- 143 上昇勾配
- NAME : 山猿 2014/06/29 07:19:54
- お世話になります たまたまIFRの出発方式を調べていたら次のような記述を目にして疑問に思ったのですが「5.0% climb gradient required up 1000FT 」と書かれていた場合に、C172ではどのように上昇すれば良いのでしょうか? これは「何ft/minで上昇すれば良い」とかの意味ではないのでしょうか 頭が悪くてすみません
- 143-1 NAME : 管理人 2014/06/29 16:33:27
- 山猿さん、
今は時間が無いので、手抜き説明。
必要なら、また後で回答しますが、これは計器の示す速度ではなく、 風の影響も含めた対地速度、Ground Speedで計算します。 IndicatedやTureじゃなくて、Ground Speedね。 ATISやTowerのWind Reportが大事です。そして、指定高度(この場合は1000フィート)まで同じと祈りましょう。
実際の計算は無理なので(大変なので) 通常はアプローチプレート(U.S. Terminal Procedures Publication)の裏に書かれている、"CLIMB/DESCENT TABLE"ってのを使って計算します。 一度、裏表紙を見てください。 めくると表があるでしょ? それを使います。
縦の軸が角度 Gradent、で横軸が対地速度です。
面倒なので、90ノットを基準にすれば良いと思います。 今回なら795 Feet/Minの上昇率。 これはちょっと数値が高めなのでVxの速度で上昇するとして、そして風が向い風と祈り、対地速度60ノット、530 FPM。
ギリギリ過ぎるのなら、細かく計算して下さいね。 それか障害物が危険なので、Low CeilingやLow Visibilityなら違う離陸方法をリクエストするか、飛行自体を止めて下さい。
Jeppesenのチャートでも、似た様な表が有りますが、何処に出ているのかまでは不明です。
手抜き解説ですが、こんなんで良いですか?
- 143-2 NAME : 山猿 2014/07/01 06:49:05
- じゅうぶんです グランドスピードなのですね アプローチプレートの裏面を見て、さらに自分でもいろいろ調べてみます ありがとうございました
- 143-3 NAME : 管理人 2014/07/01 11:02:06
- 手抜きな説明で、すいませんね。
本来は三角関数を使って求めるべきなのでしょうが、あの表を使うのが主流と思います。 通常のILSは3度と考えると、上昇ですが5度って急ですね。
忘れそうで面倒なのがGround Speedへの換算だと思いますので、そこを注意してくださいね。
Sea Levelでは大きな問題は無いと思いますが、High Density Altitudeでは注意して下さいね。それと乗客がギリギリまで乗っている場合。
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