- 956 Private Pilotでferryってできる?
- NAME : ふくねこ 2013/06/16 16:40:17
- ちょっと前の掲示板でも話が出ていましたが、機体をFerryする場合の疑問があります。
小型機を米本土で買って、日本までFerryしようとしたとします。 足の長さは後部座席に増槽を積んで、長くできているとしますが、それでも小型機ではハワイまで届くのは難しいですよね。 (大きな機体で足が長く、かつ大型の増槽を積めるのならいざしらず。) おのずと西回りか、東回りで陸地沿いに飛ぶことになるのだと思います。
ここで例えば、よく有りそうなアメリカ〜カナダ〜アラスカ〜ロシア〜中国?〜日本と飛んだ場合、この時はFAAで発行されたPrivate Licenseで飛べるんですか? FAAでライセンスの発給を受けても、日本で飛ぼうとしたら日本のライセンスの発給を受けなければいけないですよね。 なら、各国を経由する場合、経由国のライセンスを事前に取っておく必要がある? そんなバカな話も無いと思うんですが、どうなんでしょう。 国際線のパイロットが、行く先々のライセンスを持っているとも思えないし。 それとも、事業用定期便の場合は離着陸地(各国)への申請だけで済むとか? じゃぁ、個人で機体をFerryするのはムリ?
って、現実ではありえない疑問(単なるネタ)なんですが、実際のところどうなんでしょう。
- 956-1 NAME : ピロット 2013/06/16 23:27:12
- ふくねこ様
当方、アメリカへのフェリーとアメリカからのフェリー経験者でございます。(JAナンバーとNナンバー) 私は、FAAとJCAB双方の事業用多発計器を持っています。 今まで3回という数少ない経験の中での話になりますが、書類上の手続きとしてはNナンバーの機体ならFAAのライセンスが、またJAナンバーの機体ならJCABのライセンスが有効と認識しております。 私の場合は全てIFRでのフライトでしたので問題無かったのですが、ロシア国内でのVFRが可能かどうかを確認しないとトラブルになるかもしれませんね。(情報不足ですみません。) よく考えたら洋上飛行が長くなるので、現実的にVFRは不可能とは思います。 なのでプライベートでも可能だとは思いますが、IFRは必要かと思います。 ペトロパブロフスクカムチャスキーから北海道へ向けて飛行した経験もありますが、その時の機体はそんなに高度が取れない機体でしたのでHFラジオが必要でした。(しかし結果的にはラジオが通じず、デルタ航空のパイロットに通信をリレーしたもらいましたが。) その同じルートを与圧の付いた高度の取れる機体で渡った時は、HFが不要だったと記憶しております。 その他、新潟上空経由でウラジオストックへ飛んだ時はVHFのみで充分でした。(高度は24,000フィートでした) あと注意事項として、ロシアの空港では、有効なロシアのチャートを使ってるかを確認されますのでご注意ください。
- 956-2 NAME : 管理人 2013/06/17 03:56:49
- ピロットさん、書き込みありがとうございます。
私にはInternational Flightの経験も無く、何と書けば良いのかと思案してました。
古くて現敵的な情報ですが、私が知っていたのは IFRである事 = Instrument Ratingが必要 日本でN-Numberを乗るには、毎回許可が必要 = 免許が不要でも毎回特別な許可が必要 そして今では 英語能力の証明書 予測の範囲で、事前認証と計器飛行かな・・・・と思ってました。 国際線を飛ばすエアラインなら、専属の人が居て手続きは楽なのでは予測はしています。
しかし、3回もフェリーをされてるのですか! 羨ましいですね。 アメリカから日本なんて、長年の夢ですよ。 まあ、今は技量も落ちて単独飛行もヤバイですけどね。 今回、C-172と182に乗ったのですが、ヤバイレベルです。
- 956-3 NAME : ふくねこ 2013/06/17 22:28:18
- ピロットさん、ありがとうございます♪
(Pilotさんとお呼びした方がいいのかな?)
