Winds and Temperature Aloft Forecast (FB, 簡単にWinds Aloft)
このWinds and Temperature Aloftと言うのは、上空の風と温度の予報です。全ての空港で発表されているわけではありませんが、アメリカの多くの地点で予報されています。また面倒なんで「Winds Aloft」と略すのが一般的です。 それから、略語は「FB」です。 何故かは分りませんし、"FD1" や "FD8"などと表記する時があります。 なお最新のWinds AloftはAWCから入手できます。 Winds Aloftへのリンク

予報高度は、12,000フィートまでが、3,000 feet MSL毎に。
18,000 feet 以上は Flight Levelで180, 240, 300, 340, 390に予報がされています。(一部には450と530もあります。) FTと書いてある所が、高度を意味しています。 (18,000 feet 以上はPressure Altitudeです。)
表の左側は、報告地点の場所が3文字で書かれています。 上のサンプルでは、一番上のALS(San Luis Valley Regional空港)から始まって、一番下のSTL、St. Loise、セントルイス国際空港で終ってます。
各情報は、 True Northからの方角を2文字(下1桁を削除)、 風速、 そして気温を摂氏(℃)で示しています。
例: 1712+05 風向 真方位170度で12ノット、気温は+05度Cの予想です。
例2: St Loius 空港9,000 feet MSLの予報は「2332+02」ですから、 True 230度より32ノット、気温はプラス摂氏2度Cです。
注意点:
Winds Aloftでは風向はTrue Northを基準となってますので、True Courseです。
このWinds Aloftも元にPre-flight Planを作る時は、飛行コースがTrueになる様に計算して下さい。それで最後にMagneticに変換してくださいね。
(極点に近い時に、混乱しない様にしてるのかなぁと勝手に理解してます。想像だよ)
風力は、ノット(Knots)で表示されています。
そして、気温は摂氏(℃)です。アメリカ人が使う華氏ではありません。 (ちょっと珍しいでしょ)
- 指定高度が1,500 feet AGL以下であった場合は、予報が削除されます。
- 指定高度が2,500 feet AGL以下であった場合は、気温の予報が削除されます。
(ハワイや西太平洋では1,000や1,500 feet、2,000 feetにも予報があります。)
- 風がLight and Variable(穏やかで変化しやすい) や 5ノット以下の場合は 「9900」と表示されます。
9900+10 Wind, Light and Varable 5ノット以下、気温は+10度C
- 風速が100ノット以上の場合は、風向に50足され、風力は下二桁のみ表示されます。
170度 180ノットの場合は 17180では無くて、6780になります。 例 7520-24
- 風速が200ノット以上は表示方法が全て、199ノットと同じ表示になります。
例 6599-20 風は150度から199ノット以上、気温は-20度C (風速は199ノットかもしれませんし、それ以上かも知れません。)
- Flight Level 300(30,000 feet)以上は気温のマイナス記号「-」が削除されます。
1712-33 が 171333と表示されます。

アメリカ本土で、Winds Aloft Forecastが報告される所です。