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Dewpoint(露点)とMoisture(湿気)

Dewpoint, 気温 そして Visible Moistureの関係暖かいと沢山の水蒸気が溶け込む事が出来るのですが、 気温が下がると溶け込む量が少なくなってしまいます。  気温が下がりすぎると、溶け込んでいる水蒸気が露や水滴、雲等として目に見える物に代わります。 これ以上水蒸気を保持できない温度を露点、Dewpointと言います。  その温度以下になろうとすると、余剰の部分が眼に見える形となって、現れます。(水、雲など)英語ではVisible Moistureと呼ばれる物です。(見える水分、湿気) 
また、この状態を大気の飽和状態(Saturated)とも言います。

説明を変えますと、、、
どんな大気にはある程度の水蒸気が含まれています。 その大気の温度を下げていくと、水蒸気を保留する限界に達してしまいます。 その様な状態を飽和状態と言います。 飽和状態になる温度を「露点、Dewpoint」と言います。 それ以上に温度が下がると、空気中の水蒸気が多すぎて、その分が眼に見える形に変化します。これをVisible Moistureと言います。 温度の低下だけでなく、過剰な水蒸気の供給でも同じ事が起こります。

地表や物体の近くなら露として目に見える形に変わる時が多いです。大気の様に、物体が無ければ、雲や霧に変化します。その時に量が多くなると、その水滴がだんだんと大きくなって、雪や雨に変わります。

この様に、限界に達した状態を「飽和、Saturated」と言います。まだ大気に余裕がある場合は「不飽和、Unsaturated」な状態と言います。

注意点: 温度がDew Pointと同じになっても、それだけで溶けている水蒸気が液体に(Visibile Moistureに)変わる訳はありません。 確かにその温度では飽和状態、Saturatedになります。 それ以下に温度が下がろうとするか、大気にもっと湿気を加えようとする時があれば、そこで初めてVisibile Moistureが発生します。

次へ Visible Moistureの例


水 Water (物体)の変化

水でも多くの物質は「固体、液体、気体」と三つの状態(State)があります。 下の図がその例です。 一部を除いてPrivteのライセンスを取るぐらいでは、そんなに重要とは思いませんが、今後、「航空」を学ぶのに必要な事です。 将来を考えている人は、理解して覚えてくださいね。気象学や科学には良く出てきます。

水の状態。 Gas, Liquid, Solid  or Vapor, Water, Ice

例: 露や雲が出来るのは、気体である水蒸気が、液体に凝縮して変化します。Water VaporがCondenseすると液体、雲、霧、雨、露などの水になります。
    気体・Gas・Vapor・水蒸気 > 気体が液体に変化 (Condensation 凝縮) > 液体・Liquid・Water・水

上のグラフにある様に、大気中の水蒸気(Moisture)が足されるにはEvaporationとSublimationがあります。
    Evaporation は蒸発と言う現象で、液体が気体に変わる事を言います。
    Sublimation は固体が液体にならずに直接、気体に変わる事を言います。 (気体から固体に変わる時も同じ言い方です。)
気温が下がる時にVisible Moistureが発生しやすくなります。大気に水蒸気を増加させる蒸発や昇華があると、Dewpointを上る事でVisible Moistureの発生を容易にしたり、そのままVisible Moistureの発生の元になる時があります。

次へ Visible Moistureの例とFrostの危険性について

 

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