貴重な経験談をありがとうございます。 もちろんアタシのとっては、興味だけでまったく無縁な世界ですが、色々な意味で刺激になります。 なので「ご注意ください」と云われても、注意しなけりゃいけない事態は来ないでしょうが。 ^.^;
でもでも、少なくともIFR Ratingがあれば、米国から飛行機を持ってこれるのねって事がわかりました。 もっとも、その前にIFRどころかPrivate取らなきゃいけないし、もっとそれ以前に宝くじ当てなきゃ・・・ですけどね。
ありがとうございました。 今後ともよろしくお願いいたします。
- 956-4 NAME : 管理人 2013/06/18 06:00:39
- 私は、この様な夢を持つは良い事だと思いますよ。
引退した今でも、アラスカ・ロシア経由で八尾まで飛行したいなぁ・・・・なんて思います。 実現できれば、これほど嬉しい事はありません。
真面目に答えて頂いたピロットさんには、ちょっと失礼かも知れませんが、夢を持たせて下さい! 今後も夢で終わる話や質問で終わるかも知れませんが、相手してください。
- 956-5 NAME : ピロット 2013/06/18 10:15:16
- ふくねこ様 & 管理人様
いえ、ピロットでお願いします。 そうですね、取り合えずFAA自家用の取得に全力投球して、その後は計器飛行にチャレンジですかね。 私が訓練してた時には、情報収集の方法に限りがありましたが、現代ではこのようなサイトがあるので百人力ですね。(羨ましい) 夢を実現するためにも頑張ってください。 今思うと1990年の訓練してた頃に、ふくねこ様が思い描いてる全く同じ事を仲間と話していた日々を思い出しました。 本当に懐かしいです。 その時は若かったという事もあり、ただ気の合う仲間と冒険をしたかっただけなんです。 しかしチャンスというのは突然訪れるもので、大事なのはそのいつ訪れるか分からない数少ないチャンスに向けて、必要な資格をちゃんと取得されておく事です。 私事で恐縮ですが、当時は空前のヘリコプターブームの時で固定翼のしかもFAA事業用なんか取得してどうするの〜などと同じ日本人の生徒からは罵声を浴びたものでした。 帰国後も就職活動や飛行学校探しをしてる時には「FAAの事業用なんかを持ってたって・・・」等と冷たく対応されたのを昨日のように覚えています。 あまりにも周りの人たちにそういう言い方をされると、一時は「そうなのかなぁ」と思うようになった時もありました。 しかし、それから12年後に突然その罵声を浴び続けたライセンスを生かす時が来ました。(本当に突然にです)
夢で終わるかもしれないフライトを夢見て今を楽しんだらいいんだと思います。 私も自分が経験した事しか伝えられませんが、それで良ければ投稿させていただきますので!
PS;あのアラスカの大自然は人を無心にさせるエネルギーがあります。
- 956-6 NAME : Taru 2013/06/19 18:23:42
- 皆様、こんにちは!
そういえば、2年ほど前南カリフォルニアの某飛行場、某氏のハンガーにJAナンバーのセスナが置いてありました。なんと、意図的に薄消し(決してモザイクではない)しているようにも見えますが、明らかに日本の某使用事業会社の名前が書いてありました。その会社名やロゴは、おそらくふくねこさんや私Taruがよく目にしているものだったようにも思えます( ^^) _旦~~
この飛行機をピロットさんが持ってきたかは定かではありませんが、日米を小型機で横断する来るピロットさん、すごいです!
これからも、色々と教えてくださいませ<m(__)m>
- 956-7 NAME : ピロット 2013/06/19 21:58:07
- Taru様
こんばんは。 そのセスナは、残念ながら私が運んだ物ではないですねぇ。 Taruさん、日米間を飛ぶ事なんて、アメリカでライセンスを取得した皆さんなら誰にでもできますよ。 但し、ロシア人の管制官の英語はクセがあり、凄く聞きにくいので慣れが必要かも。 あと必要なのは度胸のみです。 単発でオホーツク海を越えた時は向かい風が強くなり、グランドスピードがTASの半分にまで減少した時は流石に少し死を覚悟しました。 フェリーフライトをしている最中、上空では普段考えないような事がよく頭をよぎります。 色んな事が走馬灯のように。 本当に、今思い返しても不思議な事です。 経験の範囲内でなら答えられますので、その時は何なりとご質問ください。
- 956-8 NAME : Taru 2013/06/20 15:35:59
- ピロットさん、こんにちは。
心強いお言葉ありがとうございます。 これからも、よろしくお願い致します。
Taru
- 956-9 NAME : 管理人 2013/06/20 21:59:21
- 一度、フライト話を聞きたいですね。
それに来年からは日本での飛行が難しくなると聞きました。 もしかしたら、来年はその様な話が多いかも。
関西地方や中部地方にお越しの時は是非、一報を! 色々と教えて下さいね。 (私の夢でありましたが、現実からは遠い世界でした。)
- 956-10 NAME : ふくねこ 2013/06/20 22:07:16
- ピロットさん、重ねがさねありがとうございます。
当初は単なるLicense上の疑問でしたが、気持ちがちょ〜先走って夢を見るようになりました。 ^o^; これは、ぜひアメリカで機体買って日本に運ばなきゃ♪ 3〜4日で運んでこれるのかなぁ?
