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方向と時間の定義航空機での航法では、方向と時間にも色々とありますので、ここでまとめて見たいと思います。 方向: Heading と Course Headingとは航空機の機種が向いている方向です。 もしくは計器が示している方向を言います。 航空機は真っ直ぐ進んでいるつもりでも、風の影響を100%受けてしまいます。空気の上に乗っているのですから「もろ」に影響を受けます。 その為、航空機は向いている方向より、風下のコースを飛んでしまいます。 それが、このHeadingとCourseの違いです。 この差を「Crab」やWind Correction Angle (WCA) と言います。 場合によっては、風に流されてしまった場合はCrab角。 決めたコースを飛行する為に修正する角度をWind Correction Angleとも言います。 別に逆にしても間違いではありません。 横風がある時の着陸で機首を風上に向けるのをCrabとも言いますしね。 またBearingと言うのもありますが、これは物と物の間の角度を言う時に使います。 もっとも良く使われるのが航空機に搭載されているADFとNDB局との角度での関係を言う時に使われます。 別に他の時に使っても間違いではありませんけど、あまり使われません。 Trackとは、航跡と言って、実際に飛行した「後の道のり」を言います。 そして管制官や他の者からの指示で「Track」と言われた時は、その者が「指定するコースを飛行する」と言う意味です。、Trackingとも言います。 北: True と Magnetic 皆様がご存知の通り、特別な指示が無い限り、地図は北が上です。地図では地軸の方向が北となっています。 しかし「地図の北」 と 「磁石の北」では違いがあります。 しかも毎年、磁石の北は少しづつ動いてもいるんですよ。 地図に描かれている南北の線は、地軸(北極点)を基準としています。その北(地図の北)を基準としている物にはTRUEを付けます。しかし磁石は地軸の方向では無く、磁石の北を示しますので、地図の北とは誤差があります。その誤差をVariationと言いまして、磁石の北を基準とする物をMagneticを付けます。 誤差、Variationは場所によって違います。 MagneticはTrueよりも大きくなる時も小さくなる時もあります。 Chartでは赤茶色の点線でそのVariationが描かれています。 その点線には角度と方向が書かれています。 左の図は、点線上では磁石の北が5度West(西)に外れていると言う意味です。地図の方向で、真北を向くと、磁石の北が5度時計回り(西)に有ると読みます。 計算式では Mganetic = True + West か True - East です。 "West is More, East is Less"と覚えます。 関西は笑いが多い。 カルフォルニアは晴れの日が多い、、、とかと覚えます。 (間違っても関西人はアホが多いと覚えないように! 関西人の管理人より) 西海岸のロス付近で14度East, New York付近で13度West、フロリダ半島西側ぐらいが0度で、日本の関東−関西−瀬戸内海で7度Westです。 True Course から Magnetic Course を 求める時は Variationだけを考えれば十分です。
下で説明してますが、 Compass Headingと言うのがあります。 これは航空機に搭載されているMagnetic Compass(方位磁石)は普通の磁石なので、無線機など、機内に有る色々な物が機内の磁場を狂わします。 これをDeviationと言うのですが、これを換算した物をCompassと言います。 コンパスの表面にCorrection Cardと言うのが付いていますので、操縦士はそれを参考にしてコンパスを使います。
日本語では、、、 日本語でHeadingやMagneticなどの訳を探すと書籍や雑誌によって名前が違って来ます。 まあ日本のパイロットでも英語と同じなんでしょうか。 私は日本での経験が無いのでハッキリとは言えませんが、言い方が一定で無いので、日本語でも英語でも同じなのかも知れません。 したのテーブルは色々な本を見て私なりに整理してみました。
Compass Heading と Compass Correction Card FORが目的の方向をしています。もし、その方向に向きたければSteerに書かれている方向に磁石が向く様にします。 例えば、060度に向いて飛行したい場合は、、、、 FOR の60を探します。そして、その下に有るSteerを見ます。 |
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