Special Use Airspace: Prohibited Area (P-56, P-73) Flight Restricted Zone
同時多発テロ以降、アメリカの首都であるワシントンD.C.の空域は「Flight Restricted Zone」と指定され、飛行が厳しく制限されています。基本的には普通の飛行機の運行は無理です。FAAだけでなくTSAやシークレット・サービス、そしてアメリカ軍が厳しく管理しています。以前からこの空域で飛行されている空港もあるので、100%飛行が無理だとは言いませんが、私ら一般の日本人には難しいかと想像できます。 もちろん私には経験が無いので、現状は分かりませんけど。
もし飛行の許可が出れば(まあ無いでしょうけど)、Flight PlanとMode C Transopnder、Squawk Code、そして管制官(Potomac Apprroach)との交信が必要になります。またClass-Bの空域でもあるので、Class-Bに入るなら別のClearanceが必要になります。
もし無許可でこの空域に入ると、HH-65CヘリコプターかF-16戦闘機が飛んできて、近くの空港に誘導、そして着陸させられて、免停などの厳しい措置が待っているそうです。たぶんテロの容疑で数週間の留置所での滞在も容易に考えられるでしょう。この地域で、アメリカ政府が甘い顔をするとは思えませんし。マネをする人間を防止する為に、何かの罪で有罪にされても驚きません。
チャート上では特殊な空域でも有る為に、分かりやすく上記の様に色が変わっています。まあ飛行する事は無いので、細かい情報は必要も無いでしょうから。なお、この地域には3つのProhibited Areaがあります。上のP-56A, P-56B,と下のP-73です。アメリカを象徴する場所です。White Houseとか
もちろん特殊空域なのでPrivateやCommercial Pilotの問題には出てこないでしょう。 この地域で免許を取る場合はテストされるかも知れませんけど。