Load, Load Factor and Limited Laod Factor
Loadとは 飛行機(航空機)に掛かる「力、外力」の事を言います。 重力や遠心力、空気抵抗、ねじれ、乱気流、急旋回、急上昇、着陸の衝撃など外部からの圧力を、全てLoadと言います。(日本語では荷重)
着陸の衝撃は設計の段階では考慮して計算はしていますが、航空力学では着陸の失敗までは計算が出来ないので、Loadを語る時には考えません。厳密には計算は出来るのですが、飛行には関係が無いと思えるので、省いていると考えましょう。
飛行機に掛かる色々なLoad、荷重
また英語ではLOADには色々と意味があります。しかしこの場合ではあまり考えません。航空力学を考える時にでもLOADの考え方には複数あります。しかしこの場合(特にLoad Factor)では、、、重力と遠心力、機首上の力、乱気流などで、上下に掛かる力を言います。「G」とか言われる物で、体が重たく感じる事を言います。特に重力と同じ方向になります。(揚力の反対。)
抗力もLoadですが、方向が後ろ向きでもあり、Vneを超えない限り影響は少ないので、航空力学を考える時には計算に入れて居ないのではと思います。LOADの定義では、外圧の事なんですけどね。多くの本を確認のしたのですが、「LOAD」の定義は出ていませんが、次に書く「Load Factor」では抗力が入って居ないので、Loadと言う意味には複数有ると考えた方が自然と思っています。
まあ、この場所のLOADの定義は、CFI Japan流と考えてください。 本当に意味が多い単語なんで、上手く使い分けて頂ければと思います。
Loadと言う単語の意味の一例:
- 物に掛かる外圧 (ここで書いている定義)
- 航空機の翼に掛かる上下の圧力 (Load Factorで考えられる定義)
- 搭載している、載せている物
- 搭載量、乗客数
- 飛行している航空機に掛かる負担
電気的に考えると、抵抗。 また電気を消費するもの。
- 物を載せる事
- 色々な装置をつける事
- That car(airplane) is Loaded、色々な装置が満載されている。
- 装填する (爆弾や弾を詰める事、機械に材料や資材を入れる時も)
- コンピューター等にデータなどを入れる事
色々と意味があって、このLOADには色々な意味があります。 多くの人にはLOADと言うのは複数の意味があるので、混乱されると思います。私もそうだったんで何とか上手く説明できないかと考えて、このページを作っています。しかし私も力不足は感じています。申し訳ないですが、LOADと言う単語は、複数の意味があり、状況によって色々な意味があると理解してください。
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