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140 ありがとうございます。
NAME : motoki nozato 2014/06/24 13:11:41

 管理人様、ふくねこ様、質問のご返答ありがとうございます。
これからも、管理人様のホームページで勉強させて頂きます。今後ともよろしくお願いいたします。
 それで現在、HUMAN FACTORSを勉強しているのですが、酸欠の時に使う航空機用の酸素ボンベは、医療用とは違い、
湿気が含まれていないと貴ホームページで学びましたが、そしたら、からからの気体を吸ってると、やたらと喉が乾いたり、
喉が乾燥して痛くなることもあるのですか? 



140-1 NAME : 管理人 http://www.cfijapan.com/  2014/06/24 22:30:57

すいません、テキストからの情報で私には実体験がありません。

マスクにも色々なタイプがありますし、呼吸方法も個人差があるので、人それぞれと思いますよ。鼻を付けるタイプとか、鼻呼吸の人なら乾き難いとは思いますし、酸素100%って訳でも無いでしょう。まあ、冷たい外気を暖めるだけでも、空気は乾燥しますので、単純な回答は無いと思います。

自分が使った事が無いだけでなく、喉がカラカラになったとは聞いた事もありません。 個人差かも知れませんけど、私は普通でも飛行すると喉が渇く方でしたので考えた事も無かったですね。

回答にならず、すいません。



140-2 NAME : ふくねこ 2014/06/25 19:20:49

短く書けそうだったので横やりです。 ^^;
元ネタはスクーバダイビング用のボンベですが、航空機用のボンベも同じだと思います。
ちなみに酸素ボンベでなくて、空気ボンベね。
一部の特殊用途以外は、通常の空気を圧縮して詰め込みます。
で、なんで詰める空気を乾燥させるかですが、吸入中に詰まるからだと聞いています。
圧縮空気が発熱するのはご存じだと思いますが、保管中は大気温になります。
そこから大気圧(またはそれ以下)で放出すると急激に温度が下がります。
そうすると圧力調整してるレギュレーターって部品で水分が凝固して詰まっちゃいます。
いったん凝固すると、結構長い間空気が出てきません。
もちろんボンベ内でも結露しますから、本体の腐食などで再利用が難しくなったりします。
って事で、圧縮空気用のボンベは空気を乾燥させて充填します。
そのため空気ボンベを充填するには、結構大掛かりな装置が必要です。



140-3 NAME : おやじ 2014/06/25 22:16:17

私は使った事無いんですが、酸素だと聞いています チュウブで鼻から吸うタイプが一般的で酸素濃度を上げて防ぐみたいです
周りの空気と一緒に吸うから喉乾かないじゃないですかかね?
ダイビングは、喉乾くから飴舐めながらモ潜ってました



140-4 NAME : 管理人 http://www.cfijapan.com/  2014/06/26 03:50:37

レギュレーターが有る、無しに関わらず、空気ボンベじゃなくて、やはり酸素ボンベだと思うんだけど、どうなんだろう。 高高度でのフライト経験が極端に少ないので、聞かれると自信がなくなります。

私の理解では、不足する酸素を補うのが目的ですし、100%に近い方が運行時間も長くなるので、わざわざ普通の空気を圧縮しますかね。

100%酸素を地上で吸えば判断力が落ちるだろうけど、上空だと気圧が下がるから比率よりも酸素の圧力が大事になるのでは? 気圧の変化と高度に応じて、外気と混合させるのが主流と思ってた。

スキューバだと、周りは水なので空気を圧縮する事に理解は出来るのですが、航空の場合は薄くても大気がまだ存在する訳ですし。 それに高圧と戦うスキューバと、低圧と戦う航空では同じ様なボンベで目的でも、環境が違いすぎると思うのです。

後は「価格」でレギュレーターが決ったり、マスクの種類が決るんじゃないかな。 鼻からのは一番安いので、それが使われてるのかなと思ったのですが。

「MIL-027210, Type1」がガスの種類みたいだけど、成分が検索しても出てこなかった。

さてさて、ボンベの中身はなんだろう、知ってる人が居れば一発なんですが。



140-5 NAME : ふくねこ 2014/06/26 06:22:02

お〜!航空機用って酸素なんだ!
知りませんでした。
やっぱり素人が関連で推測するとダメですね。

でも酸素って劇薬とか危険物扱いでしょ?
医療用ですら個人で買えないくらいですよね。(うちの父が使ってましたけど契約業者経由)
あ、酸素の濃度基準とかあって、一定濃度以下とかならいいのかなぁ。

いずれにせよ、混乱を与えましたことをお詫びします。
(でも云いたかったのはそっちじゃ無いんですけどネ。 言い訳言い訳・・・^o^;)



140-6 NAME : ふくねこ 2014/06/26 06:30:16

webで登山用品のボンベ見たら「酸素缶」って書いてあった。
ってことは酸素って、普通に売ってる?



