TAF Aviation Terminal Forecast, 飛行場予報
Private Knowledge Test の Figure 15です。
全部とは言えませんが、幾つかの気が付いた事を書いてみます。
最初は問題集から:
積乱雲(Cumulonimbus、CB)は夏の夕立に代表される危険な雲です。その為、CBはTAFに表示されます。
危険なThunderstormはNimbostratusでもあります。
全ての航空機に危険という意味もあり、Forecastに名記されていると思ってください。
例:PROB40 0006 2SM TSRA OVC008CB ..... (Figure 15 KOKCの3列目より。)
・・・・Thunderstorm with Moderate Rain, Ceiling Overcast 800 feet Cumulonimbus・・・・
個人的に必要と思うこと:
TAFは一日に4回発表されます。 00時、06時、12時、18時Zuluです。各TAFは有効時間が24時間が基本です。
注意点は:
製作時間と予報時間が書かれていますので 二つの時間表示があります。
また時間の所には日付も含まれて居ますので6桁の数字になります。
最初の数字が製作日時で決められていますので「Z」で終わります。
次の6桁の数字がTAFの有効時間帯になります。 最初と最後の時間が書かれています。
METARとTAFの大きな違い:
最初は起こった出来事の報告、次はこれから起こるであろう予報です。
基本的な読み方はMETARと同じ様な仕組みで書かれています。TAFは未来の予測で、時間が指定されるのでは無く、時間帯で表記されてます。
その為、独特の記号がありますので、それを理解されれば、結構簡単だと思います。
FM From (大きな変化、Rapidな、一時間以内で変わりそうな状況。 次のFMまで続く。 4桁の数字は始まる予報時刻として「時間と分」で)
BECMG Becoming (2時間ぐらいでゆっくりと変化しますと言う意味。 4桁の数字は変化が始まる時間と終わりの時間を示します。)
例えば「2200」なら。 FMなら22時00分Zuluから変わる予報ですよ。 BECMGなら 22時Z〜00時Zまでの間にゆっくりと変化しますよ。
TEMPO Temporary 50%以下の確立で、またその時間帯の50%以下の間に起こるであろう気象予報。4桁の数字は初めと終わりの時間。
PROB Probability 30と40があります。 30なら30〜39%の確立で、40なら40〜49%の確立で次に書かれている事が起こる可能性があると言う意味です。そしてこれも4桁の数字はこの可能性がある始まりの時間から終わりの時間です。
この4つを理解していれば、後はそんなに難しくないと思います。 後は慣れで、状況を頭の中に描ければと思います。 これは実際に使って、頭を鍛えるのが早いでしょう。