- 993 よろしくお願いします
- NAME : Fukuro 2014/01/04 10:30:48
- 上田様、ふくねこ様、皆さま
ありがとうございます、改めてよろしくお願いいたします。
私は昭和27年の生まれで、敗戦後の色がまだそこここに残っていたようです。 記憶では私の田舎、栃木県のほうでもその頃、星印の米軍プロペラ機が、時々 低空で飛んで来ていたようです。
何も知らない子供の私は、嬉々としてそのプロペラ機に手を振り、その飛び 去る機影を見えなくなるまで追っていたものです。
時代は下って、映画「永遠のゼロ」が最大の興行収益を上げる気配で、昨年の 「風立ちぬ」も大ヒットして、にわかにゼロ戦ブームのようです。
どうしても飛行機に思いを馳せる時、先の大戦そして敗戦、戦勝国米国による 航空産業の禁止に至るのは、その世代の特徴かも知れません。したがって、 ここホノルルのパールハーバーには、まだ一度も訪れたこがありません。
日本の敗戦後の飛行機不在は青息吐息で、先日も都内の書店で航空機関連の 雑誌を改めて探しましたが、高校生の頃に愛読していた雑誌は全滅でした。
一方こちらの書店では、航空機に限らず車、船おまけに銃まで、あるわ あるわで、わが国との差を改めて思い知りました。
その中で面白そうなものがありましたので、以下にご紹介させていただきます。
PLANE & PILOT: http://www.planeandpilotmag.com/ 自家用飛行機、またその愛読者を対象にした雑誌のようです。AOPA, Aircraft Owners and Pilots Association の機関紙に近いかもしれません。
PC PILOT: http://www.pcpilot.net/ フライトシュミレーションの集大成とも言うべき雑誌で、先の大戦の戦闘機から、 F−15、ジャンボジェット、またその操縦装置、計器パネルまでも扱っています。 出版社は英国ですが、英国も航空産業が盛んな国のようです。
Fukuro
- 993-1 NAME : 管理人 2014/01/16 13:50:59
- 趣味に関しては規制の緩いアメリカは範囲が広いですよね。
日本ももっと規制緩和が進んで欲しい物です。 特に航空関係。
雑誌は「Flying」なんてどうでしょう。 http://www.flyingmag.com/
今は米国のAOPAの会員になって、毎月日本までAOPA Pilotって雑誌を送ってもらってます。 Plane and Pilotよりも好きです。 会員には無料で、日本までは年に40ドルほどの送料が必要だったかな
後は8ページとか短いのが多いけど、日本ではアメリカで何が出回ってるのかを知る由も無い。 複数を購読してたけど面白かったなぁ。まあ、インターネットの時代になって消滅したかも。
- 993-2 NAME : AOZORA 2014/01/27 19:29:07
- Fukuro様 管理人様
ほのぼのとした内容に、ついつい寄らせていただきました。当方40歳防災HのPです。先日「永遠の0」 見にいってまいりました。開始30分後くらいからグスグスいってました。鹿児島県の鹿屋には縁あって
少々土地勘がありまして、鹿屋基地からの出撃のシーンでは、基地の南から高隈山系を西にパンする映像では、忠実に山の稜線が再現されており(現在の地形のみ残しCGでアンテナなどを消していた)
ああ、懐かしいと感慨にふけりました。実際土地勘のある者が水先案内の任で特攻の機体を奄美大島付近まで先導していたとい聞きます。開聞岳を過ぎて南下するときの隊員の心情を考えますと涙があふれます。
当方、現在は幸いにも空を職業としておりますが、現在の日本がありますのも、日本にとって財産たる有能な方々の志の上にあるものだと、改めて感じた次第です。
平和な空が戻った昨今ではありますが、残念ながら、日本の空は誰しもに解放されているとは言えないのが現状です。日本の空を飛行するには、あまりにお金がかかりすぎます。それゆえなれる人が限定されてきます。
お金がある人か、自衛隊、警察、海上保安庁の構成員くらいしか事実上なれません。特に、防災、ドクヘリのパイロットになろうと思えば、2000時間以上の飛行経験が必要となります。これだけの経験は、官公庁の操縦士にでもならなければ、到底無理です。実任務を顧みると、その特殊性から、その飛行時間という飛行経験は妥当である面も感じますが、その線引きが、フライトスクールから直接スカウトする道を断っているといえます。
ダメダメいっても、見渡せば定年間近なPがほとんどという現状にはかわりありません。もう少し公的支援によりパイロットが供給できるシステムになればなあと思わざるを得ません。
去年、アグスタの教育も終了し、個人のスキルは向上しつつありますが、業界全体のげ現状には、数年先が見通せない不安な部分を感じる今日このごろです(>_<)
- 993-3 NAME : AOZORA 2014/01/27 19:57:47
- 追伸
職業柄、見学にみえる方々にもいろいろな方々がおられます。先日は、戦時に操縦士 として従事された方々がおみえになりまして、B412ヘリコプターの性能について、
出力は「紫電改」と比していかほどですか?とのご質問を承りました。当方、回答を 持ち合わせておらず、離陸出力は1800馬力です。と答えるにすぎませんでした。
のちほど、ネットなどを用いて、誉エンジンのスペックを勉強いたしましたが、レシプロ エンジンで、なおかつ十分な資源もなく、品質の良い燃料も確保できないなか、運用できて
いた日本軍のレベルの高さには脱帽せざるを得ません。どれほど高いレベルで教育されていた のか、今となっては知るよしもありませんが、個人がまとまっていたことはいうまでもありません。
機動航空部隊を編制し、太平洋を戦場に対艦、対空戦を行ったのは、後にも先にも、 日米以外にありません。推測航法で母艦に帰ることすら大変であったでしょうに。
「永遠の0」を観た映画館には、老夫婦、高校生くらいのカップル、色々な方が観にきていました。 個人的には、すごく嬉しかったです。今生きていられる喜びみたいなことを感じていることで、
多少の壁ならば、超えていく勇気が芽生えるのではと考えます。たった70年前に、自分の希望 すら自由にならない時代があったのだと・・・私たちはしっかりと受けいれなければならない。
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