140-7 NAME : おやじ 2014/06/26 07:51:49

おはようございます、グライダーで使っているのはhttp://userimg.teacup.com/userimg/527.teacup.com/sata/img/bbs/0003400.jpg
こんなシステムです



140-8 NAME : 管理人 http://www.cfijapan.com/  2014/06/26 11:30:30

おやじさん、ふくねこさん、 おはようございます。

おやじさん、
思いっきり医療用と書かれてますね。日本じゃ航空法が違うんですかね。 手元のFAA関連の本に航空用と書かれたのが無いかなと探したのですが、文章が見つかりませんでした。  でも自信をもって書きますが、昔から筆記試験の問題に使える酸素の種類に付いてがあります。 選択肢が「溶接用、医療用、航空用」があり、どれが使えるか?ってのが問題でした。

筆記試験の解説本に説明が書かれているのですが、FAAのテキストには何処に書いてあるのか探しています。回答は「MIL-027210, Type1」」と言う種類のガスだと思うのですが、ネット検索で出てこず、FAAのサイトにも出てなくて。



ふくねこさん、
云いたい事は間違って無いので、違うんじゃ無いかと言う所を指摘しました。結露と凍結が問題で適確な説明文だったので何も書きませんでした。 すいません。

酸素の購入はどうなんでしょうね。 アメリカは特に注意書きも無く売られているので大丈夫だと思うのですが、日本に規制があっても驚きはしません。 まあ、旅客機に普通に持ち運ぶにはアメリカでも制限は掛かるし、搬送にも航空便では禁止はされてると思いますが。

ボンベに空気でも酸素でも高圧なガスを詰め込むには大きな危険が伴うので、業者側に規制が有るかも知れませんね。

酸素缶は、普通のスプレー商品と同じと違いますかね。 あの薄い缶なら圧力は低いと思います。 爆発したら危険なのは美容用も殺虫剤と同じなんだろうけど。



140-9 NAME : 管理人 http://www.cfijapan.com/  2014/06/26 12:21:56

英語ですが、こんなページを発見。

TYPES OF OXYGEN

Aviator’s breathing oxygen (MIL-O-27210C) is supplied in two types (I and II). Type I is gaseous oxygen, and type 11 is LOX. Oxygen procured under the above specification is required to be 99.5 percent pure. The water vapor content must not be more than 0.02 milligram per liter when tested at 70°F and at sea level pressure. This is practically bone dry.

Technical oxygen, both gaseous and liquid, is procured under specification BB-0-925. The moisture content of technical oxygen is not as rigidly controlled as that of breathing oxygen; therefore, the technical grade should never be used in aircraft oxygen systems.

The extremely low moisture content required of breathing oxygen is not to avoid physical injury to the body, but to ensure proper operation of the oxygen system. Air containing a high percentage of moisture can be breathed indefinitely without any serious ill effects. However, the moisture affects the aircraft oxygen system in the small orifices and passages in the regulator. Freezing temperatures can clog the system with ice and prevent oxygen from reaching the user. Therefore, extreme precautions must be taken to safeguard against the hazards of water vapor in oxygen systems.

http://navyaviation.tpub.com/14218/css/14218_253.htm

ドメイン名を見ると海軍から?



140-10 NAME : 管理人 http://www.cfijapan.com/  2014/06/26 17:20:45

もう少しサイトを調べてみると、海軍じゃなくて海軍のマニュアルを集めたサイトみたいですね。

簡単に説明してみると、操縦士向けの供給酸素、MIL-O-27210Cには2種類のタイプがある。
Type I が ガス状
Type II が LOXとも表現される、液体酸素。

基準としては:
99.5%以上の酸素・純度。 
(あまり高い数値とは思え無いけど、十分だと思う。たぶん、湿気と窒素を取り抜いた大気なのかな)
湿気の量は、1リットル当り 0.02ミリグラム以下 
(0.00002グラム/リットル、
気温:華氏70度F(摂氏21度C)、海面気圧 (Sea Level Pressure))

