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Terminal Arrival Area の高度

TAAの場合、各IAFを中心として30 Nautical Miles範囲が設定されています。TAAのアプローチチャートには右のチャートに有る様に半円や4分の1に切った円の様な物があり、そこで、そのエリアでの高度が明記されています。 

例えば、上のStraight-in Areaでは3,700フィートが最低高度です。範囲はMagnetic Course TOの090度から時計回りで270度までと出ています。 
TAAではコースが、分かりやすい様にIAFにむかうHeadingを意識して、
Magnetic Course TOで書かれています。

右下のLeft Base Areaでは、最低高度が3,300フィートになります。
270度から360度の間で、WIZEHを中心に半径30 NM。
左下では、3,000フィートです。

中心のIF(IAF)に来ると、UTKUW (FAF)、Final Approach Courseの方へ向かいます。 FAFまではCourse 180度で、高度の制限が2500'です。

TAAにはMSA有りません。 MSAよりも広いTAA Boundaryが設定されていますで、TAA自体がMSAの代わり以上の事をしています。 そこで設定されている最低高度がTAA minimum altitudeです。MSAと違い、ここでは1,000フィートのOsbtacle Clearanceだけでなく、Navigationの信号や、無線交信も保障されている高度です。

(MSAは緊急用の高度として表記されていましたが、TAA minimum altitudeは計器飛行で可能な高度を示しています。)

TAAでIAFまでの高度を書いた半円などの正式名は分かりませんでしたがAIMでは「TAA icon」と言う様な書き方をしてました。 
またTAAでは「No Course Reversalが基本」なので、あちこちに「NoPT」が書かれてます。
Procedure Turnの様な物は不要とされています。  もちろん管制官からの許可が有れば可能です。



Terminal Arrival Area の高度 でセクターが分かれていたり、高度変化のStep Downが有る場合もあります。 多くのTAAでは、一つのエリアで、一つのMinimum 高度が多いのですが、近くに山や障害物などが有る場合や、方向によってAreaが分割されていたり、Step Downの様なMinimu Altitudeがあります。

左の図は西海岸にある空港(SMX)のTAAのStraight-in Areaです。この空港は谷間に有り、近くに海や山があります。その為に、高度制限が場所と距離によって変化しています。

左側からのアプローチの場合(南西から北、Course 031-161)では、
30 Nautical Miles 〜 6 NM が 5,500フィート
6 NM から WINCHまでが 3,300フィート。

北から左上の方角からなら (Courseが161〜211度の場合)
30 NM 〜 10 NM が 7,000 feet
10 NM 〜 WINCH までが 4,200 feet となります。

Winch自体は海上に有るので、Minimumは低めですが、6〜10マイル以上離れると山等の障害物などが有ると想像できます。 特に東側では高そうです。

右の図で、Left Base AreaからApproachがClearされた場合。

  1. 30 NM〜24 NMは5200 feet 以上
  2. そして24NMを過ぎてSUXYO IAFは4900 feet 以上
  3. SUXYOからAJCIZは4,600 feet以上で飛行して、
  4. BEMXI FAFまでは4,400 feetに下がります。
  5. BEMXIからは、通常のアプローチと同じです。


 

サンプルを見ての説明

 

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