- 1013 航空あるある
- NAME : AOZORA 2014/04/22 09:41:10
- 管理人さま、空好きな皆さま、新年度がスタートし、ボチボチ疲れがたまる頃ですね(>_<)
煮詰まったときに、時折寄らせていただいているこちらでも忙しい皆さまの状況がわかります。
さて、皆さまご存じのとおり、この春、特定操縦技能審査制度がスタートされました。
26年4月1日以降、特定操縦技能の審査に合格していない操縦士は、一旦ライセンスの効力 が停止し、機長として飛行することができなくなりました。
特定操縦技能審査を合格しますと、2年間の有効期限が付与され、晴れて機長として操縦すること ができるようになります。
事業会社に所属します当方も例外ではなく、社内の機長審査を年に1度受検しまして、その初年度 として、今年度から、特定操縦技能審査終了証の交付(承認)を得てまいりました。
会社では、技能管理のシステムが確立しており、受検の流れというものがイメージできますが、 個人の方がたが、付近の特定操縦技能審査員を見つけて、機体を準備して、受検に至るまで、
想像するに大変なのでは・・・・と思ってしまいます。機体の所有者が有償で審査を行った場合 航空機使用事業に該当してしまうことや、受検の対価としての費用面が統一されていないなど、
スタートした制度ではありますが、まだまだ不明確な点がありそうです。
本日は「航空あるある」ということでコーヒーブレークしたいと思います。
その1:滑走路14の反対は? というとみなさんどうされてますか? 頭の弱い当方は、 最初に2を足して、あとに2を引くで「32」という計算をしております。
最初に2を足せないときには、2を引き、あとに2を足すでOKです。
その2:風速20KTは 秒速?m/s 数字の半分の10m/s
その3:IAS100KTの標準バンクは?
約17° IAS/100+7
その4: 6°1割の考え方
正方形の一辺が角度60度で1:1の比率から、6°で10分の1というドンブリ勘定
パス6°で1NMでは約185m パス3°では約93m(300FT)
グライドパス上で滑走路が視認できる高度(視程/6)FTという設問もINSTの国家試験 に出ますが、6°1割のパス及び高度が出せればルールオブサムを知らなくても答えがでます。
その5:気圧逓減率 1inch 1000ft
前日29.52inchから 翌日30.02inch
- 1013-1 NAME : AOZORA 2014/04/22 19:29:35
- 上記 その4は正三角形の誤記でした(*_*)
- 1013-2 NAME : ふくねこ 2014/04/26 22:44:15
- なかなかに実用的な「あるある」いいですね。
R/Wの逆は、飛んでる空港が1個しかないので、06-24で何も考えてませんでした。 それより、たまにしか行けないのもあって、普段平行滑走路の06Rで飛んでる時に、いきなり24Lとかって言われると、右と左がこんがらがっちゃったり・・・ ^o^; それも'Cross 24L at Delta, Cleared for Take-off 24R at Delta'とか言われると、「え”!?Leftを通過してRight? え?右?」な〜んてオタオタしそうです。 (普段はTaxi-wayから「右折」して6R。たまに「左折」して24Lなので。) 頭ではわかってるんですが、まだ身についてません。 ^^;
ところで「標準バンク」ってなんですか? HoldしたりしてMake360するときの基本的なバンク角? いつも何気に時間稼ぎに10〜15度くらいで適当に回ってるんですが・・・。 小型機で85kt程度で飛んでるときは、15度強で回るのが標準的なんでしょうか。 う〜ん・・・考えたこともありませんでした。 Holdの時も、Traffic回ってる時も、アプローチに入る時も、気分次第でい〜加減に回ってます。 ^o^;
あ、明日から訓練再開で渡航します。 まだ荷物も詰めてないけど・・・。 ^^;
- 1013-3 NAME : AOZORA 2014/04/27 10:24:35
- ふくねこ様 こんにちは、訓練頑張ってください!
標準バンクは、スタンダード レート ターン時のバンク角という意味で書きました。
2分間で360°旋回できるバンク角で、旋回計を見て、玉を中央、針をSRT位置
に合わせることで速度を知らなくても達成できるのですが、探り舵をなくすためには
知っていたほうが良いです。IAS(TAS)/10 +7° が正しいですね。
「操縦は操縦桿を動かさないこと」今必要な姿勢を維持するのに必要な操縦桿の位置は
常に1点のみです。その位置をいかに短時間で決められるかが操縦技能だと考えます。
この業界では、ほんとうにドンブリ勘定が役にたってます。捜索救助が任務の防災機
B412では、JET A-1を使用しているのですが、ドラム缶1本:200L=350LBS=160Kg=53GAL
で約30分飛行可能(FUELコンサンプション700LBS/h)です。捜索に要する時間、救助に
要する時間、進出・帰投に要する時間及び予備の時間を考慮して、搭載する燃料を決定
します。通常待機は1時間半の燃料を搭載してますが、受報内容から増減させて対応
してます。英、仏、米等使用機体により搭載燃料の単位が異なるので、今日使用する
機体はリットル?ポンド?パーセント?給油車はガロン単位ですので、さらに換算が
必要です。そこで役に立つのがドラム1本、ほにゃららなのです。
また、何か思いついたら投稿させていただきます。
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