This is practically bone dry. って事でカラカラ状態。
boneってのは一種のスラングで「殆ど」とかの意味があります。(結構、アメリカ人は会話に使います)
Boneは骨ですし、「骨だけ残った」て意味から来てるのでしょう。

次の段落は、他の酸素より、湿気に関する管理度が高いと書いています。

最後の段落は、湿気が無いのは人間の体を守るのでは無くて、
氷点下の気温が、小さな穴や管を「氷」で詰まってしまうのを防止すると。
(ふくねこさんの最初の説明にありましたよね。)

湿度が高いのは健康上の被害は無い・・・とは書かれていますが、
最初の質問にあった「喉がカラカラ」に関しては何も触れられていません。
チャンスがあれば与圧された民間機でなく、
マスクで飛行する戦闘機のパイロットさん達に聞いてみたいですね。
そんな人に出会える機会なんで、まず無いよね。



140-11 NAME : おやじ 2014/06/26 17:55:24

皆さん、管理人さ間違った情報すいませんでした
航空機用酸素あるんですね 勉強になりました
これからも宜しくお願いします



140-12 NAME : 管理人 http://www.cfijapan.com/  2014/06/26 21:03:28

おやじさん、 気にせずに。
医療用でも実際のグライダーに使用されてるんでしょ?

厳しいと言われる日本でも、全てがアメリカより厳しいとは限らないのでしょう。
もしくは保温を条件としたシステムなのかも知れません。

航空用はアメリカでは頻繁に見るのも事実ですが、使用経験は数えるほどです。
私も勉強になりました。

本当に気にせず、また書き込んでくださいね。



140-13 NAME : motoki nozato 2014/06/27 01:11:48

 管理人様をはじめ、多くの方々から教えて頂き有難うございます。


140-14 NAME : 管理人 http://www.cfijapan.com/  2014/06/27 13:32:15

Motokiさん、

色々な人が答えて、思わぬ方向に話が飛びましたね。
しかも、不必要な程に細かい回答にもなった上に、
本来の疑問であった「喉がカラカラ」ってのが答えられない。

---

重箱の隅を突いて御免なさい。
でも、勘違いがあると危険なので・・・・

先ほど、読み直してみました。

一番最初の所に書かれたのですが・・・・
酸欠時に使うんじゃなくて、酸欠を防止するのが目的です。
酸欠時にも使うべきですが、本来の目的は「防止」ね。酸欠の対処法にもなりますけど。



140-15 NAME : 管理人 http://www.cfijapan.com/  2014/06/29 16:10:54

ふと考えると、近所に元航空自衛官が居ました。 元管制官で、交信はしてなかったけどJAL123の航跡をレーダーで見てと言う人で、その人に知り合いが居ないかと質問してみました。

帰ってきたのが・・・

「酸素マスク」と言っても何種類かあり全てが同じかとは言えないが、個人的にはノドが乾くといった感覚は無いとの事です。

理由とすれば戦闘機のパイロットならばフライト前に出来るだけ水分を摂ってからフライトに臨むからだそうです。

戦闘機の乗務員はGスーツなど全身にいろんな暑苦しい装備を付けるので「かなり汗」をかきます。その為に脱水対策として水分補給をしっかりします。Gスーツを着込む乗務員にとってはこの脱水、Dehydrationは大きな敵になるそうです。

(飛行前の水分補給は重要事項なので、カラカラには成り難いと考えられるのでしょうか。これは私らレベルでの夏場の訓練生にも言える事ですね。)

ただ、一部の戦闘機では4G以上かかると、無理やりにでも体に酸素を流し込むため加圧酸素が供給されるようになっており、その際は慣れるまではかなり喋りづらく、息もし辛かったそうです。

緊張や厳しい戦闘訓練をしない限りカラカラにはなった経験は無いとの事。カラカラになるとしたら、酸素のせいではなく単純に汗をかいてノドが渇いた時位だそうです。


米軍のパイロットは20,000ft位までだったらマスクを外して水分補給をする人も居るそうだとの余談も。

以上の様な回答を貰いました。

カラカラの理由は乾燥よりも緊張みたいで、3000フィート程度の私らと同じ見たいですね。乾燥よりも心理的要因?

途中で加圧ってのがありましたけど、確か100%酸素だけで、十分な酸素補給が出来るのが40,000 feet (か41,000 feet)だと教えてもらった記憶が蘇りました。 地上での酸素が持つPartial Pressue(酸素の分圧)が、40,000フィートと同じだとか。(もしくは、加圧されてない100%酸素で適切な判断が可能な高度上限だったかも。)




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