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赤いノブが、Mixure Controlです。 手前に押すとRichで多めに燃料が流れます。Sea Level(高度が0〜500 feet)で調度ぐらいの量に設定されています。手前に引くと、燃料が減ってLeanと言う状態に無ります。一番後ろまで引くと、燃料供給が完全に絶たれ、エンジンが停止します。(通常のエンジン停止法です。

右側に有るのが、Throttle(スロットル)。自動車のアクセルに相当します。エンジンに行く空気の量を調節して、出力を調節します。もちろん燃料も空気の流れで燃料を調節しています。ただ、空気の密度までは対応していません。

Mixtureを完全に手前に引っ張った状態。 これは最大のLean状態でエンジンも止まってしまいます。"Mixture Idle Cutoff"とも言います。

Mixture Control 

上空では大気が薄くなるので、これでエンジンに送り込まれる空気とガソリンの比率を調整します。これは飛行機独特の物でしょう。自動車でもこの機能はありますが、エンジンルームを開けて、エンジンの出力を調整する為に使うぐらいでしょう。飛行機の様に内部から調節する事は自動車では見たことが有りません。(最新のコンピュター制御やレース用の物は不明ですけど。)

飛行機でドンドン上昇すると、空気は薄くなっていきます。それでもエンジンには、ほぼ一定の燃料が提供される為、混合気は濃くなって行きます。(燃料の量は一定で空気が減る = 濃すぎる) 不要なガソリンが多く行く事になるので、出力も低下し、燃料も無駄になります。その為、飛行機にはMixture Controlなる物があり、燃料の量をコクピット中からでも調節する事が出来ます。手前に引くと、その分、エンジンへの燃料の供給量が減ります。

Mixture Controlより最適な比率を守り、上空でもエンジン出力の効率を上げ、燃費を向上させる事が可能になります。 (ただ空気の量は減るのには変わりが無いので、上空ではエンジン出力が低下します。燃料の割合を多くする事をRich、逆に減らす事をLean(リーン)と言います。(なお、エンジンに供給される混合気(空気)の量を調節するのはスロットル、Throttleです。)

 

使い方や調整方法

だいたい、2,000〜3,000フィートぐらいで空気の薄さの影響が出てきます。その高度ぐらいになれば、少しずつMixtureをLeanにして、エンジンへの燃料の量を制限します。

もっともシンプルな方法は、上空に達すれば、ゆっくりとMixture Controlをすこしづつ手前に引きます。 するとエンジンに供給される燃料の量が減ってきます。そこでTachometerを見ていると、ちょっとづつRPMが上がって来ます。手前に引き過ぎると、燃料の量が減りすぎるので、RPMが下がってきます。その時の最高のRPMがMiture Controlが完璧に有っている状態です。ただ、燃料には熱を奪い取る働きやオーバーヒートを防ぐ為に、最強よりもちょっとだけ燃料を多い目に供給します。(Richにします。)

多くの飛行機には排気ガスの温度を測定するEGT Gauge (Exhaust Gas Temperature Gauge)ってのか付いています。EGTは排気ガスの温度を測る計器で、より確実にMixture Controlの制御が出来ます。

ちょっと高級な飛行機になると、Fuel Follow Gaugeってのが付いています。これはガソリンの流れる量を示す物です、飛行機の性能表を見ると、指定高度で、指定のエンジン出力での変量供給量(GPH)が表示されています。それに合わせるのも方法としても使う事が出来ます。安全の為にEGTで確認する事もします。

Miture Controlは燃料の量を調節するだけで、エンジンに流れ込む混合気(Fuel/Air Mixture)はThrottleで調節します。

ただ上空で、最適な混合比(Mixture Rate)にあわせて、そのまま下降・着陸すると、今度は大気の比率がが多くなってLeanになってしまいます。エンジンは多少多目のガソリンを送って、余ったガソリンで熱を逃がす働きもあります。高高度から何もせずに下降を続けると、Leanに成り過ぎるので注意が必要です。 そのままの状態で出力を上げると(Go-Around や Missed Approach)、エンジンが高温になりやすく、オーバーヒートを起して、色々と問題が発生する場合があります。 下降をする時は混合比を上げながら下降してくださいね。特に着陸直前では。

 

高度が高い空港から離陸する時

Density Altiudeが高い空港や、標高が高い空港から離陸する時は、Mixtureを合わせてから離陸します。 大気の状態にもよりますが、2,000 feet 以上の空港から離陸する時は、Mixutreの調節も検討してください。 もちろんPilot Operating Handbookに書かれている方法が最優先です。

どちらにせよ、空気の薄い空港から離陸する時は、エンジンに供給される空気の量が少ないので、どうしてもRich(濃い)気味なっています。その為にもMixture Controlの調節も大事になってきます。 特に、標高の高い空港で行う離陸前のRun-up(エンジン点検)で、Iginitionチェックでは問題が大きくないのに、Carburetor Heatを点検するとエンジンの調子が通常よりも悪くなる時が注意です。Caruretor Heatは熱い空気が送られるので供給される空気密度が少なく、よりRichな空気が送られてエンジンが不調に成ります。燃料が多すぎる為に不調になっている可能性があります。 この場合は、Mixtureを引いて試してみると良いでしょう。そしてより最適なMixture Settingで離陸してください。

 

まとめ
高度が上ると Higher Altitude
大気の気圧が下がる。 Air Pressure Decrease
すると大気の密度も下がる 。 Air Desity Decrease
エンジンに行く空気の密度も下がる。 Less Air into an Engine
燃料のは一定で、割合が高くなる。 Higher Ratio (More Fuel) of Fuel, Rich
そこでMixture Controlで燃料を減らし、 Decrease fuel flow
適切な比率を保つ。 Proper Fuel/Air Rate
性能向上と燃料を無駄にしない。 Increase Engine Performance and Save Fuel

標高が高い空港 High Elevation
空気が薄い Less Air
ガソリンの量は一定の為、濃すぎる Rich Mixutre
性能が落ちる Lower Enigne Performance
MixureをLeanにして離陸する。
もちろん、POHに出ている指示が優先ね

 

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