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私の回答集です。1Q1 問題・回答ではピッチと書いて有りますが、正確には迎え角(Angle of Attack)になります。 この角度が大きくなれば揚力(Lift)は増します。軽い時はLiftがその分が不要になるので、迎え角(Angle of Attack)が小さくて済むので、失速が起こりにくくなります。(失速速度が遅くなる) この角度が大きくなれば揚力(Lift)は増しますが、大きくなり過ぎるとStallを起してしまいます。 飛行機が重たくなると、その分の揚力(Lift)が必要になるんで、迎え角(Angle of Attack)が大きくなります。 大きくなるとStallに近付くのでStall Speedが速くなります。 Critical Angle of Attack Pitch (ピッチ) 水平線に対しての角度。 もう少し、深く勉強したい人は こちらのLift計算のPageへ
重たくなるとそのぶん、Liftが多く必要です。 Liftを大きくする為にPitchを上げます。 するとLiftは増しますが、Induced Drag(抗力)が増えてしまいます。 後ろに引っ張られる力が増すので、その分減速します。 実際は遅くなる分、出力を上げて加速する時も多いですね。 Q4、60度バンクの2Gで同じ様な状態になった場合はどうなりますか?そしてストールスピードって荷重(G)によっても変わりますよね。( 例えば30度バンクで1.2G、60度で2G、それでストールスピードも60度で2Gなら√2で1.4倍とか。。。。) A4. 翼は2倍の揚力を作る事になりますので、同じ様にPitchを上げないと高度が保てません。 もちろん、その分は減速します。また60度ぐらいになるとエンジン出力を上げて、それを補う時もあります。(失速防止の考えも有ります。) 迎え角(Angle of Attack)が大きくなりますから、失速速度も速くなります。 これをAccelerated Stallとも言いまして、20年前はPrivateの試験にもありました。 失速速度は、ご質問のように荷重(Load Factor)の平方根に比例して増加します。 √Gに比例して失速速度が増します。(Proportion to the squire root of the Load Factor.) 例えば4Gなら平方根は2と成るので、失速速度は2倍に、9Gなら3倍になります。 (部分的な翼の失速の可能性がある為、若干の誤差は有りますが、基本時にこの考えで間違いが有りません。) G(荷重、Load Factor)が増えるのは旋回中だけでなく、急下降からの急激な機首上げ(Spin Recoveryも含む)、乱暴な操作、乱気流、意味は違いますが衝撃の強い着陸(Hard Landing)が考えられます。 もちろん、何らかの理由で重量が増えた場合も同じ考えで説明が出来ます。(バナー等、なにかの物体を拾った場合など) もう少し、深く勉強したい人は こちらのLift計算のPageへ |
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