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VFR-On-Top

「VFR-on-Top」はIFR機がVFR気象条件で飛行している際、ATCから指定されている高度では無く自由にVFR高度を選択する事を可能にする計器飛行方式のクリアランス (IFR Clearance)です。 これはパイロット・リクエストがあった時のみです。 ATCからのIFR Separationは無くなりますが、まだIFR Flight Planで飛行されている事になります。 その為、容易に通常のIFR Clearanceに変更が可能になります。

IFRで飛行している時に、天候が良ければIFRの制限高度に縛られず、VFRの様に自由に飛びたい時があります。 しかし、その後にIFRが必要だと分かっている場合にはIFR Clearanceをキャンセルをしたくは有りません。 その様な時は"VFR-on-TOP"のクリアランスが役に立ちます。 

  • 着陸空港の天候が不順で、計器飛行が必要になりそうな時。 
  • 訓練でも無いので雲中飛行を避けたい時。
  • 雲中ではIcing 等の危険性が高い時。
  • 離陸空港がIFR Weatherだが、上空の天候が良いと分かってる時
  • その他の理由で

また、このVFR-on-Top クリアランスは、離陸時などVFR状態になる前からでも受ける事が可能です。 多くの場合は、雲や霧などを突っ切る時にも使われています。 VFR-on-Top ClearanceにはClearance LimitやRouting、高度が含まれている場合があります。

" .... CLIMB TO AND REPORT REACHING VFR-ON-TOP, TOPS REPORTED 2,300 , IF NOT ON TOP AT 5,000 MAINTAIN 5,000, AND ADVISE."

また、IFR機は他にも居る可能性が有りますので、高度に制限が有る場合も考えられます。

“Maintain VFR-on-top at or above one three thousand five hundred.”
“Maintain VFR-on-top at or below one two thousand five hundred.”
“Maintain VFR-on-top at or between six thousand and one zero thousand.”

IFRで飛行中に、VFR-on-Top Clearanceで飛行する時は:

  1. FAR Part 91 に定められているVFR Altitudeで飛行する必要が有ります。 
  2. FAR Part 91 で決め決められている、VFR Weather Minimum 雲からの距離と視程を守る必要が有ります。(MEAも忘れずに)
  3. VFR の 「See and Avoid」の責任がパイロットにあります。
  4. 計器飛行方式(IFR)の決まりにも従う事。 (MEAなどのMinimam Altitude、Position Report, Courseなど)
  5. VFRとIFRの両方のルールを守る必要があります。
  6. 自動的にIFR Flight Planがキャンセルされる訳ではありません。 IFRで飛行してるのと同じです。
    • clearance to operate “VFR-on-top/VFR conditions” does not imply cancellation of the IFR flight plan.
  7. 別に雲の上だけに限られている訳では無いので、雲の下や、雲の間も考えられます。
  8. 一部の空域では禁止されています。 例えば、Class-A AirspaceではIFRのみの空域ですので、VFR-on-Topは出来ません。

VFR Over-The-Top

VFR-on-Topに似た名前で、VFR Over-The-Topと言う飛行方法があります。これら二つの名前は似ていますが、全く違う飛行方式です。このVFR Over-the-TopはVFRの一つで、雲海などの上を通常のVFRで飛行する事を言います。 VFR-on-Topは計器飛行方式(IFR)の一つで、VFRになるまでは雲の中を飛ぶとか、全く別の飛行方法で計器飛行方式の一つです。

VFR Over-The-Topは、計器飛行の許可が一切不要な飛行方式です。例としては、離陸する空港と到着地点の天候が良いのですが、途中の天候が霧や低い雲などで天候不順な状態です。 飛行ルートの途中での地面付近とか下部の天候が悪いだけで、上空では天候が良く、VFR飛行が出来る状態での飛行をさします。例としては、両空港での天候が良いが、超低空のOvercastの雲や濃霧が途中で発生している様で上空の天候が良い状態が考えられます。

VFR-on-Top = IFR flight
VFR Over-The-Top = VFR only

山の左側にはOvercastの雲が広がっています。その上は、IFRやVFRとして飛行できます。 IFRなら、通常のIFRでも飛行が出来ますし、VFR高度を自由に選べるVFR-on-Topでも飛行が可能です。 VFRで左側を飛ぶ場合は「VFR Over-The-Top」と呼ばれます。

山の左は低空に雲が広がっています。 完璧なOvercastと呼ばれる状態です。 TOPは2,000フィートも無いでしょう。 雲の中を飛行するには計器飛行方式(IFR)でないと飛行が出来ません。しかし、雲の上はVFRでも飛行が可能です。 IFRで飛行するなら、そのままのIFRでも飛行が可能です。 またIFRですがVFR-on-TOPでも飛行が可能です。 IFRとVFRの規定を守る必要がありますが、高度は自由なVFR Altitudeを選ばれます。

もし有視界飛行方式で飛行するなら、VFR飛行として左の雲海の上を飛行する事が可能です。これを「VFR Over-The-Top」と言います。

 

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