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Radar Summary Chart の読み方

このチャートには気象レーダーがキャッチしたデータを図に表しています。 レーダーは電波を発信し降水(雨や雪)からの反射をキャッチしています。雷からでる電波も受信しています。 このチャートはその信号(Echo、エコー)の強さを表しています。 雨の量が多いと、その分、反射も多くなります。

Radar IntensityとCoverage

  • 外側が Light から Moderate の降水(Precipitation)になります。 Lightは小雨、Moderateは普通、一般的と言う意味です。
        Lightの代わりにWeakと表現される場合があります。
  • 2つ目がHeavyな降水って意味で、大雨や大雪と思われる範囲です。
         このHeavyのエリアは、StrongからVery Strongと表現される場合があります。
  • 中央部(三つ目)が ExtremeなPrecipitationて言う意味ですが、かなり危険な物と想定できます。また大粒のHail(ひょう)の可能性も有ります。
         ExtreamはExtreamとIntenseに分別される場合もあります。
  • 数字が有るのですが、これはRadar Echoの最大の高さを意味しています。 Maximum Tops in MSL 
          100フィート単位です。450なら、100倍して45,000 feet MSLが最大の高さ。
  • 「NE」とあれば No Echoって意味で、レーダーの付近にはエコーが無いと言う意味です。 雨が降ってないと考えられますが、雲が無いという意味では有りません。 霧(Fog)もレーダーでは分りませんので、VFRの保障はありません。 
  • 「NA」はNot Avaiable、使えない。 「OM」はOut for Maintenace修理中って意味です。

Radar Summary Chartの読み方2

  • 矢印はCellの動きの方向と速度(Knots)を表しています。(Movement) 速度は矢印の方向に書かれています。
         上の図では、北向き(ちょっと東)に35ノットの速度で移動していると言う意味です。
  • 右上の地域に有る、太い一本の実線はLINEと報告されているエコーです。 
  • LINE上でエコーが80%の場合は、長方形で囲まれた「SLD」が描かれます。
  • Watch Area 警告範囲 。 図の中央下の範囲で、菱形の実線で囲まれた地域を言います。 
       WT が Toronadoの警告で、Toronado Thunderstorm Watch (例 WT0083)
       WS が 強烈な雷雨、 Severe Thunderstorm Watchと言います。 
       以前は破線(Dashed Line) の時が多かったですが、最近は実線が主流みたいです。
  • チャート上に有る、Watch Areaの名前と時間帯がメキシコの部分に書かれています。

左の図で、「A」が示す地域は、二本目の線で囲まれた範囲です。 
その為、Radar Echoの反応は、Heavy (Strong to Very Strong)の範囲になります。

またそのエコーのTOPは「300」、30,000 feet MSLと言う意味です。 (赤い矢印)

MN, ND, SDは州の名前です。

 

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