LAAは空港にFSSが有る空港に設定されています。 また、一部のNon-Tower空港で忙しい空港にはRAAが設置されています。
その空港にはFSSの人間が居たり(LAA)、遠方ですがFSSとの交信が可能なので(RAA)、連絡してくださいと言う意味です。 Airport Advisoryを提供してくれますのでLAAやRAAが有る時には、他のTrafficだけに交信するのでは無くて、FSSにも話しかけるのが方法です。 基本的には、着陸自には10 Statute Milesぐらい手前か、離陸の時はTaxi前に交信して下さい。
Class-Eが複数の空港に設定されて居る場合でも、FSSはClearanceを発行する事はしません。 でも、FSSのSpecialistがATCからのSpecial VFR ClearanceやIFR Clearanceを伝達してくれます。 (まあ、彼らを通して行う事になりますが、管制官では無いので何も見えてません。UNICOMと違いその道のプロで、Clearanceの伝達が法律的に可能です。)
上記の空港はWiley Post Airportって言いまして、空港にはFSSがあります。空港名の上に「FSS」と書かれています。そしてこの空港はNon-Tower AirportですからLAAが設定されています。この空港に着陸する際は、このLAAに入る前にFSSと交信して下さい。(義務はありませんけども) すると、空港の情報などを教えてくれます。 良識としてこのLAAやRAAのある空港の10マイルに入る前や離陸時にはFSSと交信してください。後はNon-Tower空港と同じ手順で空港が使用できます。そして用事があれば同じ周波数でFSSに情報をもらう事も出来ます。今でもLAAなら他の飛行機に貴方の事も伝えてくれるでしょうから、見つけやすくなります。(最近の飛行経験が無いので証明出来ませんが、たぶん、他の飛行機の動向も分かる範囲で伝えてくれると思います。)
空港情報としては、FSSの人間が気象情報や滑走路の状態を教えてくれます。ASOSもあるので先にそれを聞いておくのも作戦でしょう。
もしあればですが、交通情報(Traffic Advisory)は" ..... there are a Cessna taking off, north-bound ......" とか "...... there were Cherokee reported from 10 miles southeaset, inbound ofr landing...."の様に教えてくれます。
なお、Non-TowerでFSSが有る場合は、多くの場合123.60MHzがFSSとの交信と「CTAF」として使われています。
またFSSを呼び出す時は「Wiley Post Radio, Cessna 12345,.....」と名前の後にRadioを付けます。
Downwind などで皆に位置を言う時は 「Wiley Post Traffic ......」と何時もの様に言っても構いませんし、Radioも使えます。
雑学:
20年ぐらい昔だとまだ、多くの空港にFSSが有り、Non-TowerだけどFSSが有る空港の回りにはAirport Advisory Area (AAA) と言う名前で設定されていました。 「Airport Advisory Area(AAA)はNon-TowerでFSSが有る空港の回り10マイルに有る」と覚えていたのですが、今は名称も変わっています。 また物理的なFSSが減ってるので、RAAと言う考えも出てきたのと思います。 (単なる私の想像ですが) 今は物理的にFSSが有るのは全米でも10ヶ所も無いと聞きますが、20年前は100ヶ所ぐらいは有った気がします。私の20年後の記憶だけでも10個近く覚えています。