Runway Numbers (指示標識)
滑走路の始めに描かれている番号の事で、滑走路の向きを示しています。 Heading Indicatorと同じ様になる様にMagnaticで示されています。また細かくなるので最初の二桁で表示されています。(1の位は省かれています。) Runway Number が「27」でしたら、だいたい「滑走路の向きがMaganeticで270度ぐらい」ですよと教えてくれます。「9」でしたら約090度Magneticとなります。
合理的に考えられてるでしょ? Heading IndicatorとRunway Numberが同じ様に表示されるのですからね。 またHeading Indicatorのコンパス・ローズ(カード)を上手く使えば、簡単にBaseやDownwindのコースも分かるでしょ。
滑走路が平行に設置されている場合は、区別する為にRunway Numberの次にRight (右、R) や Left (左、L)を付けて区別しています。 左の図はSan Jose 国際空港の図ですが30Leftと30Rightがあります。 そしておまけにRunway 11-29が西にあります。
もし、同じ方角に3本の滑走路が設置されていれば、Left、 Center、 Right (L, C, R)となります。 しかし現実にはCenterが使われる事は少ないですですね。 実は左のSan Jose Airportは3本とも平行に設置されています。 たぶん、ATC上"30 Center" と言うのは間違いの元になるのでしょうか。
(昔々はRunway 11-29は短くて細い滑走路でTaxiwayが途中までしかなかった時代がありますので、30Leftを30Centerにせずに、Runway 29にしたのかもしれません。)
もっと分かりやすい例はLos Angeles International (LAX)かも知れません。 あの空港は滑走路が平行に4本もありますからね。 現在は24Rと24Lそして25Rと25L有りますが、方向は4本とも249度です。凄いのはアトランタ空港かも、あの空港は平行に5本ありますが、8L,8R,9L,9R,10とあります。 もちろん、Center(C)が全く無い訳でも無く、Clevelandには6−24Centerがあります。
平行滑走路が右にあれば番号の下にRが付けられる。