Transcribed Weather Broadcasts (TWEB) (Alaska Only)
Transcribed weather broadcast service provides continuous aeronautical and meteorological information on L/MF and VOR facilities.
TWEBと言うのは気象情報などをテープに読み上げて、繰り返し放送されている情報サービスです。NDB(L/MF)やVORの周波数で聞く事が出来ます。
Transcribedは書き写すとか、文章化すると言う意味があります。 一部の意味では放送用に録音すると言う意味もあります。 TWEBでは放送用に録音すると訳す事が出来ます。TWEBでは記号化された気象情報を、担当者が解読して読んでいます。
Continuous Broadcast ずーと放送する。エンドレスに放送するって意味です。 TWEBではテープに録音された物が繰り返し放送されています。(テープと書きましたが、この世の中、デジタル化されてると思った方が良いかも。未確認)
上隅に丸の中に白抜きの「T」が書かれているのがTWEBの放送を意味してます。
しかし、TWEBはここ数年で、えらく変わって来ています。今後もまた変わって行くでしょう。
問題集に掲載されている問題自体も時代に合わなくなって居ますのでちょっと、注意してください。
このページを作製している2009年ではTWEBはアラスカのみで提供されています。
アラスカではこのTWEBは多くのNDB局と一部のVORの周波数で聞く事が出来ます。
TWEBは今も昔も、録音されたテープが繰り返し放送されています。そして変更が有る度に、内容が更新されます。
もう、足を洗ってから15年以上もたつ私には、TWEBの現状を見たり聞いた訳ではありませんので、ネットで調べた事をまとめてみます。(多少の、誤解があるかも知れませんが、お許しを。 またアラスカでの飛行経験もゼロです。。。。。。。)
2009年の時点でFAAのサイトを検索した所での内容は、、、、、
TWEBはアラスカのみで提供されています。
内容は悪天候情報、地上での観測記録(Surface Observation)、パイロット・リポート、密度高度について情報が流されています。そして、
TWEB情報を提供する施設によって、概況(Synopsis)、上空の風予報、気象予報、レーダーリポートが追加される場合があります。
TWEBは2000年ごろまでは、全米でありましたが、現在ではアラスカだけで提供されています。
まだ全米で使われている時のTWEBの特徴は"Individual forecasts for specific
routes"と言って、ルート別の予報でした。
内容はArea ForecastとTerminal Forecastを組み合わせたような物です。今の本土では。危険情報を伝えるHIWASが主流となっています。
TWEBのキーワードはTranscribed、 Continuous そして Specific Routesでした。
アメリア本土ではネットなどの通信設備の向上や新しい取り組みで、気象情報の伝達方法が変わってきました。
アラスカは人口が少ないだけでなく、Terminal Forecastなどの情報も少ないので
ルート別の天候予報もあるTWEBの存在が未だに重要です。
NDBの様に周波数の低い電波は、遠くまで届きやすいので、アラスカの様な場所では重宝されます。
既存の携帯電話網やAMラジオ局を使った別の方法も検討されている状態ですが、まだ回答は見つかってません。
人口が少なく、町も少ないアラスカでは、遠方の村(Remote Villege)ではTWEBの唯一の情報源とも言えます。
ネットなどでも情報は入手できますが、飛行している航空用には不十分です。またその様な機材もありません。
その為に、情報の少ないアラスカでは凄く重宝されているTWEBです。
また現在ではルート予報(Specific Route Forecast)だけでなく、その他の気象情報を伝える手段となってますので、昔とはちょっと違うようです。
携帯電話、衛星電話や放送、AMラジオ局との併用など、色々と検討されていますのでこれからも変化は有るでしょう。
しかし、テクノロジーの変化は誰にも分らないので、TWEBが良くなって、また本土にも帰ってくるかも知れません。
今後も多少の変化はあるでしょうけど、現在の筆記試験うあ本土での飛行試験にはこれぐらいの知識があれば十分と思います。
(先ほども書きましたけど、私はアラスカでの経験も無く、最新の情報もありません。多少の誤解や誤差はお許しを。)