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FAR 91.107 シートベルトについての航空法

この法律はFlight Crewmemberだけでなく、航空機に乗っているもの全員に適用されます。 FARには "each person"と書かれています。

(1) 機長がSafety BeltとShoulder Harnessについての使い方を説明する義務があると言っています。(Fasten and Unfasten、装備と取り外し)
(2) 地上を移送する時(Taxi)、離陸する時、着陸する前に、機長が全員がベルトの着用をするようにと通告する義務が有ると書いています。
(3) 地上を移送する時(Taxi)、離陸する時、着陸する時は、全員が安全ベルトの着用を義務付けてます。

後は、子供の事やパラシューターなどが書かれていますが、Privateの問題集に無いので今は書かないでおきます。

  Fasten と Unfastenの方法(使い方)を必ず教える事。
  地上を移動する時、離陸する時、着陸する時は、皆がシートベルト使用する事。
  機長は確認の義務があります。

Takeoff, Landing, Taxiでは全員がシートベルトをする必要があります。 以前「肩の動きを制限するからベルトはしなくて良い」なんて言うパイロットが居ましたがこの法律ではそんな事は一切認めてません。 皆さん、全員がするようにね。 

子供さんに付いてはチャイルドシートか良いでしょう。1歳までなら大人の手の中で認められていますが、実際の事故に遭遇すると、かなりのG、加速度でとても人間では赤ん坊を支えきれませんのでチャイルドシートがお勧めです。詳しくはこの法律の後半に書かれてるので、必要に応じて従って下さいね。

FAR 91.107 アメリカ政府のサイトからのコピーです。 (2008-10-19

Shoulder Harnessと私達

事故の報告記事で読んだのですが、、、、
普通に飛行中に、パイロットがふと気づくと操縦する飛行機が墜落していた事がありあました。操縦士が全く気づかずにです。当時は理由が分からなかったので、パイロットの脳に異常があると判断されたのです。もちろん、急に意識を失ったと同じ事ですから、Medicalは再発行させてもらえませんし、飛行する事も出来ません。 後に、どう検査しても原因や病気が見つかりませんでした。。。パイロットは意味も分からず、飛行機に乗れなくなりりました。Medical Certificateが発行されなくなりましたので、乗れなくなりますよね。

そして後日、同じ航空機で似たような事故が起こりました。 この時は、完全に意識を失う事も無く、墜落前に意識が完全に回復したので、大事には至りませんでしたがFAAやNTSBに報告がなされました。

原因は何だと思いますか? 飛行機の設計ミスとは言いませんが、コクピットの天井が低く、乱気流で操縦士が頭を打ったのです。前のパイロットは頭を打って気を失ってしまったので気が付かなかったのです。 これはSaftey BeltとShoulder Harnessをしておけば防げた事件でした。

 

私が飛行機を乗っている時なんですが、Shoulder Harnessをしない教官がいました。彼いわく、Shoulder Harnessは操縦の邪魔をするので、法的に邪魔をする物はしなくて言いと明言していました。 しかし、そんな法律は聞いた事がありませんし、FAR 91にそんな項目はありません。 命の為にシートベルトはしっかりと締めましょう。 できれば荷物もベルトや紐で固定しましょう。 空を飛ぶ物は乱気流に遭遇する時があるのを忘れずにね。離着陸時は事故が一番多いので使用が義務付けれています。

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