- 93 crabとside slip
- NAME : ふくねこ 2013/08/22 10:15:15
- よく有りそうなネタなので既出かとは思いますが。
crabとside slipって同じものですか?違うものですか? 着陸時の横風に対するApproachという意味では同じとも云えますが、Maneuverとしてどうかと云う意味です。 Maneuvers handbookを見ると、特にそのような表現は見当たらず、普通にCrosswind approach & landingになっているようです。 (手元のASA Visualized Flight Maneuvers Handbook for High Wing Aircraft)
crabはカニってくらいですから、機首を風上に向けて横歩き?で降りてくるものだと想像してます。 一方handbookに記載されたものがside slipだと思っていますが、この場合は機軸は滑走路に正対した状態で、風上にbankを掛けて「旋回」運動状態で降りてくるように記述されています。
同じものでないとしたら、現在のアタシはcrabって事になると思います。 Rudder踏んづけて機首を風上に向け、Aileronで機体を水平にしてApproachしています。 (なんせ傾いてると、何とな〜く変な感じなので・・・。) あるいは、風上側にbankさせた状態では機首も風上側に向いて、これをまとめてside slipと呼ぶのでしょうか。
web上で色々と見ていると、同じと表現されていたり、違うものとして紹介されていたり・・・。 結局定義(があるとしたら)はどっちなんでしょう。
名前だけ似て非なるもののForwerd slipってのは、今回体験してきました♪ いやぁ、Rarryで使う減速操作みたいで面白いもんですね。
- 93-1 NAME : 管理人 2013/08/22 11:26:53
- おはようございます。
CrabとSide Slipは書かれている様な事ですよ。 アプローチ中の横風対策と思って下さい。
着陸・アプローチ中は必ず何らかの横風が存在して、飛行機はセンターラインから左右します。 Wind Calmと報告されていても、若干の風は上空には吹いています。 まあ、程度の問題です。
Crabは風上に機首を向けて、センターラインを守る方法です。(正解です) そして、接地の直前にラダーでセンターラインに機首を向けてやります。
Side SlipはLongitudinal Axisをラダーでセンターラインに平行にして、エルロンで機体を傾けつつ位置調節をします。 エルロンを使うと旋回、Yawingが起こりますが、これを無理やりラダーで機首を平行にします。 「ラダーで平行、エルロンで位置」って感じです。 この時は機体が風上方向に傾き、軸が平行になって、片足で着陸する様な方法になります。
実用的な考えでは、長距離、エンルート、Long Final, Downwind, BaseなどではCrab。 Ground Reference ManuverでもCrabです。
Side Slipは好みでCrabの代わりとして使い分けます。 長距離で使うと書かれている様に変な気持ちになるのが普通ですから、 Short FinalぐらいからSide Slipに切り替えても良いかと思います。
両方とも訓練をすると思いますが、最終的にはご自身で決めます。 個人的にはSide Slipの方が楽ですが、これも好み。
Side Slipの方がシステム的なので楽な気がしています。 Pitch = Airspeed Power = Altitude (PAPI) Rudder = Parallel Aileron Center Line と規則性と言うか、混乱が少ないので好きです。
エアラインは乗客が多いのもあるのか、Crabが主流ですよね。 ふくねこさんは「何とな〜く変な感じなので・・・」ですから、Crabでも良いと思います。 猛烈な横風の時に予備としてSide Slipは学んでおくべきと思います。 まあ、それほど猛烈なら他の空港に行く方が絶対に安全ですけど。 (うん? グアムに他の空港があったけ? 無ければ数分間上空で待機するべきかな)
- 93-2 NAME : ふくねこ 2013/08/22 21:54:19
- 管理人さん、ありがとうございます。
漠然としていたものがスッキリしました。
今回の訓練では、普通に?着陸できるようになった(みたいだ)し、Low passでフヨフヨと数ft AGLで踊るのも楽しかったし♪ 実りの多い訓練でした。 まぁ実際には中心線を維持するためには、どうしたってRudderだけでは足りないので、自然にside slipも併用することになると思います。
あとは・・・やっぱり英語ですね。 ^_^;
ちなみにグアムに最も近い空港はAndersen AFBですが、さすがにここは降ろしてくれないので、一番最寄りの空港は直線で50nm離れたロタ島ですかね。 ^_^; もちろんOver seasになりますけど。 なので、結局VMCになると上空待機です。
- 93-3 NAME : 管理人 2013/08/23 14:02:20
- どうもです。
Low PassフヨフヨはGo Aroundですかね。 Flairの高さを教える方法でも有りますが。
「まぁ実際には中心線を維持するためには」 そうですね。 着陸は計算機やPCで計算しながらする物ではないので、 無意識にRudderやAileronを調節する様になりますね。
英語は永遠の課題でしょう。 日本語と英語は違い過ぎます。 理解するというより、慣れて楽になると表現した方が無難かも知れません。 ここらは、人それぞれの考え方が有りますが。
GuamでのCrosswind対策は・・・・大変ですね。 Terminal Forecastなどシッカリと確認して離陸しないと駄目って事ですね。 そして、万が一の強風対策も。 Crosswind Runwayが欲しい所でしょうけど、幅が広い分でカバーするって考えなのかな。 それとも風向はかなり一定に近いのかな。
- 93-4 NAME : ふくねこ 2013/08/23 21:04:36
- あれもGo aroundになるんでしょうか。