まずはガンバッてPrivate取ります。 んで、そのままIFR Rating取得して。 (宝くじ当たったら)機体買って日本に運んできます。 その節は、1人だと寂しいので、どなたかご一緒にいかがですか?
(すみません、仕事が一段落したので少々ハイになってます♪)
Taruさん。 薄消しJAナンバーの機体、写真撮ってないですか? 気になる〜。
- 956-11 NAME : Taru 2013/06/20 23:26:47
- ふくねこさん、こんばんは!
6座のセスナで、航測用の穴があいていたようにも見えました。 あいにく、写真は撮っていませんが、、、ふくねこさんが身近でよく見るロゴでした^_^
どうもです。
- 956-12 NAME : ピロット 2013/06/21 09:26:51
- Taru様
こちらこそ、どうぞよろしくお願い致します。
管理人様
教えられるような大した知識はありませんが、経験談程度でしたらいつでもどうぞ!
ふくねこ様
先の長い話かもしれませんが、アメリカで機体を購入する際に注意点をひとつ。 それはドキュメント、いわゆる書類関係です。 日本で耐空検査を受検する場合、各装備の書類が大事になってきます。 日本の場合、その機体の装備品に関する書類の有無が求められます。 書類が揃ってないと、航空局から耐空証明を頂けません。(その為に機体を転売する人もいます。) よく耳にするトラブルは、安価な飛行機を購入して日本に持ち込んだ後、そのような事が起きるそうです。 ですので、宝くじ若しくはカジノで大当たりして購入する事になった時には思い出していただけたらと思います。 あと何日で空輸できるかは、その機体の種類や増層タンクの有無にもよります。 私の3回の経験の中では、全て増層無しです。 参考までにセスナ208キャラバンをオクラホマから日本へ空輸した時は、ロングレンジパワーTAS150ノットで1週間かかりました。(到着時間の影響でロシアのアナディルで予定外の1泊をさせられました) 空輸する事になったら、是非とも管理人さんの夢も叶えてあげてください。
- 956-13 NAME : 管理人 2013/06/21 10:47:43
- 体験談は是非聞きたいですね! その時のチャートは残ってますか?
日本へ機体輸入は大変でしょうね。 それと、外国人はアメリカでは飛行機の登録が出来ませんので注意。 Registration Certificate。 アメリカ人、永住者、米国企業が可能です。
ピロットさんとふくねこさんがアメリカで会社を起せば、一気に色んな問題が解消!? 何でも良いから法人化してEビサを取り、飛行機をアメリカで登録する・・・・・ 訓練費用を投資として、会社を作り費用を最大限活用する。 その隙にSSNと運転免許書もゲット!
全ては宝くじですね。 あっと、アメリカの方が一等賞金が大きい時が大半ですよ! 100億円のチャンスも・・・・
- 956-14 NAME : ピロット 2013/06/22 01:03:44
- 管理人様
残念ながら昔に使ったチャートは再び使う事が無いので、殆んどを破棄してしまっています。 しかしロシア等、滅多に行けない所の物はコピーも含めて研究用に保管してある筈ですが・・・。 少なくともアメリカ国内の分はネットを通じていつでも閲覧できるので、残ってませんねぇ。 私の場合も管理人さま同様、ジェプセンチャートよりもNOSチャートの方が見易いので好きです。 ジェプセンは何かゴチャゴチャとした印象がありますが、国際フライトの主流となっているので飛ぶ場所によっては仕方なく使っています。
ふくねこ様がミリオネアーになる日が、今から楽しみですね。^^
- 956-15 NAME : ピロット 2013/06/24 12:01:30
- 管理人様
昨日、ネットを閲覧してたらとても参考になるサイトを見付けました。 もう既にご存じでしたらすみません・・・。 今まではロシアへ飛ぶ時には、高価なジェプセンチャートを購入しなければならなかったのですが、それはもう不要のようです。
http://www.lib.utexas.edu/maps/jog/russia/
http://aviadocs.net/aip/index.htm
ただ、これらのPDFファイルをスムーズに保管整理できて、効率良く閲覧するためには私の知るところによるとipadなどのツールが必要です。
- 956-16 NAME : ふくねこ 2013/06/24 21:50:04
- ピロットさん、ありがとうございます。
アメリカで機体を購入する際には、ぜひ書類についても気を配りたいと思います。 (も〜すっかりその気♪) またロシアのchartも入手可能なようで。 もうこれで空輸も万全です!・・・かね。 ^_^;
管理人さん。 > それに来年からは日本での飛行が難しくなると聞きました。 もしかしたら、来年はその様な話が多いかも。 って、どういう意味ですか? また何か法律が変わりそうだとか?
