CLOUD 雲
雲の種類についての説明をしようと思います。 ただ雲には無数の種類があって全部を説明できませんが、筆記試験とかに特に必要な物を説明したいと思います。100%とは言えませんが、筆記試験ぐらいには対応できるレベルです。
FAAのPilots Handbook of Aeronautical Knowledge 10-16より
出来方によって Cumulus と Stratus
Stratus Cloud 層雲 層状に出来る雲で横に広範囲に広がるを言います。 安定した大気の特徴的な雲です。安定した空気は上昇しようとしません。
Cumulus Cloud 積雲 上に発達するモコモコした雲を言います。 不安定な大気の特徴。不安定な大気は上昇気流が特徴で、雲も上に発達します。
安定性に関しての説明
Nimbo Cloud 雨雲、雪雲 雨や雪が降る雲 Numibusも接頭語や接尾語に使われます。
Families of Cloud
雲の分け方にはFamilyと言うわけ方があります。 これは雲の高さで分けられています。
- High Cloud 高度2万フィート以上に有る雲。 Cirrusと名前に含まれて居ます。高度が高くて気温が低いので、氷の結晶で出来ています。
- Middle Cloud 6,500〜20,000フィートぐらいにある雲。 結晶よりも水滴でできている方が多い。 名前はAlto-から始まってます。
- Low Cloud 低高度に発生する雲です。 地上付近からだいたい6,500フィートぐらい。接頭語などはありません。
- Vertical Development 上昇気流で生まれる雲で低空から高高度まで発達する雲です。 雷雲とかThunderstormです。
なお地上からある雲は、Fog(霧)に区別されます。
Ceiling
航空業界では、Broken以上の雲で「それらの底の部分」をCeilingと言います。Ceilingと言う単語には天井と言う意味があり、天井の様に雲がある一番低い高度を示したます。まあVFRじゃ通過するのが厳しい高さと考えれば良いと思います。ScatteredやFewなど隙間の多いのはCeilingとは言いません。 また薄いと言う意味の”Thin”もCeilingには含まれません。(例えOvercastでも)
Lenticular Cloud レンズ雲
上空で安定(Stable)な日に、強風が山を越えた後に、風は波になって流れます。 その時に十分な湿気があると波に沿ってレンズ状の雲が出来ます。見た目には止まった様に見えますが、波が上に向う時に雲が出現して、波が下に行く時に雲が消えます。その為、見た目には乱気流が無さそうですが、50ノット以上の風が吹いており、その付近では乱気流が強いのが特徴です。
Mountain Wave Turbulenceと言い、40ノット以上の風の時には、山の風下では乱気流に注意すべきです。(レンズ雲は50ノット)
また綺麗な波の事をStanding Wave(定常波)と言い、Standing Lenticular Cloudとも言います。