Special Use Airspace: Alert Area
Alert Areaは、大量の訓練機や想定外の航空行動があるので注意してくださいと言う意味で設定された空域です。チャート上ではProhibited や Restricted Areas と同じ線で囲まれた地域ですが飛行するのにはそんなに制限はありません。ただ本当に航空機の活動が多いので注意してください。皆さんにも回避義務があります。 See and Avoid (VFRでの基本)
Alert Areaは、ChartではMagenta(赤茶色)で描かれています。 以前はRestricted AirspaceやProhibitedと同じ青色でしたけど。下記のは過去になってしまったAlert Areaの表記です。
下は私が訓練していた近くにあるAlert Areaです。 (今では色はマゼンタ色に変わってます。) Travis空軍基地の回りに作られた物で、本当に多くの飛行機が居ます。 Boeing 747よりも大きな軍用輸送機、ギャラクシーが多く飛んでましたよ。空から見てると、ノンビリと飛んでる様に見えるのですが、大きさを考えると、物凄く早く飛んでいたのではと思います。 重量を考えるとWake Turbulenceも破壊的でしょう。
Alert Areaの上の境界線にNut Tree Airportと言う、地元では有名な空港があります。私もよく行きまして、その時はAlert Areaを管理するTrais Approachと交信して通過していました。FARから見ると、Travisの回りにあるClass-D、2,600 feetまでだけは無断で飛行は出来ません。交信とかの義務はありませんが、危険性を考えると管制官と交信するのが常識と思います。おまけに周波数まで書いてありますからね。 特別な事は無く、普通に交信すればOKです。 もし英語に自信が無いなら、Alert Areaを避けて飛行して下さいね。 義務は無いですけど。
サンフランシスコ近くのAlert Area, A-682 別に制限はありませんが、航空機が多いので注意して飛行してください。このAlert Areaには親切に周波数まで書かれる様になったので、通過する時や近づく時はApproachにコンタクトしてやって下さい。貴方の命の為にもなります。
なお右上にある「CTC NOCAL APP....」は右上隅から始まるClass-C Airspaceの分です。 北にサクラメントと言うカルフォルニア州都があって、旅客機が多く就航してます。 その為のClass-Cです。まあ125.25MHzでNorCALに交信してもある程度の情報はくれるでしょう。もしかしたら先にTravisにコンタクトと言うかも。サクラメントを離陸後でAlert Areaに近づく時も交信してと言うかもね。
Airspace空域のまとめ : 簡単に表にしたページ
AIMに書かれていた事:
Alert areas are depicted on aeronautical charts to inform nonparticipating pilots of areas that may contain a high volume of pilot training or an unusual type of aerial activity. Pilots should be particularly alert when flying in these areas. All activity within an alert area shall be conducted in accordance with CFRs, without waiver, and pilots of participating aircraft as well as pilots transiting the area shall be equally responsible for collision avoidance.