|
Terminal Arrival Area TAA
実際に有る、TAAを元に下記の例を作ってみました。
TAAはどの方向から飛行してきても、決められたルートを飛行する必要も無く、管制官も細かい指示を出さなくても操縦が簡単にコースを選べ、高度も分かる様に設定されています。 上記のTAAではIAFから30 NM Nautical Miles以内に居れば、その場所の指定するIAFまで飛行して、Final Approachに向かいます。
- 左側から来るルートは、Straight-in Areaとなります。
- IAFはUDAQIになり、そこに向かって飛びます。
- 場所はCourseが時計回りで343度〜(360/000度)〜163度TOの場所になります。
- Approach Clearanceが出ると、最低高度は2,000 feet MSLになります。
- 右上からのルート
- IAFはOJWIRになり、そこに向かって飛びます。
- 場所はCourseが時計回りで163度〜253度TOの場所になります。
- Approach Clearanceが出ると、最低高度は2,600 feet MSLになります。
- 左下からのルート
- IAFはWOTCUになり、そこに向かって飛びます。
- 場所はCourseが時計回りで253度〜343度TOの場所になります。
- Approach Clearanceが出ると、最低高度は2,100 feet MSLになります。
- 右側からの飛行でOJWIRかWOTCUがIAFの場合は、IAFから「T-字」に入り、UDAQIに向かいます。
- 距離は5マイルですので、比較的速度の速い飛行機が多いと考えられます。
- UDAQIに向かうルートには全てに"NoPT"と明記されていますので、許可無しにProcesure Turnは行なえません。
それにProcedure Turnが必要で無いのもTAAの特徴です。
- UDAQIからは通常にアプローチを始めます。
- どのTAAアプローチでもFAFとMAPが設定されています。
例として(詳細) 緑色のエリア、右下の川(水源)の部分からアプローチする場合
(パッと見た目、左ですが、 このアプローチの開始はRight Base Areaになります。)
- WOTCUから30 NM内でアプローチクリアランスが出た場合は、
- 最低高度が2,100フィートで
- WOTCU (IAF)に向かいます。
- 30NM以上遠方で許可が出た場合は、管制官に指示される高度を守り、TAAの30 NM以内に入れば2,100まで降下が可能。
- WOTCUから右に90度ほど旋回し、UDAQIまで飛行します。
- 高度は2000 feetで5 miles, Courseは343度になります。
- まあ通常は風が滑走路から吹いてくるので、Headingはやや滑走路向きになる場合が多いでしょう。
- UDAQIでまた右旋回をして Final Approach Courseに乗ります。
- 全てが右旋回になるのでRight Base Areaと呼ばれます。
- FAFのIVTEFを通過し、Runwayまで向かいます。
- IVTEFまではCourseが073度で、Minimumは1,900です。
- このFAF (IVTEF)からの高度は、他のアプローチと同じでProfile ViewとApproach Minimumを見て下さい。もちろんNoteも
- MAP (DA, DH)まで飛行し、可能なら着陸します。
- 無理な時は、他のアプローチと同じ様にMissed Approachを開始して下さい。
|
|