- 97 問題の答え?
- NAME : ふくねこ 2013/09/05 22:07:30
- スポックさんに申し訳ないので、別スレッドにさせていただきました。
> (参考までに、復習と言うか、、、 > Certificationをもった人間が、PICとして飛行して良いのは何時でしょう? > なんて問題が出来そうです。)
答え:持ってるCertificateの範囲内でいつでも ではないんですか? 特にCertificationの種類が限定されていないので、Pilot CertificationもMedical Certificationも持ってると解釈できます。 あとはCertificationではないけど、Picture IDがあれば、飛べる資格の範囲内でいつでも飛べるんでは?と思いますが。 当然VFRしか持ってない人は雲の中やClass Aは飛べないし、人を乗せようと思ったら90日制限もありますが、これはCertificateとは別の問題ですしね。
管理人さん、気になるので解説お願いします。
そうそう、保険の件は完璧に頭にありませんでした。 ^o^; アタシもAOPA入ろうかな〜。 でも、以前問い合わせたときに、Student pilotでも大丈夫だけどInternationalで$65だったので、保留状態になってます。
- 97-1 NAME : 管理人 2013/09/07 21:52:44
- この問題の回答は、質問や回答方法によって、ものすごく長くなります。
簡単な回答だと、 1.有効なCertificatで、その範囲。Class (一部ではCategory or Type) 2.有効なMedical Cartificate 3.飛行しようとする日から遡って、Flight Reviewを終わらして、そのEndorsementか、それに変わる物。 4.Passengerを乗せる時は、必要な離着陸を3回 5.・・・・・・・・・・・・
ここらが一般的な回答になりますが、深く考えると Endorsementが必要であったり、 航空機が安全に飛べる状態、Airworthyと呼ばれる状態であったり、 FARを探すと、複数の事が出てきます。 (他には酸素? 計器? 健康状態? アルコール? 整備? ・・・・・・と無数にあります)
正直、私もどこまで?と考えるとEndlessとなっちゃいます。 まあ、質問方法が悪いって言うか、限定するべきだったのですが。
機長になると言うのは責任が重いって事で、考える力を付けて欲しいなぁとの思い、が この質問にあります。
普段は学校が準備した飛行機を疑わず乗りますが、本当はそれでは不十分であり、注意が必要って事です。 もし、違う空港や都市に行って、知り合った人に「乗っても良いよ!」と言われた場合を想定して欲しいのです。
免許を取って終わり、取っても他で借りない!と言う人も多いでしょうけど、 試験管やFAAには関係は有りませんから、機長としての責任は、より確実に理解しておくべき、、、、かな。
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保険については、学校に聞くべきです。 AOPAの雑誌を読んでいると、Rental機はOwnerやOperatorを守るだけのケースも多く、 借りた人をカバーしていない時が多いとAOPAは保険に別途加入すべきと宣伝しています。
事故を起こす > 保険会社が支払う > 保険会社の損失をパイロットに請求する。 (保険会社は加入者の会社や所有者を保護してるが、操縦士を含んでいない時も) 何のための保険だ!と叫びたくなるケースですが、稀に有るそうです。
この様なケースは、飛行機以外のケースで聞く事があります。 飛行機でもこれが有る場合もある、との事です。 また、飛行機の保険も上限があって、それが低い場合がありカバーが不十分な時も有る、と。 ちょっとした事で「億」に行ってしまうアメリカですから、保険も高額です。 AOPAは「だから自分自身で守ろう!」と宣伝します。
大半の学校は大丈夫とは思いますが、AOPAは自動的に考えるべきで無いとの立場です。 と、言いつつ、AOPAが保険を販売してるので、実際の割合は不明です。 サービスを売る事に努力してるのも事実ですから、そこらの判断は私には出来ません。
また保険とは別にLegal Protectionと言う物も薦めています。 これは、訴えられた場合や、弁護士が必要な時にAOPAが専門の弁護士を付けてくれるとの話です。 アメリカは訴訟が多く、弁護士も高額ですから、この様なサービスを使う人が多く居ます。 (詳細は不明ですが、FAAや役所との交渉もしてくれるのかな。)
保険や弁護士については、個々に違うので、借りる所に確認して、書面も見せてもらってコピーするのが理想です。 まあ、大半のフライトが無事故で終わるので、無駄になるでしょうけど。 本当に万が一の保険ですね。 何が、どれだけの期間で65ドルかは不明ですが、乗り放題で65ドルならお得感は有りますね。
