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Weight and Balanceの計算法 グラフ式

下のグラフ、Moment Envelopeの使い方:

  • 縦線が飛行機の重量を示しています。2000ポンドなら2000の所から、真横に行きます。
  • 横の線は、モーメントの合計を示しています。 合計のモーメントが85,000なら、85の所から真上に行きます。
  • 重量とモーメントの線が交差した所が、飛行機の状態を示します。
    • 線で囲まれた所が安全に飛行できると言う場所です。 Envelopeって言います。Envelopeは日本語で封筒です。
    • この飛行機は少し強めに出来ています。 Envelopeの中でも、「Utility Category」の中に交差した点が来ると、Utility機として飛行が可能に成ります。重量制限が厳しく、また重心位置も前方になります。
    • 交差した場所が左側だと、重心が前過ぎるという意味で、飛行不可能です。 安定しすぎて、着陸が無理かも。速度も遅い。
    • 右側だと、重心が後ろ過ぎる。 不安定です。また失速すると回復が大変。
    • 赤い線の上に行くと、重量が多すぎて、飛行出来ないという意味です。 この飛行機の上限は2,300ポンドです。

 

Weight and Balance GraphでのEnvelope

この表では、モーメントが安全な数値かを確認できます。 このグラフではCG位置を求めずに、モーメントからそのまま安全性が確認できます。 左側にある軸が重量を示します。そして、下の軸が飛行機のモーメントになります。 重量とモーメントの交わる点が、この表で囲まれている線の中にあれば安全に飛行が出来るということです。 この囲まれている部分を英語でEnvelopeと言います。

上の表では、例として2100ポンドの所に赤い線を引きました。 それで見ると前方は76.9、後方が99.8がモーメントの限界と分ります。 2100ポンドではモーメントの合計が76.9〜99.8にあれば安全に飛行が出来ると言う事です。

またこの飛行機(C-172)は重量や搭載方法によってはUtility Categoryの飛行機として飛ぶ事が出来ます。 Envelopeの左下側にはUtiltiyとしての限界が書かれています。 上限の重さは2,000ポンドです。 重心の位置は前方よりになります。

例えば、1700ポンドの飛行機でしたら、モーメントが60〜70でしたらUtilityとしてひこうが可能です。 そして82まででしたらNormalとしては飛行できます。

 

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これらのグラフを使った例題

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