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DME (Distance Measuring Equipment) 距離測定装置

飛行機とDME局の距離を測る装置。 DMEが搭載している航空機では、選択した地上のDME局からの距離が海里(Nautical Mile, NM)で分かります。

航空機に搭載されているのがAirborne DME Equipmentと言い、地上に有る施設をDME Stationと言います。 VORTACやVOR/DMEと呼ばれる施設にDME Station が併設されています。 一部では、ILSやLocalizerにDME Stationが併設されています。 DMEの機能が有る時は周波数の所に「Chan xxx」とチャンネルと言うのが書かれています。 (チャートによっては「Ch xxx」の時も有ります。)

Airborne DME 機上のDMEの表示機

昔の機上DMEは電流計みたいなアナログ表示が多かったそうです。今ではデジタル表示が大半です。(私はデジタルしか見た事が無い)距離だけでなく、変化の割合を元にGround Speedを表示してくれたり、局までの予想時間を表示してくれたりします。ただ、DME局と真っ直ぐに飛んでいる必要が有るので、意味が無い時も多いです。 真横のDMEを選んでいる時はトンでも無い数値を示す時が有ります。

計器飛行を行う場合、DMEはOM (Outer Marker)の代わりとしても使えます。

仕組みは、航空機に搭載されたDMEが専用の周波数で信号を発信します。その信号を受信したDME局が応答信号を送り返します。 その時に距離に比例して、到着時間が遅れますので、その遅れを距離として表示します。

DMEの仕組み

    1. DMEを搭載した飛行機がDMEの電波(Interrogation Signal)を全方向に発信します。
    2. 指定されたDME Stationが電波を受信すると、信号を送り返します。 (周波数が違えば、電波を無視します。)
    3. 送り返された信号を機上DMEが受信すると、電波の往復に掛かった時間を測定し、それを海里(Nautical Mile)で表示します。

    DMEは960MHzから1,215MHzとVORよりも高い周波数を使いますが、DMEの周波数はVORの周波数は対になっています。 その為、私らはVORの周波数に会わすだけで、DMEの周波数に合わせられます。 これをFrequency Pairingと言いまして、ICAOで定められ世界的に共通になってます。

DME局 (DME Station)の確認。

VORやLocalizerと同じ様にDMEもモールス信号を聞いて、DME Stationの確認が出来ます。VOR/DMEでも、VORが使えないけどDMEだけが使用可能だったりする場合があります。 モールスコードの聞こえ方にギャップが有る時には、どちらから故障してると考えられます。

VOR(もしくはLocalizer)の部分は1,020ヘルツのトーン音や音声で確認が出来ます。 DME(もしくはTACAN)の部分は3〜4回に一度のピッチの違う1,350ヘルツの音で確認が出来ます。

DMEが使用可能な場合、30秒に一度の音が1350ヘルツのやや高い音が聞こえます。(Single Coded Identification) また30秒に一度しか聞こえない場合は、VORの部分が使え無いが、DME部分が使えると分かります。

VOR (Localizer) 3〜4回 1,020ヘルツ
DME (TACAN) 30秒に一度、 1,350ヘルツ

DME局が動いていない時、デジタル表示の場合は、距離を示さない時が通常ですが、アナログ式のDMEでは普通に距離をして居る場合が有るので、DMEを使う時でも、VORのモースル信号(トーン)を聞くのが良いでしょう。

使用上の注意 DME Error, Slant Distance


DMEは局との絶対距離を測ります。Slant Distanceと言いまして、地図上の距離では無くて、斜めの距離になります。 その為、DME局の真上に来ると、DMEは高度を示します。 1マイルは約6076フィートなので、局を6,000フィートで通過すると、0.0にはならず、1.0 NMと表示されます。

DMEはSlant Distanceと言って、飛行機と局の実際の距離を示します。

DMEは地図で見る距離では無く、実際の距離を示します。 斜めの距離なので、これをSlant Distanceと言います。その為に、角度が大きくなる、高空短い距離 (High and Close) でエラーが大きくなります。

参考に、6,000フィートで飛行する場合、DMEから1マイルで1.41マイル、2マイルで2.2・・・・9マイルで9.1となり、10マイルで四捨五入で10.0となります。

このSlant Distanceのエラーに関しては、「1,000フィートに付き、1 Nautical Mile (海里、NM)以上離れていると正確とされています。
実際は、もう少し手前でも正確な数値を示しますが、DME自体にも誤差が有るので、「1,000 feet = 1 NM」 が良いと思います。

 

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