HOME CONTACT LINK 検索
   ATC:航空無線      筆記試験 > PVT : IFR      PTS:飛行試験項目      お勉強室      航空辞書      けいじ板  

FAR 91.103 Preflight action. 飛行前にする事。 「familiar with all available information」

アメリカの航空法では、出発前には機長が「入手可能な全ての情報に熟知する事」が義務付けられています。
この法規でのタイトルは「Preflight Action」と成っていますが、この91.103は飛行に関する情報の事のみについてになっています。
現実では、他にInspectionやRecent Experience, NOTAM, TFR等の確認やPreflight Inspectionが必要となりますのでもっと多くの事をする必要があります。

TFRやNOTAMなどは「知らなかった」では許されず、免停や剥奪の可能性も有ります。

Each pilot in command shall, before beginning a flight, become familiar with all available information concerning that flight. This information must include-
全ての飛行前、機長は、飛行に関するAll Available Information(全ての入手可能な情報)にFamiliar(精通・熟知)する事。
この情報には、、、

(a) For a flight under IFR or a flight not in the vicinity of an airport, weather reports and forecasts, fuel requirements, alternatives available if the planned flight cannot be completed, and any known traffic delays of which the pilot in command has been advised by ATC;

IFR(計器飛行)や VFRで遠方に行く際(VFR not in the vicinity)は、、、
  Weather Report and Forecast 気象報告と気象情報
  Fuel Requirments 搭載燃料の義務。(飛行に必要とされる燃料)
  Alternative Plan (代替計画) if the planned flight cannot be completed (予定の飛行が行え無い時)
  Traffic Delays adviced by ATC (ATCが伝える管制上の遅れ)

上記は91.103(a)で決められている物です。 全てのIFRには義務付けられています。 VFRの場合は、Not in the Vicinityとなっています。

これには50マイルとかは記載されていません。Vicinityとは近くと言う意味で、この場合は近くじゃないと訳せます。 50マイルぐらいと思う人も多いと思います。でも、知らない空域での飛行なら、10マイル以内の飛行でも不明な事が多く、Vicinityとは言えないと思います。でも逆に、地形の変化が少なく、天候も安定し、また慣れている空域なら、50マイルが遠く無いと感じる人も居るでしょう。 

ここらの判断はFARで決められている距離では無く、機長が行うべきです。始めての場所なら、5マイルでもVicinityとは思えません。 例えTraffic Pattern内でもです。 空港によっては特殊な決まりがある場合も有りますからね。 また個人的には50マイルも離れると、慣れている空域でもVicinityとは言えないと思います。 山を一つ越えるだけで気象が大きく変わる場合がありますからね。 またThunderstormなど急速に発達する場合があるので、慣れていても遠い場合は慎重になるべきと思います。

(b) For any flight, runway lengths at airports of intended use, and the following takeoff and landing distance information:

  • (1) For civil aircraft for which an approved Airplane or Rotorcraft Flight Manual containing takeoff and landing distance data is required, the takeoff and landing distance data contained therein; and
  • (2) For civil aircraft other than those specified in paragraph (b)(1) of this section, other reliable information appropriate to the aircraft, relating to aircraft performance under expected values of airport elevation and runway slope, aircraft gross weight, and wind and temperature.

全ての飛行で(for any flight)、使用しようと計画する空港の滑走路の長さと離着陸距離の確認。(標高、滑走路の傾斜、重量、風、気温を考慮して)

当たり前の事ですが、離着陸するのに十分な距離が有る事を確認する事が必要です。 離着陸性能は環境にも影響されるので、それにも考慮する必要があります。

 


HOMEATC:航空無線筆記試験 > PVT : IFRPTS:飛行試験項目お勉強室航空辞書けいじ板LINKサイト検索
Copyright c 2007-2015 Koji Ueda. All rights and Copyrights are the properties of Koji Ueda. All Rights Reserved. 上田浩史に著作権はありますが、お勉強・訓練には使ってね。教育関係はの方は必ず「CFI Japanから」と添えてお使い下さい。