985-1 NAME : 管理人 2013/10/26 04:23:08
堀江さん、おはようございます。
難しい質問ですね。 個人的にはエアラインは勧めていません。 飛行機の操縦が好きなので、こんなサイトを運営していますが、 職業としては競争が激しくて、甘くないってのが現実だと考えています。
その為、仕事を辞めてまで投資するのには否定的なのです。 好きで飛ぶ、免許が欲しい、資金に余裕が有る、ってなら分かりますし、 飛行機を通して学べる事も多いので、それなら勧めます。
堀江さんは24歳ですから、 30歳が限界と言われているので、時間には余裕があります。 時間は無いと勘違いされていますが、時間が少なすぎるとは思えません。
トレーラーを運転されているって事ですから、 運動神経も良いでしょうから比較的楽に教官までは成れるでしょう。 エアラインに限定せず、人間性に問題が無ければ、 操縦士として何らかの職は有るかも知れません。 でも決めるのは会社であり、人事です。
それに飛行機は想像以上に面白く、めきめきと腕が上り、 信じられない速度で知識を積めるでしょう。 でも、それは誰にでも共通ですから「錯覚」はしないでね。 面接に漕ぎ着けても、皆さんが同じレベルか、もっと上です。
でも、時代も変化してまして、 あのJALが倒産(厳密には会社更生)なんて事があり、 LCCなんて言う航空会社が世界的な流れです。
これらを考えると、今後は経費削減の流れになるでしょうから、 今までの様な事はなくなると思います。
「パイロット=高収入」って時代は徐々に無くなり、 より公正な給与体制になると思います。 まあ、高収入目的でなく「本当に好きな人が、一般的な給与」で飛ぶ時代になるかな? なんて思ってます。
エアラインは強力な組合を持ち、行政も厳しくて、 日本での変化は早いとは思えませんけど。 まあ、行政の力が強くても外国資本が入ってくると、 法的な保護とか特権とか何て言ってられませんからね。
今のアメリカは、操縦士の人気が減っていまして、 私の大学では、私が卒業した専攻が消えたぐらいです。 格安化の為、操縦士の給与も見直されて、一般的になってます。 アメリカ人の知り合いにB−747のパイロットが居たのですが、 50歳で不動産屋になったのがいます。
一般的な給与になると、日本のエアラインも体制の見直しをするでしょう。 すると、堀江さんの様な自費でライセンスを習得した人間に より多くの道が開けるでしょう。 するとチャンスは増えると思います。 現在でも有るそうですが、かなり倍率が高くて不可能に近いそうで、 まだまだ現実性は低いとか聞きます。
それでも、現状はかなり厳しい状態です。 私は勧めません。 でも、大事なのは堀江さんの気持ちだと思います。 「20代の時に飛行機に挑戦せずに、後悔してる」なんて 思う可能性があるなら挑戦して下さい。 人生は一度しかありません。
でも、安くない挑戦です。 アメリカで数千万円、そしてまた日本で数千万円の訓練費が必要と言われています。 それで、やっとエアラインの面接と言う場所に行けるそうです。 そこでの倍率は100倍以上とも聞きますが、明確な資料がある訳でも無いですし、 全員が不合格になった事も有ると聞きます。
数年の時間を捨て、数千万円のHigh Risk Very LOW Returnな 投資をする余裕があるなら、止めはしませんが、厳しさは伝えます。 まあ、学ぶ事も多いですけど、それに数千万円の投資が見合うかは疑問ですね。
宣伝とかを見ると生徒欲しさの為に、就職が可能とは書くでしょうけど、 確立が明記されていないのが現実かと思います。
985-2 NAME : かっしい 2013/11/01 23:30:40
私ごときがコメントするのも変ですが、
失礼ながら、英語の能力はどの程度でしょうか? 向こうに行ったら何とかなる! なんて言葉に騙されてはいけません。 国内で出来る事は全てやっておくべきです。 少なくとも英検2級程度、TOEIC 600程度は取っておくべき。 そんなの、お金掛けなくても、NHK の語学講座と、市販のテキスト、問題集程度で身に付きます。 又、その程度の語学力が有れば、スクールのHPを見れば、外国人の訓練生を受け入れてくれそうかどうか見分けがつくと思います。
スクールによっては、外国人の訓練生が、とるべき手続きを丁寧に解説してあるページを用意してくれていたりします。 間違っても、まとめて○百万 とかって料金表を出す所に行っちゃダメですよ。 アメリカのスクールなんて色々ですが、自家用なんて、娯楽で取る資格です。 長期休暇取れる時に、ボーナスやら、煙草やらコーヒー代を我慢して貯めた金をかき集めて、払える分だけ乗って来れば良いと思います。
自家用取った上で、その先を考えたらいかがでしょう?
