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Weight and Balance Calculations 重量と重心の計算

重心位置の求め方

これは各項目ごとに重量(Weight)と距離(Arm)を掛け算して、モーメント(Moment)と言うものを計算し、それを合計します。そして、その足された合計モーメントを飛行機の総重量で割ると、CG位置が分かります。

項目A  距離(Arm) x 重量(Weight) = 項目Aのモーメント
項目B  距離(Arm) x 重量(Weight) = 項目Bのモーメント
項目C  距離(Arm) x 重量(Weight) = 項目Cのモーメント

CGの位置の計算式

ここの距離(Arm)は、基準点からの距離を言います。これで重心位置(CG Location)も表記されます。

この重心は指定された基準線からの距離で表記されます。このReference Line, Datum, Datum Pointなど)  この基準線は一定であれば、何処でもOKなんですが、私達はメーカーが指定する標準点(Reference Point)を使います。 多くの飛行機ではFirewallと呼ばれる、エンジンとコクピット(機内)の壁の部分を基準点としています。(Firewallはエンジンが取り付けられている所でもあります。) 他にはプロペラSpinnerの部分や色々な場所で設定されているメーカーもあります。

私達は、メーカーが指定する基準点を使用します。そうすると、POH(Pilot Operation Handbook)で書かれている数値も使えますし、各飛行機のデータや整備士もその基準点を使っています。  (わざわざ、違うポイントを使って計算を複雑にする必要はありません。)

また距離の単位もインチと言う物を使います。 アメリカの生活ではインチ、フィート、マイル (inch, feet, mile)が普通に使われていて、飛行機の世界でも標準に使われています。

 

モーメントを求める
私達の訓練機では、機体の重量、乗客(前席・後部座席など)、荷物(場所別)、燃料、オイル(一部の飛行機で)の計算が必要になるでしょう。

項目A  距離(Arm) x 重量(Weight) = 項目Aのモーメント
項目B  距離(Arm) x 重量(Weight) = 項目Bのモーメント
項目C  距離(Arm) x 重量(Weight) = 項目Cのモーメント

全ての項目の距離と重量を掛け算して、その積、モーメントを計算します。 そしてそれらを合計します。 これをTotal Momentと言います。

次へ CG Location 重心の位置を計算する

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