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Low-Level Significant Weather Prognostic Charts

Upper Panel 上部パネル:  Private Pilot Knowledge Examを中心に説明を: 問題集のチャート

最初に注意:  Prognostic Chartで全てのForecast(予報)が分かるわけではありませんが、飛行を避けるべき範囲が図で分かりやすく表示されています。 このチャートは危険な範囲を教えてくれるのですが、すべての情報を含んで居るとは言えないので「Overallな計画の為」とは言えません。 Pre-flight用です。

まず、問題集のチャートを見てください。(ここです。Figure 20) Low-Level Significant Weather Prognostic Chartsは4つのパネルから成り立ています。大きいので、リンク先のを見てください。

左側が12時間後の予想。 そして右側が24時間後の予想です。

上部のパネル、2枚には「Surface - 400 MB, ミリバール 24,000フィートまで」の低空の気象予報
     ・Flying Categoryと呼ばれる(VFRやMVFR , IFR Weather)の範囲
     ・乱気流の場所と高度
     ・気温が摂氏0度になる高度。(水が凍る温度)が書かれています。

下部のパネルには、地上の天気予報が書かれています。 (Surface)
    ・低気圧と高気圧の位置とその動き (Low and High Pressure System) に 気圧の層 (Isobar)
    ・前線の位置 (Front)
    ・降水・降雪の位置と量 (Precipitation) と 雷雨 (Thunderstorm)

上部の図は右上のパネルです。 12時間後の24,000 feetまでの予測図 Significant Prognostic Chartです。

上部の図は右上のパネルです。 12時間後の24,000 feetまでの予測図です。

Severe Turbulenceが地上〜24,000フィートまで。Significant Weather Prognostic Chartsでの記号1番の矢印の所はUtah州と呼ばれる所で、記号は乱気流(Moderate Turbulence)を表しています。 
下の数字は高度を表しています。 「180/」と書かれていますので、「18,000フィートまで乱気流が予測されています。
もし右側にも数字があれば乱気流の下限と成るのですが、省かれているので「地上から」となります。
   (もし、乱気流の強さが強くなって、Severeとなると、記号の上に山の印が書かれます。右のがSevere Turblenceです。)
また、この乱気流の範囲は太くて長目の破線で描かれています。2番です。

3番の短い破線は、Freezing Levelと言うのを示しています。 水が凍る、Freezeすると言う意味で、気温が摂氏0度になる高度です。この場合は「120」と破線の終わりに書かれているので、Freezing Levelは12,000 Feetとなります。 三角の波線はFreezing Levelが地上であると示します。 (地上の気温が氷点下、摂氏0度以下のエリア) 6番のエリア

Flying Category
これはVFRやIFR向けの天候をCategoryに分けた物です。 FAR(航空法)ではVFRは標準で3マイル、Ceiling 1,000 feetと決められていますが。実際では安全を確保するのにギリギリな状況で、あまり安全な天候とは言えません。 そこで気象では別の方法で気象状態を表します。

Category Ceiling Visibility 備考
VFR VFR 有視界飛行 3,000 feet 以上 5 Miles 以上 まあ良い天候。 「VFR Weather!」と言えます。
MVFR Marginal VFR ギリギリ 1,000 〜 3,000 feet 3 〜 5 Miles 合法だけど、ギリギリVFRの天候。4番のエリア
IFR IFR 計器飛行状態 1,000 feet 以下 3 Miles 以下 VFRじゃ無理です。IFRかSpecial。5番のエリア
LIFR Low IFR 計器飛行でも悪い 500 feet 以下 1 Mile 以下 計器飛行でも要注意!このChartでは使われてません。

4番のモコモコの線で囲われている所は、Marginal VFRと言って、 合法的ですがVFRでの飛行はお勧めじゃ無いし、VFRじゃ危険と言うエリアです。

5番の実線で囲われている範囲ではVFRでの飛行は、ほぼ無理なエリアで、IFRでの飛行が求められます。 Special VFRなど何とか飛行出きる時もありますが、飛行しない方は無難です。

Low IFRと言う言い方も有るのですが、Prognostic Chartsには使われていません。
また上にも書かれている様にこのチャートは”Flight Planning Only"です。全般的な予報状況を見る事が出来ますが、細かい事には向いていません。空港単位での予報はTAF、Terminal Forecastを使うようにして下さい。

他の問題からの例

 

次は下のパネル。Lower Panel

 

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