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空中衝突、Midair Collision

死亡事故に繋がりやすい空中衝突は、意外と天気の良い何も無い日に起こりやすいのが特徴です。もちろん、航空機が集まってきて、操縦に気が取られる空港付近で最も多くなります。

      • DAY
      • in Good Weather
      • Near Airports
      • DAY VFR near an Airport
      また、飛行機と言うのは本当に見つけるのか大変です。

夜間や天気の悪い日は意外と飛行機は良く見えます。 パイロットが注意度が上がっているのかも知れません。また飛行を控える人も多いのでしょう。空気が綺麗だと、他の飛行機が町の風景に溶け込んで見えないのも有ります。 そして最も多い理由が良く見えすぎて自信過剰になって見張り義務が散漫になるのも大きな原因です。 天候が良くないとバックの雲や霧や霞が航空機のライトを見やすくさせるのかな。ただ注意して頂きたいのはVisibilityが低い状態です。相手の航空機がハッキリと見えずに、見えても実際より遠くにあると錯覚を起します。

空港付近では上昇や下降中の航空機が多く、Blind Spotと呼ばれるコクピットから見えない所に他の航空が入ってしまう場合もあります。例えばですが、着陸中の飛行機でも、向かっている方向は見えても、真下は見えません。 またTraffic Patternの入り方が手抜きで、違ったルートから進入すると普通に飛んで来る航空機が予期していないので、両方ともに危険が生じます。

必ずTraffic Patternは守りましょう。
無視しても着陸は出来るでしょうけど、他人には貴方が何をしているのなんか分かりませんからね。

Non-TowerでもTraffic Patternはしっかりと守って飛行してください。DownwindでPattern Altitudeまで下降すると、普通に飛んでいる航空機は上からの飛行機は見えないのです。 必ずPattern Altitudeまで下降し45度から入る癖を付けましょう。全ての航空に無線が付いている訳でも無く、また聞いていない操縦士も居るでしょう。 アメリカでは外国人である私たちも、英語が出来ないと言う理由で、他の航空機の送信を聞いていない場合もあります。Non-Tower Airportこそ、Patternはしっかりと守って飛行しましょう。

En-RouteとかでのMidair Collision

クロスカントリーなど、一定高度で飛行していると意外と他の航空機が飛んでるのが目に入ります。Radarサービスを受けると良く分かるのですが、アメリカでは自由に飛んでいる人が多く、また実際に見えるのも限られています。 空港から離れてしまうと、空中衝突の危険性はかなり減りますが、無くなる訳ではありません。 飛行コースは皆が同じ様な所を通るので何時でも危険性はあります。 特にVOR付近や高速道路の上や谷間は皆が飛行しようとするので、思っているよりも多く航空機は飛行しています。

さて、En-Routeでの衝突コースですが、一番危険なのが地平線付近で、止まって見えるのが一番危険です。 航空機は真っ直ぐ飛行し居る時は、地平線に向かって飛んでいます。

航空機によって見え方は違いますが、同じ様な高度を飛行している物も地平線に近い、ちょっと見難い所を飛行しています。衝突コースに飛んでいる飛行機は、何時も同じ方向に居るのでパイロットからは止まって見えます。前に進んでいるように見えるなら、貴方よりも先に飛んでいってしまいます。離れていくようなら当然、離れていく様に見えます。衝突コースに居ると止まって見えるので、見えたと思って安心するのでは無く、直ぐにコースを変えて下さい。(相手が動いて見えるからと言っても近過ぎると衝突するので、可能な限りコースは変えて下さいね。命が掛かってるので臨機応変にね。)

また、Airwayは多くの人が飛行ルートとして選ぶ場合が多くなります。 IFRでは大半がAirwayです。 VORとVORを結ぶ直線距離・コースなので、VFRで飛ぶ人も増えます。 その為、高度を変更する時は前方からか、違う高度にも飛行機が居ないかと確認して下さい。 VORは4度の誤差まで認められてますが、かなり精密なので皆さんかなりコース上に居られます。しかもVOR-VORでは精度も上がります。 その為にAirwayで高度を変更する時は、S-Turnをして少しでも広い範囲を確認するのが賢い方法されてます。

またトレーニングなどで、Stallなどを練習する時は、シッカリとClearing Turnをして、他に飛行機が居ないか?と確認して下さい。 マニューバー中は意識が操縦に行ってしまう事も有るのですが、 姿勢も悪く、見えなくなってしまいます。 Clearing Turn中は呆然と見るのではなく意識を持って確認して下さい。 10度づつのセクターに分けるのは当然です。 特に地平線付近が注意です。 また、Stallなどで高度が推したりしやすいので、下の方もシッカリと確認して下さい。

 

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