Constant Pressure Chart 等圧面天気図
指定された、気圧での天気図。 簡単に言えば上空の天気図の事です。 ただ高度別では無く、気圧別で表記されています。まあ航空機は気圧高度計で飛行しているので、ある意味、理想的な天気図です。 これは予報では無く、実際に有った気象情報ですので、Reportになります。
Wind (風力と風速)、 気温、 高度、 Tempture Dewpoint Spread (気温と露点の差)、 Isobar 等圧線が描かれています。
Chart
ミリバール |
Pressure
Altitude 気圧高度 |
850 MB |
5,000 ft |
1,500 m |
700 MB |
10,000 ft |
3,000 m |
500 MB |
18,000 ft |
5,500 m |
300 MB |
30,000 ft |
9,000 m |
200 MB |
39,000 ft |
12,000 m |
最新のConstanct Pressure Chartは http://weather.noaa.gov/fax/barotrop.shtml till ファイル
NOAA (AWC 航空気象)のConstant Pressure Chartは http://aviationweather.gov/std_brief/ gifファイル
上の方が、より細かです。 下のは簡略されてると言うのか、ちょっとAC00-45の説明とは違います
報告されている気圧は、850MB〜200 MBの5段階です。 注意点は気圧が高いと言う事は低高度の事です。 小さい数字ほど上空になります。 右のテーブルを参考に。
Radiosonde (気象観測用の気球、ラジオゾンデ) Roconnaissance Aircraft (観測用の航空機) Aircraft Report (航空機からの報告) Satellite Wind Estimates (人工衛星の風予測) が情報源になってます。
Plotting Models (観測記号とでも言うのかな?)
- 中心の部分が、観測源および報告している物を表します。
- そこから延びている線が、風の吹いてくる方向です。 その先に付いている旗などが風力です。 大きいのが50ノット、細いのが10ノット分です。
- TT が気温を摂氏(℃)で表しています。
- hhh が そのチャートの気圧がある高度です。 meter MSLで、海面からのメートル表示です。
- PaPaPa は Pressure Altitudeを 100 feet MSL単位で表してます。
- DD Temprature- Dewpoint Spread 気温と露点の差を表しています。
- hchc 高度変化を10メートル単位で (Radiosonde)
Radiosonde 西から30ノット、気温−54℃、露点との差は4℃。 右側: 高度8,970m、 高度変化は130メートル。
実線が高度を示しています。 左のは、9120メートルMSLのラインを意味しています。
この実線の幅で風力の予測が出来ます。 狭いと強風になり、狭いと風が弱くなります。
またこの線を元に、簡単な予測も出来ます。
強風が吹いている範囲:
左の図は、風の強い位置を示しています。
70ノット以上の強風が吹いている所は、横線などで囲まれて表示しています。
40ノット毎に、横線が無くなったり、復活したりします。
左の場合ですと、外側の横線が70−110ノットの範囲を示します。
その内側が、110−150ノットになり、
中央部分の横線が150−190ノットを示しています。
(赤色の文字で、範囲を表しています。)
ちょっと見えにくいですが、中央部分では 155ノットの風が報告されてます。
(報告例を、青色で示しています。)
これらの情報を使う事によって、チャートには直接には書かれていませんけど、
Jet Stream ジェット気流の位置や風速の予測が可能になります。