の日に危険を感じるのがパイロットではないでしょうか。



1048-13 NAME : 管理人 http://www.cfijapan.com  2014/10/08 23:45:37

28秒の砂時計とは、砂時計でも中途半端ですね。
30秒のつもりだったけど、後世の再計算で28秒だったと判明したのかな。
まあ、その当時は時間にルーズな時代だのは間違いないでしょうしね。

「晴天の日に危険を感じるのがパイロットではないでしょうか。」
これは、よく飛行機を考えている人なら同じ様に考えてると言うか、事実です。
一番危ないのが、Day VFRで特にClearな日です。
筆記試験にも無かったけ?

街の上を飛んでいると、下に居る飛行機は風景に隠れて見えないしね。
それに天候が良いと、VFR機も増えますしね。

それに、TowerがあればTowerが完全管制をしてると勘違いしてる人も居ます。
実際にTowerは努力してるけど、彼らが見えるかは「運しだい」ですしね。

そして夜も

NightのClearでは、空中衝突防止には良いけど、
False Horizonって言って、上下左右が分からなくなる人が多くなります。
雲中フライトと同じって言いましょうか。

いつも計器は参考にって言う私ですが、
IMCと 夜間のど田舎&海上フライトは計器飛行で飛ばないと危ないですからね。
Hoodを被った場合と同じですから。
光源が少ない夜間は、かなり危険です。
都市の上や近くだと、昼間の様に明るい場合が多いから楽だけど。

Hawaiiのあるレンタル会社は、夜間はIFR Pilotにしかレンタルをしないんだって。
確かに離島に行こうとすると、ほとんど光源がない。



1048-14 NAME : 千賀 2014/10/09 18:49:05

こんばんは。
着陸のブレーキについてですが、
よく管制官からこんな発言が・・・
"All station, this is Chitose approach, RWY-01R is now open. Braking action is all section poor. RVR is 600m" (ミスパイロットより抜粋)
っていうのがありますね。
その路面のブレーキが限界値ってよくわかんないです。
わかる方、教えてください。



1048-15 NAME : 管理人 http://www.cfijapan.com/  2014/10/09 23:24:42

Brake Action で Poor は AIM-Jで「極めて不良」って表現されてますね。
厳密には「摩擦係数」で測定してるみたいです。

物理の授業で、摩擦の勉強ってした? 
中学での記憶は無いのだけど。
摩擦係数は、摩擦を計算する時に、掛ける数字です。(積だったかな?)

交信は、、、
「皆さーん、こちらは千歳アプローチです。 滑走路の01の右側が再開しましたよ。 滑走路全域でのブレーキの効きは結構悪いしね。そんで、滑走路上から見える距離は600mだよん。」って事です。

大雨か雪でも降ってるのでしょうかね。600mは良くないです。VFRでは降りられませんし、計器飛行でも神経は使う。 まあ、ILSを打つには十分だけど、DHに到達した瞬間でのRVRが600mのままとは限らんからねぇ。



1048-16 NAME : 千賀 2014/10/10 22:16:13

DHでRVRが600だとも限りませんね。
特に雪とかだと・・・
管理人さんの訳、間違ってはいませんけどあまりよくないというか、話し言葉にするのは
個人的にはあまり好きではありません。
(すいませんね・・・)
英語はあくまでも意思疎通のための道具でありますからね。



1048-17 NAME : 管理人 http://www.cfijapan.com  2014/10/10 23:20:06

RVRは測定器の位置が決まってるのでDHの場所よりも、まあまあ前です。
これぐらいの数値では、結構変動しやすいのも現実かな。
低い数値なので、ちょっとの変化でも大きいと言いましょうか。



「話し言葉にするのは」
これって駄目ですか? 意思疎通には最適と思うんだけどね。 和訳を頼まれると、思いっきり関西語で和訳する人間なんです。

「せすな12345はん、京都タワーどす。滑走路25に着陸しておくれやす。風は200から20ノット吹いておす。」

嫌味じゃないけど、通常の和訳では上記の感じで和訳するんです。「ふざけてる」って感じを受けると思うでしょう。けど、これこそ意思疎通との考えです。京都の人間やと、古い人だと、敬語ではあんな感じで話したりします。 

