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Carburetor Icing 気化器凍結

キャブレター内部では、燃料で有るガソリンが、気化して空気と混ざる所でも有ります。

その為、キャブレター内部では気温がかなり低下します。空気が湿っている時では大気中の水蒸気がキャブレター内部に付着し、場合によっては0度以下にもなるので、氷が凄く付きやすくなります。キャブレターに氷が出来やすい温度は華氏70度(21℃)とされています。湿度は80%以上で最も出来やすい状態で、場合によっては湿度が50%でも出来やすくなります。

Carburetor Icingが起き易いのは 気温が華氏20度F〜70度F(−8度C〜+21度C)で、湿気が高い80%以上と高い時に起こりやすくなります。 湿度が高いと起こりやすいのですが、50%以上でも起こる事が報告されています。また気温が30度C近くても可能性は残っています。

20度ぐらいの気温は日常でも起こりやすいのでCarburetor Icingは以外と起こりやすいのです。気温が30度を超えていても、湿度が高い時なら起こりやすいです。 訓練されている方なら、そんな経験が多分無いでしょうけど、実際は起こり易い時にCarburetor Heatを使っているので気が付かないのです。

ベンチリーの部分や、スロットルには燃料が付きやすく、その為Icingも起こりやすくなります。またThrottleの弁が閉じられている状態ではCarburetor Icingが起こりやすい状態です。その部分に液体の燃料が付きやすくなり、それが気化する時に多くの熱を奪うので氷が発生しやすいのです。

 

次の説明   FAAの図  

 

Fuel Injection System:
新しい飛行機や性能の良い飛行機では、Carburetorの代わりにFuel Injection Systemが使われている場合が多く有ります。 
キャブレターも上手く作られていますが、Fuel Injectionは燃料を直接シリンダーに注入するのでより効率が良くなります。
またFuel Injectionは燃料を直接シリンダー内に注入するので、Carburetor Icingと言う物がありません。

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