説明ページを作ってると、不必要に長くなってしまいました。 簡単に書くと「Waypointsは基本的に、RNAVとかGPSなどの目標地点と言うか標識と言うか、目的地点の様な物です。」 事前に設定した目標地点とも訳せて、RNAV Routeの終始点とも言えます。
Waypointsと呼ばれるのは、RNAV Route や RNAV Appraoch用として事前に設定された地点を通常は言います。 RNAV用の標識や目標地点と思っても良いと思います。
RNAV や GPSの航法ではこの Waypoints という点を結んだコースを飛ぶ事が基本となります。 GPSが主流になった現在では以前(私の時代)よりもかなり多く使われています。
VOR StationやDME Stationは地上に有る施設ですから、移動する事は出来ません。 その為、多くの場合は、局と局を結ぶ線をジグザグに飛行する事になります。ですがRNAVが有ると、コンピューターが有るので航法信号を受信して航空機の位置を割り出し、事前に設定された場所に直接向かう事が出来ます。(正確にはBearingと距離かな) RNAVでは、その装置に対応した信号を受信してコンピューターがそれを元に航空機の位置やパイロットが選んだWaypointsやNAVAID、空港への方向や距離を教えてくれます。
GPSの無い私らの時代ではVOR/DMEを基調としたRNAVが主流でした。パイロットがVOR/DME Stationが好きな所にある様に想定・設定が可能。そして、その設定した場所をWaypointと言う、との考えもあります。例えば、VOR Stationが無い空港に行く時でも、RNAVに周波数、Radial、そして距離を入力してやれば、あたかもVOR Stationが空港にある様に想定する事が出来ました。 この場合はWaypointを空港に設定する事になります。 (当時のRNAVにはデータベースが有るとは限りませんでした)
右側の図では、空港にはVOR Stationが有りません。
その為、慣れない空港だと、VORを経由する飛行コースに成る場合もあります。
でも、RNAV搭載機なら、Waypointを空港の上に設定して、あたかもVOR Stationが空港の上にあると想定して、飛行する事が可能です。
VOR・DMEタイプのRNAVなら、周波数、Radial、距離を入力すると、それに連動したVOR Indicatorが、指定れた場所にVORが有ると想定して、表示してくれます。
(この種類のRNAVは、DME/DMEと表記される場合があります。)
GPSや高級なRNAVですと、データーベースが入っていて、空港名やNAVAIDなどを入力する事で、その地点までの情報を教えてくれます。チャートのデータも入ったMoving Mapも有ります。 (今でこそ、よく見かけますが、私の時代では凄く贅沢品でした)
通常、Waypointsは事前にFAAとかが設定した地点を指します。 VOR/DMEを基準とした物は「VORのRadialと距離」それか「緯度と経度」で表されています。GPS用のWyapointsの場合は、装置の中にデータベースとして保存されており、相対的な場所と名前だけがチャートに書かれている場合が多いです。
装置や使用にもよりますが、パイロットが個人的にWaypointを設定する事が出来ます。 この様な場合では、目的地にVOR Stationが無くても、空港の場所に個人的にWaypointを設定して、あたかもVOR Stationが空港にある様に設定が出来ます。(上記の図) 私らの時代にはRNAVは高級な物で、訓練機にはあまり有りませんでした。 それに、昔ですからデータベースも無く、手入力が基本だったと記憶してます。その代わりそれに個人的に使う、チェックポイントも登録が可能です。User Defined Waypointとでも呼ばれてたかな? (これはLORANでは確認しましたが、GPSでは未確認です。たぶん出来るでしょう。)
続く