VFR Weather Minimum
VFR(有視界飛行方式)での飛行の基本は「See and Avoid」です。これは操縦士の目で他の航空機を探し、そして衝突を回避しながら飛ぶと言うことです。急旋回や単独飛行など色々な訓練項目を行うは、このVFRにて行います。天気の良い日に遊びに行く時でもVFRが多いですね。
(IFR, 計器飛行は管制官が調節し、指定されたコースを守りながら飛行する事です。)
VFRは操縦士の眼が頼りです。そのため雲の中や悪天候の所での飛行は認められていません。見えないと他の航空機を回避が出来ませんからね。その為にFAR、航空法では私達のVFRで飛行できる気象条件を定めています。 場所や高度、一部の空域では時間によって変化しますが、基本的に上の図の様な場所が多いです。雲からの距離とVisibility(視程)で決められています。
上の図の所(私らが飛行する殆どの場所)でのVFRでの気象条件は、雲の距離で下に500フィート、 上に1,000フィート、 横に2,000フィートの距離が必要になります。(下の500から始まって、倍の1,000で、倍の2,000となってます。) 視程(Visibility)は3 Statute Miles以上の場所が多いです。
なお、Visibility は歴史の影響か、Weather ReportでもFARでも Statute Mileが多いのでご注意下さい。 FARではNMとSMが混載していますが、Visibilityに関してはStatute Milesで書かれていると覚えておいて下さい。
次のページでは、各空域でのVFRの気象条件を一覧にしてみましたので、見てください。 次に行く(クリック)