まぁ接地せずに最終的には上昇するんですから、Go aroundっちゃGo aroundなのかな? 通常のTouch down pointから、Throttleを制御して高度数ftを維持したまま数千ft「飛行」してから上昇してました。 その間、Rudderは蹴りまくるわ、Yokeはガンガン動かすわで、結果的に機体はDancing状態でした。 (もちろんInstructorの人の操縦ですよ!) これが結構面白かったんで、アタシもやろうとしたんですが、時間的にTrafficが混んできてて、OptionをRequestしたら、Touch and GoしろってTowerに云われちゃいました。 ^o^; (か、あるいはコイツはアブネ〜ゾ!と思われたか。 ^.^;)
気象については、Officeには常時TAFやLocal Radar画像(NOAAのやつ)が表示されてて、皆さん常時見て飛んでます。 なので、ちょっとヤバそうって事になったら、普通にFlight Cancelしてます。 それに比較的風向は安定してるので、風向にも依りますがGust 20ktでも結構皆さん飛んでるようです。
- 93-5 NAME : 管理人 2013/08/23 22:21:25
- 微妙な事を考えると何とも言えませんが、Go Aroundの一種でしょう。
でも目的が着陸時の訓練方法だったと考えるべきで、実践のGo Aroundと言うべきかは不明ですね。
気象は注意して下さいね。 でも太平洋の中で訓練されている人は風に強いですね。 ホノルルでもMETARを見てると夕方ならG20ぐらいは頻繁と言うか、 ほぼ毎日でしょ。 GuamやHNLの人は凄いと思います。 (その代わり、滑走路は広くて大きくて羨ましいけど。)
- 93-6 NAME : kiyo 2013/08/29 15:09:08
- 久しぶりに来ました。
クラブとスリップでひとつ確認しておきたいのは、「コーディネートされているかどうか」です。 クラブは進行したい方向よりもやや風上側に旋回してからロールアウトしてStraight and level flightに戻ります。この場合ボールは真ん中で人もまっすぐ座っているように感じます。相対風も胴体の両横を左右均等に流れてくれます。風がなければ機首方位にまっすぐ飛行するけど風に流されてくれるので予定の進行方向をキープできます。横風のアプローチで喪使えますね。特に旅客機は乗客の心地よさとエンジンを地面に当てないためにクラブを使います。
サイドスリップは、旋回方向と反対のラダーを踏み込むことでYawを減らし、機首方位が変わらないまま機軸がバンクの方向に平行移動するもので、相対風はバンク方向から吹きそ、バンク側の胴体側面に当たります。バンクの強さと風の強さがつりあえば横風着陸時にセンターラインを守れます。ボールはバンク方向に落ちています。パイロットも同じ方向に滑り落ちるような感じを受けているはずです。これはコーディネートされていません。着陸時の軸線を気にする尾輪式ではこちらが横風着陸の主流です。 「Rudder踏んづけて機首を風上に向け、Aileronで機体を水平にしてApproachしています。」どうやらこれはクラブではなくスリップだと思います。ボールは真ん中にありますか?
Forward slipも力学的には同じようなものですが、サイドスリップが機首方位を進行方向と平行に保つのに対して、こちらは進行方向に対して角度をつけ、滑っていく方向が進行方向と平行になるようにします。そのため胴体に当たる風が抵抗になりフラップのような働きをしてくれます。
- 93-7 NAME : 管理人 2013/08/29 20:59:45
- Kiyoさん、アドバイスありがとうございます。
Coordinateは大切ですね。書くのを忘れてました。 バランスが取れてないとCrabさせる意味が無い。
ふくねこさん、 次回はForward Slipってのを体験してくださいね。 Kiyoさんの説明以上に実際にやると面白いです。 文章にすると、何も感じませんが体感すると面白いですよ。
- 93-8 NAME : ふくねこ 2013/08/29 21:15:51
- kiyoさんお久しぶりです♪
あ〜んど、アドバイスありがとうございます。 Coordinateについては、大丈夫です!! (と自信たっぷりに云うところがシロ〜トですね〜。 ^o^;) Ballは横風の強弱もありますから、そこそこふらつきますが、概ね真ん中に収まっていました。 って、別に外も見ずにBallとにらめっこしてた訳ぢゃないですよ。 まぁRunwayを横目に見ながらも、身体は振られてなかったので大丈夫かと。 ・・・あそっか! 「Rudder踏んづけて」ってのがマズかったのかしら? 別にApproach中、ずっと踏みっぱなしって訳ではありませんです。 ^_^;
管理人さん、Forward slipはInstructorにDemoでやってもらいました。 コレがなかなか面白かったので、次回はやってみよっかな〜と画策しております。 (鬼が笑うかも?ですが ← そこそこお年の人ならわかるデショ。 ^^;) ココス島あたりを滑走路に見立てて、3000ftくらいから80kt位でギュ〜ンと急降下!ネ。 今回は、Demo以降ずっとお天気の都合もあって、Closed trafficでT/Gばっかり訓練してましたので。
だいぶ機体のControlにも慣れてきたせいか、今から次回が楽しみです♪
- 93-9 NAME : 管理人 2013/08/29 22:52:39
- 「別に外も見ずにBallとにらめっこしてた訳ぢゃないですよ。」
良いですね!
アプローチ中だけでは有りませんが・・・・ Ballは計器を見るのでは無くて、感じ取るのが基本です。 お尻メーターと言いまして、左右のお尻に感じる圧が同じならBallは勝手にセンター。 Propさんのお勧めは「肩」でした。当たり前の事ですが、Ballがセンターなら体は傾きません。 どっちでもOKですが、基本の前にリラックスして、体の緊張を取らなくては行けませんよ! ガチガチだと何も感じない。 トリムを遠慮なく使い、少しでも負担を減らしてやるのがヒントかと。
ついでに、 Left Turning Tendencyが強い時は風景で判断するのをお勧めします。 あまり良いと体では感じにくいので、前(風景)を見るのが良いです。 後は、 「お尻と眼」の組み合わせでね。
次回が予想より早く来ます様に!
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