LDA と SDF
Instrument Approachesには色々と有りますが、変わった物の代表的なのが、LDA と SDF Approachでしょう。 このページではこの二つの説明を簡単にしたいと思います。
Localizer-Type Directional Aid (LDA)
LDAは一般的なLocalizerと同じ施設で精度も同じレベルなのですが、大きな違いはLDAの信号が滑走路の中心線より角度が違う方向に発信されています。Straight-in Appraochが設定できないが、より低いMinimumが必要な場合に設置されています。
ホノルル空港、Runway 26LのLDA Approachです。 Straight-inになるとホノルルの街を低空で飛行する事になるからでしょうか。
LDAのアンテナ自体は26R付近にありますね。
このLDAの様に、DMEと併設されている場合も多いです。 ですが単独も多いです。
LDAの精度はLocalizerと同じです。
Localizerの角度はRunway Threshold(入り口、最初の部分)で700フィートの幅になる様にされています。
Indicatorでは左右のFull Scale。
角度にして2.5〜5度ぐらいです。
Simplifed Directional Finder (SDF)
SDFはLocalizerやILSの様に滑走路の中心線上とその延長線上に電波信号が出ていますが、広い角度から受信する事が出来ます。 広い範囲・角度と言う事で、精密さに欠けます。 粗悪と言う訳では無いのですが、IndicatorがLocalizerの様に敏感には反応しません。
SDFの角度は 6度か12度に決まってます。 6度ですと、精密なLocalizerの半分の感度で、12度でしたらVOR並みの感度です。
実際のを見ると、Minimumが350 feet AGL などと信頼度は高そうです。ただ信号が広いみたいですね。
個人的にSDFの経験は有りません、 聞いた事も無いのが現実で、数はかなり少ないです。
それでも、5つのSDF Approachesを見つけたので、参考にアップしますね。 PDF形式です。
AAS : FYM : MRC : POF : THA