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Low-Level Significant Weather Prognostic Charts

Significant Weather Prognostic Charts (悪天候予報図)は予報図で、主にPre-flightでの計画にと考えられています。 予報図ですから、ちょっと、未来の事です。 Prognosticには予報・予測と言う意味があります。

航空機用の気象予報図。 主に飛行に悪影響を与えるような予報(Forecast)を図に表しています。 
Prognostic Chartで全てのForecast(予報)が分かるわけではありませんが、飛行を避けるべき範囲が図で分かりやすく表示されています。
このチャートは危険な範囲を教えてくれるのですが、すべての情報を含んで居るとは言えないので「Overallな計画の為」とは言えません。
ポイントはPrognostic = Forecast = 予報 = 予測 = これから起こる予測です。 予報時間が書かれているので、チャートに描かれている時間の予報図です。 このChartは飛行には重要ですが、基本的にはPreflightのPlanning用です。(確実には誰も分からないでしょ)

またこれには3つの高さ範囲があります。私たちがアメリカで乗るならLow-Levelで十分です。

Low-level Significant Weather Prognostic ChartのSFC-400見るバールの例

2008年06月04日 00:00UTC の Low-Level での12Hr予報の実例です。(例: 上パネル, Surface - 24,000 feet 400 mb)  現状ならここへ (NOSS)

最近は上の図の様に、Internetで、しかもカラーで見る事が出来ますが、以前はFSSに行くか、DUATでしか見られませんでした。しかも白黒の一色です。現状の筆記試験の問題(Pvt)も白黒です。 現状では高度別に4つのPrognostic Chartが有ります。

Significant Weather Prognostic Chartの4枚パネルタイプ

  • Short-Range Surface Prognostic (Prog) Charts (地上用、Surface)
    • 気圧・前線・降水が表示されている。
  • Low-Level 地上から24,000 feet (正式には気圧が400ミリバールの高度) 
    • VFR/MVR/IFRのカテゴリー、 乱気流、 Freezing Levelと呼ばれる氷点下になる高度が表示されてる。
  • High-Level 24,000〜63,000 feet (日本を含め、かなり広範囲にあります。)
    • Thunderstorm CBの可能性と高度、乱気流、ジェットストリーム、前線、Tropopauseの高さ
  • Mid-Level 10,000〜45,000 feet (範囲は米国北東から欧州、アフリカ北東部) Thunderstorm
    • Thunderstorm CBの可能性と高度、乱気流、ジェットストリーム、前線、Tropopauseの高さ
      • Tropopauseとは成層圏と対流圏との境目(StratosphereとTroposphere)


Low-Level significant Weather Charts (SIGWX)

私たちがアメリカの訓練で一番、遭遇するのはこのLow-LevelとSurfaceでしょう。時間別にSurfaceと400MBの4枚が準備されてまてます。
ネットでも「4 Panel」が準備されていますので、変化を予測する為にも「4Panel」を見る事がお勧めです。右上のサンプルは縮小してますが4枚のPanelです。 PrivateでもInstrumentの筆記試験でも4パネルが使われています。(Instrument にはHigh-Levelもあります。)


上のパネルはIFRやMVFRの地域(Flying Category)、乱気流、凍結高度(気温が0度になる高度、Freezing Level)。 
    SFC-400MB Surface,地上〜400MB,24,000 feet MSLの情報

下のパネルは地上(Surface)での降水、雷雨、前線の予報位置が分かるように出来ています。 (SFC PROG 地上予報

次は問題集での問題を中心に説明したいと思います。 範囲が広いので、大まかな説明で終わってますがPrivate Pilot向けと思って説明します。 (Instrumentで出される問題はその次に。内容は似た様な物です。問題が違うだけ)

 

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