Taxi and Wind 地上滑走と風の関係
無風や極微風時はTaxi(地上滑走)する時はラダー、スロットル、ブレーキだけで安全に移動できます。しかし、空に浮く為の飛行機です。 重たい飛行機ですが、重量に比べると翼は大きく比重は軽いものです。 ちょっと強い風が吹くと飛行機が引っくり返ったり、操作が困難になります。 また微風でも急に風力がます突風になる場合もあるので、常時注意しておく必要があります。 パイロットはエルロンやエレベーターを操作して、万が一に備えます。 またそれによって、風の仲のタクシー(地上滑走)が楽になります。
風の強い時は、飛行機が転覆しない様に、翼が揚力を生まない様にと考えて、エルロンとラダーを操作します。
横風の時は、風上の翼が持ち上がらない様に注意するのと、Weathervaneと言って、風見鶏の様に自然と機首が風上に向かない様にしてやります。 (Weathervaneとは、風見鶏や矢、風向計の様に、自然に頭が風上に向く現象を言います。 飛行機も尾翼が矢の様に立ってますので、注意し無いと勝手に機首が風上に向こうとする時があります。
Headwind 向かい風
向かい風の場合は、翼が揚力を作らない事と水平尾翼の動きに注意です。 これはTri-Cycle (Nose Wheel Type)とTailwheel (Conventional)で、若干の違いが有ります。
私達が普通に操縦するTir-Cycleの飛行機は、エレベーターがNeutral(中立)になる様にします。 Downにしていると、尾翼が上って、Noseが必要以上に地面に押し付けられる可能性があります。 逆にUPにすると、尾翼が下がって、Noseが宙に浮いてしまう可能性があります。
Tailwheelの場合でしたら、エレベーターはUPにします。 地面に後輪を地面に押し付けて、操作性を向上させてやる事が必要です。Tailが浮いてしまうと、水平尾翼とラダーだけしか、方向性を保つものがありません。
向かい風: Headwind = Elevator NUETRAL (Tri-cycle) もしくは Elevetor UP (Tailwheel)です。
Quartering Headwind、斜めから風が吹く時は、エルロンの位置にも気をつけなくては行けません。 前から風が来ると言う事は、飛行中の翼と同じ事です。 風速が十分に有ると、翼を浮かすのに十分な場合もあります。 その為に風上の場合はエルロンを上に上げて、揚力が生まれない様にします。 エルロンが上向きですと、揚力を生み出すに十分な突風が吹いても、エレベーターが、揚力が下に行く様にしてくれます。
斜めからの向かい風: Quatering Headwind = Aileron UP 風上のエルロンを上向きに、です。(ElevatorはNeutral、TailwheelならUPで)
Tailwind 追い風
追い風は、Headwindよりも危険です。 この場合は、風が翼や水平尾翼の下に潜り込んで、押し上げられない様に注意する必要があります。
ElevatorはDOWNにします。下げる事によって下に潜り込む風を抑えます。
斜めからの場合、Quatering Tailwindの場合はAileronは風上をDownにして、吹き上げられるのを防ぎます。 (ElevatorはDOWN、Pushです。)