教科書的に訳すのは、間違いじゃ無いけど、形式過ぎて訳が硬くなり過ぎると考えます。 言葉の実際の流れを忘れてしまい、慣れない日本語を使ったり、普通の会話では省略するのを無理に訳して意思が通じなかったりと、杓子定規な訳は良くないと思っています。そして実際の外国人の前では萎縮する人が増えるとの考えます。

適当に省略したり、省略されている部分を補足したりするのが自然な訳になると考えています。 私の思いは「絶対に直訳するな!」です。「意味を伝心すべし」が大事。そこで、話し言葉や方言を故意的に入れる様にしています。略がやたらに多い日本語です。そんなのを直訳すると不自然になるだけでなく、訳自体が不可能になります。 「ふざけてる」と思うでしょうけど、これぐらい気楽に言った方が早道だと思ってください。


ちょっと考えてみてください。"I love you"ってのは英語では頻繁に使います。何と訳した方が良いでしょうか。答えは無数にあるので、正解は有る様な無い様な物です。

飛行機の世界は厳格に!でしょうか。 それも間違いじゃ有りません。 でも肩の力を抜くのも操縦士には必要です。 人間が何時間も緊張するのが絶対的に安全と言えるでしょうか? これには回答は分かりません。

好みで考えるのも大事だし、環境も大事。 これから操縦も学び、色々と感じてください。 千賀さんが理想としてるのが良いのか悪いのかは、今後に分かると思います。 One of yor Choiceって事で。



1048-18 NAME : 千賀 2014/10/11 16:16:06

確かに、訳は何通りかはありますね。
自分にぴったりの訳でいいんじゃないでしょうか?
管理人さんの場合は、関西語で訳せばいいですし、私ならば
「JAL123便、滑走路34Rに着陸せよ。風は方位200度から20ノットで吹いている」
みたいなかんじで訳してますよ。
管理人さんのおっしゃる「直訳するな!」
なんかかっこいいですね。
でも、英会話でも交信でも意思疎通をするには直訳だけではだめですね。
熟語や構文が多いですから、それを利用したほうがいいですね。



1048-19 NAME : 管理人 http://www.cfijapan.com  2014/10/11 23:25:53

千賀さん、

冷たい書き方ですけど、「訳はご自由に!」
ポイントは、英語の世界では直訳の必要は一切無いから、細かい事を考えちゃ駄目!って意味です。
完璧に話そうとか、書こう、訳そう・・・・と思ってる間に、会話は先に行っちゃいます。

それに、教科書どおりに人間は話しません。
何度も書きますが「意味」や 「気持ち」を伝えるのがコミニケーション。
英語や日本語、言語は、その道具でしか無いのです。

日本人は完璧を求めるばかりに、英会話が世界的に下手で有名です。
でも、日本の外国人には厳しい。
外国人の方が頑張って日本語で会話しようとしてるのに、安易に笑う日本人が多い事。
「おもてなし」なんて言ってるけど、
直ぐに外国人の日本語を笑う日本人に、そんな心が有るのかなんて疑問です。


なお、私の場合は日本語で話す時は日本語が頭の中に出てきますが、
英語の時は、基本的には何語もありません。
英語も日本語も微量にしか出ません。
止まった時には、日本語か英語が出て来ますが、その程度です。
現地の日本人も大半は同じだと思います。




「熟語や構文が多いですから、」
日本語の専門用語なので、ちょっと分かってませんが・・・・
それも分かりますが、日本語はとにかく「略」が多いでしょ。
日本語では一番大事な、主語でも安易に省ける言葉でしょ。

それに、英語で有っても、和訳では省いた方が綺麗な日本語になる場合が多いし。
英訳しようとすると、実際の元の日本語では、色々なのが省かれています。
真面目に訳をしようと思うと、それを考えるのが手間です。
(目の前にアメリカ人が数名居たら、会話に乗れませんよ)

私が和訳で故意的に関西語やふざけた日本語を使うのは、
直訳なんて無意味だよとのメッセージがあります。
千賀さんなら、江戸弁って言うのですか? 下町の言葉って言うのでしょうか?
標準語にとらわれない方が早いですよ。
極端ですが、日本語の共通語はテスト対策程度で十分以上だと思います。


それから、
航空無線は英語の単語を使ってますが、あれは英語と言うには無理が多すぎます。

それと、日本人管制官は独特な発音で交信しています。
また管制官の人と話す機会があれば、あの発音の裏側を聞いてみたい物です。
初めは驚いたけど、通じてるからね。 秘密が知りたい。




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