現地で会社作っちゃうのはいいかも。 空港横にソフトハウス構えて、空港内のofficeで管理人さんにcfiやってもらって、ついでに日本向けに機体の買い付けやって、ピロットさんに空輸してもらって、ついでに同乗して日本に帰国するとか。 わっはっは♪ 面白いですね〜。 (も〜大前提の宝くじがスッ飛んでるぅ。 ^o^;)
いかんいかん、掲示板が夢想部屋になっちゃう。
- 956-17 NAME : 管理人 2013/06/25 13:23:11
- テキサス大、すごい。 よく集めた物ですね。
しかしVFR Chartを見てみると、空港の少ない事! Airwayも無ければ、NAVAIDも見られない。 でもJoint Operations Graphicって何だろう? 航空図じゃない可能性も無いかな。
って事でネットを続けて調べてみると Each JOG is prepared in two types; one is designed for air operations and the other for ground operations. なんて書かれているサイトがありました。 続きを読んでると、AIRとGroundが有ったので、テキサス大のコレクションはどっちだろう? 広くて、何も無い国ですからね。 アラスカより少なくても驚かないけど、本当に何にも無い。 自動車用の道も無い。 あれがAIR用だと、本当に驚きですが、もしかしたらVFRと言う考えが無いのかもね。
ロシアのAIPはThanksです。 リンク集に載せて、久々の新着情報にします。 何か日本のより見やすい様な気がしたりして。 まあ、地域性なんでしょうけどNDBが元気ですね。
> それに来年からは日本での飛行が難しくなると聞きました。 セスナ100と200シリーズの点検項目が厳しくなるとの噂を聞いたのです。 実際に実行されると、あまり宜しく無いとか。 また聞きなんで、詳細は不明。
ふくねこさん、サマージャンボ頼みますね。 それまでにピロットさんには、ATPをGetして頂いて、、、、と。
ATP、がんば!
- 956-18 NAME : ピロット 2013/06/25 18:35:29
- ふくねこ様
今は夢物語でもいいじゃないですか〜。 それを目標に色んな事に取り組んだらいいんだと思います。 小型機を空輸するルートとしては、私が通って来たルートしかありませんので、時間のある時にでも今からコツコツと研究したらいいんだと思います。(それが今後の計器飛行の資格取得にも役立つと思いますので) ふくねこ様の夢が叶うよう見守ってますので!
管理人様
ロシアのチャートは喜んでいただいて光栄です。^^ 管理人様がおっしゃるように、国土の割には飛行場の数が少ないと感じるのが現状です。 参考までにNCA(ニッポンカーゴ)の友人によると、日本から北米への運航では、通り道の近くでありながらも安全を確保できる見込みが無いとの事で海や砂漠扱いになってるとの事です。 5ヶ所のロシアの空港に乗り入れ経験のある私にはうなずける感じです。 ロシア(ソ連)とは、ついこの前まで冷戦状態(大韓航空007便の撃墜がショックで忘れられない・・・)だったという事が未だ頭に残ってるので、出入管手続き中もギョロっと睨まれたりもするかと思えば笑ってお話する事もあり、個人的には毎回凄く複雑な緊張感を感じました。 ロシアのヘリを除いた小型機がどういう飛行方式なのかはわかりませんが、この地図を見てると制限された空域も殆んど無いので改めてVFRのチャートの必要性も感じませんが・・・。 ロシア国内を飛んでると、困るのが他機の状況です。 ロシア人はラインパイロットでも皆さんロシア語でATCをされるからです。 まぁ、トラッフィクも重なった事が1度も無いので交通量としては大した事は無いのでしょうが、それでも毎回気になりました。 あと、私が気を配ったのが非常食と寝袋などのアウトドア用品(サバイバルキット含む)です。 地図をご覧になってお分かりのように、飛行する場所によっては飛行場や街の全くない海沿いでも砂漠のような所をかなりの時間飛行します。 そして何かあって緊急着陸したとします。(飛行機は壊れても生還する自信は充分にあります) どうですか? 救助の飛行機は来れても降りられない(US−2みたいな機体があれば別ですが)・・・恐らくヘリは航続距離が足りずに救助不可能か若しくは来れてもかなりの時間を要する筈です。 飛行ルートにあたる地域は夏でも寒いです。(特に砂漠の夜は想像しただけで・・・) そして私が一番懸念してるのは、今迄に遭遇した事のない地上動物さんのお出迎えです・・・。 恐らく私は美味しそうに見えるでしょうから、私をレアで食べたくてしょうがない彼らとサバイバルの為に戦わなくてはなりません。 実はこれが一番最悪なシナリオなのです・・・。 すみません、なんか脅かしてるような書き方になってしまいましたがこれがロシア国内フライトの現実です。
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