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67 相対風について
NAME : aero 2013/02/26 22:17:33


航空力学を考える時に注意するのは、Relative Windは Longitudinal Axisや地平線に対して水平ではありません。 Relative Windは飛行コースに対して平行です。 機種が上に向いていても、Relative Windは下から来る場合もあります。

これは機首の向きには関係がありません。 飛行方向と平行です。 機首が大きく上っていても、飛行コースが下向きなら、Relative Windは下から来ます。

こんばんは。詳しく説明されていますが、全体的に良く理解できておりません。すみませんが、もう少し説明していただけないでしようか?

機首が大きく上っていても、飛行コースが下向きとはどのような時ですか?
また機種が上に向いていても、Relative Windは下から来る場合ってどのような時ですか?



67-1 NAME : 管理人 http://aerobaticchannel.blogspot.jp/  2013/02/26 23:10:18

例えばSlow Flight。

あまりにも速度が遅いので、機首が上に向いていても、飛行機は下降する時があります。
Relative windは飛行機の進行方向から吹いてきます。
機首が何処の方向を向いているか?は関係が無いのです。
機体が何処に向かって移動しているか?が大事で、見た目の向きは関係が無いのです。

---

こんな説明で理解出来ますか?
もし、飛行経験が無いとか、少ないと理解が難しいかも。

上記で理解出来無ければ、、、
Aeroさんの飛行経験を教えて頂ければ、説明方法を考え直したいと思います。



67-2 NAME : aero 2013/02/26 23:39:50

返信ありがとうございます。僕の飛行時間はまだ5時間程度です。このwebページを作ってくださり本当にありがとうございます。本当に助かっております。ありがとうございます。簡単な質問で申し訳ありませんが、勉強したいという意欲はありますので、今後ともお時間がある時に返信いただけると凄くありがたいです。


67-3 NAME : 管理人 http://aerobaticchannel.blogspot.jp/  2013/02/27 00:12:27

了解です。 ちょっとかみ砕いた方が良いかも知れませんね。

ところで、、、
Slow Flight, Stallの練習はされましたか?
TakeoffやLandingはどの程度まで訓練していますか?



67-4 NAME : 管理人 http://www.cfijapan.com/  2013/02/27 16:26:45

ちょっと考えました。

相対風って何か分かりますか?

(面倒なので、無風の状態で考えてください。)
飛行中の飛行機には強風が吹き付けていますよね?
高速で走る、自動車でのバイクでも同じ様に。
もちろん、自転車でも見た様な風は感じますし、三輪車でも。

『実際は空気の粒は動いていない。』
動いているのは飛行機自体や乗り物でして
風を感じるのは、その乗り物とその中に居る物が感じるだけ。

だって、無風なので、風を感じるのは変ですよね?
無風なんだから、風は吹いていないし、外で見ている者も風を感じない。

でも、動いている物体や搭乗者は風を感じる。

この様に動いている物だけが感じる風が相対風です。
空気の粒は動いていませんよね。 
この様に移動する事によって生まれる(感じ)風を相対風と言います。
(まあ、通過後は摩擦で乱流が残りますけど、それは無視して。)

この説明で、相対風のイメージは出来ますか?



67-5 NAME : 管理人 http://aerobaticchannel.blogspot.jp/  2013/02/28 05:43:20

「機首が大きく上っていても、飛行コースが下向きとはどのような時ですか?」

機首が上に向いていても、十分な出力を得ることが出来ず、高度を保てない場合ですね。
『頭が上に向いているけど、高度が下がって行く状態』を考えて下さい。

もしくは、「相対風が下から来ると言う事は、飛行機の移動方向が下向き」って場合です。

1.
実は着陸の接地時。
着陸は後ろの足から着地するでしょ。(フレア)
と言う事は頭は上向き、でも高度が下がりながら滑走路に落ちるのが着陸ですよね?

2.
多く有るのが、Slow Flightの状態で、エンジン出力が不足気味。
それで機首は上に向いてるけど、高度が下がっていく状態が考えられます。
Slow Flightの練習をしていて、高度が保てない場合が有るでしょ?
(故意的に、この様な状態を作りたければ、Slow Flight中にエンジン出力を200-300RPM下げて下さい)

3.
Stall 失速の練習でもたまに起こります。
飛行機を失速させる時に、頭を上げていきますよね?
この時に、あまりにもユックリとすると、頭は上がっても失速に入らないケースがあります。
これは、速度が遅すぎて、水平尾翼やエレベーターの効きか不十分になって、頭が十分に上がらないのです。
この様な時も、頭が上向きですが、飛行コースが下向きになり高度が下がっていきます。

4.
単にエンジンの出力が不十分で速度が出ない。
それで、翼から十分な揚力が出ないケースです。
考えられるのが、高度が限界近くまで上昇してる場合。(飛行機のサービス・シーリング近くの高度。)
何らかの状態でエンジンが不調になった時もです。

限られたエンジン出力で上昇か高度維持をしようとしても、馬力が不十分。
機首が上がって居ても、高度の維持が出来ず、機体が沈む状況です。

5.
離陸の時に、早く機首上げをしてしまう場合。
地上効果で浮いたけど、速度が不十分で落ちてしまう。
不十分な速度なのに急に機首を上げすぎた。

6.
Stall Recoveryやダイブからの回復で、急激に操縦桿を引きすぎてしまった場合。
頭が上を向いていても、慣性の法則で飛行機の下降が押さえられない。
特殊ですが、可能性は常にある


色んなケースが考えられますが、
エンジン出力不足 や 速度不足、 機首の上げ過ぎ、、、、こんな所が主だった理由でしょうか。


「また機種が上に向いていても、Relative Windは下から来る場合ってどのような時ですか?」

これは同じ事です。 表現の違いかな。
Realtive Windが下から吹くというのは、機体が下に移動しているケースです。




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