操縦関連の雑誌を読んでいると保険の広告が多くあります。 特にAOPA Magazineは、AOPAが保険を出してるので、特に多く感じます。 事実だと思うのですが、ビジネスに乗せられている気もしますので・・・・
- 97-2 NAME : ふくねこ 2013/09/08 00:42:39
- 管理人さん、ありがとうございます。
ついついStudent pilotとしての立場だけで考えてしまうので、まだまだ穴が多いです。 Certificateってんだから、pilotの資格の質問なんだろうとついつい考えがちですが、確かにPICの立場で考えると、いろんな問題が出てきそうです。 それに、実はCertificateとEndorsementの違いや、どんなもんがあるのかもよく判ってなかったり。 ^o^; 本来なら機体の整備記録なんかも確認するべきなんでしょうね。
機体については・・・実はあんまり信用してなかったりして。 ^_^; 初回の渡航ではEngineがぶっ壊れてて飛べなかったり、初回の訓練で、離陸中にEngine回転が上がらず離陸中断したり、Wing接合部カバーのネジが緩んでて締めて貰ったり、Main gearのFuselageにへこみがあってしわでねーの?と確認をお願いしたり・・・。 まぁ燃料やオイルの量についてはPreflightで日常的に点検は行うのですが、結構色々気にしてます。 何にせよ、ふる〜い機体なんで。 そういえば、VORもまともに動いてないみたいだったな〜。 アンテナはついてるし、何となく針も動くんだけど全然インターセプトできなかった。 Instructorも「壊れてるんかね〜、あはは♪」で終わってたし。
あ、$65はAOPA自体への年会費です。 当時はまだ円高で5,500円位だったんですが、AOPAが自分にとってどんなメリットがあるか判らなかったので、この5,500円は貧乏人にとっては十分に保留される金額でした。
- 97-3 NAME : 管理人 2013/09/12 17:23:38
- ふくねこさん、どうも。 バタバタ、バタバタしています。
FARの解読は難しい物です。 簡単だ!と言う人が居れば、逆に怪しいです。 法律がそんなに簡単な訳が無いし、行政と司法に違いが有って当然。 PICの義務は範囲が広すぎて、簡単な物じゃないです。 Studentでも、本来は全てを知っておくべきなのですが、法律ってのはね。
機体を信用しないと言う考えは良いと思いますよ。 無条件で信用する事も実社会では必要でしょうけど。 でも、飛行機は、人様の頭上や財産の上を飛ぶ物です。 神経質なぐらい慎重であるのが普通と思います。 まあ、行き過ぎると何も出来無いって声も出てくるのですが、 ここらの判断が、機長としての判断ですね。
「知らなかった」、「あまり飛んでいない」、「信用していた」、「英語が分からん」、「思っていた」 なんて言い訳は機長には出来ません。 特に「思っていた」って発言は良くないです。
Privateだから、日本から来たばかりだから、、、、こんな言い訳は被害者には関係の無い事です。 100時間未満でも、1万時間以上のフライト時間でも、悪影響を受けた人には同じです。 機長ってのは、責任が想像以上に大きい物です。 単に綺麗に着陸して、帰ってくるだけでは無いと考えています。 着陸は見た目に明白ですから、どうしても、その部分が目立ちますけどね。 「誰にも迷惑を掛けない」。 単独飛行で単独事故って命を失うのはパイロットの勝手だ!と思う人も居るでしょうけど、 一度、事故が起これば何百人の人に影響を与えますよね。
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AOPAのメリットは大きいですけど、目に見えないのも現実。 65ドルで毎月、最新情報が満載の雑誌が届きます。 分からない事があれば、質問にも答えてくれる。。。。なんてサービスが有ります。 それに、割引サービスを空港とかで受けられたり。
でも、実際に大きいのは政治的な力かなと思います。 行政が規制を作ろうとすると、AOPAが反対してくれます。 会員数が多くて、アメリカではかなりの影響力があります。 日本人を含めて、皆が気楽にアメリカで飛行機を楽しめるのはAOPAを中心とした団体の活動結果です。 役所(行政)に仕事は色々と有りますが、大きなのは事故防止でしょう。 でも、飛行機を知らない者に判断が出来る訳が無いけど、そんな人らが規制を考えます。 それに批判したり、修正したり、時には提案するのがAOPAの様な団体です。
(日本じゃ、そんな団体が無いので、行政が強すぎるってのが私が受けるイメージです。)
まあ、直接的に関係が薄くても私は会員になっています。 それにAOPAが公表してくる記事とかは役立つので、参考にさせて頂いています。
本当は、アメリカで訓練する人には全員に入って欲しいなと思う団体ですね。 気楽に乗れるのは確実に彼らの努力ですからね。
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