自家用ごとき取るのに、仕事をやめるべきじゃないと思います。
985-3 NAME : おさぼり訓練生 2013/11/22 09:32:52
管理人様 初めて拝見させて頂きました。 ATC等とても感動しております。
そして堀江様 おせっかいと思いますが私も空大好き人間ですので少しお話させてください!
皆さんがお書のようにラインは個人負担で事業用の機種限定まで取るのは金額的に現実的でないのかな? と思います。
海外での就職では門も多少広がるでしょうが国内会社への就職希望でしたらやはり厳しいと思います LCC等が増え以前と比べるとましにはなったのでしょうが、それでも費用を掛けずに即戦力になる 自衛隊退職者などが優先採用ですし・・・・
私の知人は自衛隊でP3Cに乗っていましたが、プライベートジェットのパイロットの話が舞い込み 勇み足で自衛隊を辞めたのですが、結局立ち消えになってしまい某LCCに就職しました。
因みに年棒ははっきりは語らないのですが税込で800万以下と思われます、、、 それから、オーストラリアに渡航して機種変更訓練を行いやっとフライトです。。 個人で訓練費用を捻出した分をなかなか取り戻せないかなと・・
大体の概算ですが自衛隊の場合でパイロットの養成に3億円程度と言われております。 回転翼や、戦闘機等ひっくるめての概算ですのであてにはならないでしょうが・・ 自衛隊の募集は年齢的に終了していると思いますが もしも4年生大学を卒業されているのであれば航空大学の受験が間に合います。
否定的な意見ばかりで申し訳ないですがここから本筋に入りますね!
堀江さんがどうしても、空への憧れが固定翼でしかもエアラインに限定されるのであれば 興味のない話になりますが、とにかく職業として空で働きたい!!! とゆうことならば回転翼はどうでしょう?
私はあくまでも趣味ですが回転翼の訓練に行っております。 そこでよくする世間話なのですが、高度成長期時代に国がヘリパイの補助金を出して各航空会社はヘリパイを養成しました。 国内での木材需要で山間部からの木材吊り出し・水田や松林での農薬散布が主な事業内容でした。
その後騒音問題や重要の減少で仕事がへってしまい、助成金制度も終ると莫大な費用が掛かるヘリパイ養成を 航空会社さんはしなくなりました。
結果、現在現役で活躍されているパイロットの9割位がが50〜60代の方らしいです。
近年はドクターヘリや官公庁のヘリ運用が増え重要が見込まれるのにベテラン世代の退職ラッシュでヘリパイ不足の全盛期に突入するしてしまいます。
若い方も勿論おられますが、ブンブン飛び回っていた時代が終わり飛行時間の伸びない業務形態でますます後継者不足らしいです。 私の教えて頂いている教官も62歳です。
へりならば国内での業務が殆どでしょうから、ATCでの英語をクリヤーすれば業務には支障ないですし(笑)
職業パイロットになるまでの(エアラインと比べて)訓練費用も少なくて済みますし。。。 何よりも就職のチャンスはぐっと増えると思います。。
私は年齢でゆうと、自費訓練で今からでも事業用ギリギリ目指せるかな?とゆう年齢ですが自分の事業もありますので 今からは無理ですが。。
堀江さんはまだお若いので是非とも夢を叶えて下さい!! 長々とすみませんでした!
985-4 NAME : 管理人 2013/11/26 21:46:56
おさぼり(?)訓練生さん、かきこみありがとうございます。
堀江さんが見ていて頂ければ良いのですが 返事が無いので、衝撃が強かったかな。
まあ、相当の覚悟が無いとやっていけない世界です。 努力だけで何とでもなる世界じゃないので、 早まった決断さえして頂けなければ良いのですが。
人生を捨てる覚悟なら、ヘリコプターも一考ですね。 これから、日本の空も変化して行き、 良識で判断できる時代が来ると思うのですが、どうなるでしょうね。
高収入目当てでは無く、空は本当に好きな人が残れる時代になって欲しいですね。 その意味ではアメリカの方式は好きなんですけどね。
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