Short Range Surface Significant Weather Prognostic Charts
Lower Panel 下部パネル:
Private Pilot Knowledge Examを中心に説明を: 問題集のチャート
下部のパネルには、地上 Surfaceの天気予報が書かれています。
・低気圧と高気圧の位置とその動き (Low and High Pressure System) 新しい物には気圧の層・気圧配置 (Isobar)が含まれて居ます。
・前線の位置 (Front)
・降水・降雪の位置と量(Precipitation) と 雷(Thunderstorm)
低気圧・高気圧
これは日本やアメリカの天気図でも使われる「L」、「H」で描かれています。例えばですがUtah州に描かれている「L」は低気圧を表しています。(1番) この図では右上の大西洋の所に高気圧があります。 また「TROF」ってのが数カ所に書かれていますが、これはTroughの略で、日本語で言う気圧の谷です。気圧の低い細長いエリアとでも言いましょうか。
前線・Front
下のパネルには前線が描かれています。日本の天気図にもお馴染みの前線です。書き方も同じなのですが、気象パターンが違うのでアメリカのは長くなる傾向があります。寒冷前線(Cold Fron)、温暖前線(Warm Front)、停滞前線(Stationary Front)がつながって区別が付かない時があります。(2番) 右下にある二つの低気圧の間にあるのは停滞前線(Stationary Front)です。(3番)
降水・降雪 Precipitation
下部のパネルでは雨や雪が降っると予想されるエリアが描かれています。英語ではPrecipitationと言いまして、雨と雪の区別はありません。
「・」は雨を意味しています。「*」は雪です。印の数で強さが分かります。
例として:
「**/***」はContinuous Light to Moderate Snowを意味しています。
「R」に似たような形は正式にはThunderを意味しています。上に書かれている記号で種類が分かります。Thunderとはゴロゴロと言う音です。あのピカッと光る物が無いと音は出ませんが、雨が降っていない状態もありますので、厳密にはThunderとなりますが、Thunderstormと思っても間違いでは無いでしょう。
逆三角形の形は、Showerを意味しています。 日本語では「にわか雨」や「にわか雪」となります。 Showerとは一時的に強く降ったり、短期間に多く降る物を言います。 Unstable、不安定な状態の時の特徴です。
(記号は、他にも、もうちょっとありますが今回は関係が無いので、削除させて頂きました。)
予報確立: このチャートは予報なので、必ず起こる現象とは言えません。その為に日本語で言う降水確率が図で表されています。
4番の斜め線で描かれたエリアでは50%以上の範囲で起こると言う意味が有ります。
5番のエリアでは、範囲が30%〜50%で起こると言う意味があります。
上記の例: この楕円で描かれた範囲では (筆記試験より)
- 「/」の斜め線は二種類があると意味しています。
- 「・・」の二つの点が Continuous Rainを表し 「/」の右側はRain Showerを表しています。 Contanuous RainとRain Showerが混載してる感じです。 Continuous Rainの方が通常は広範囲で、Rain Showerは局地的です。 その為「Continuous Rainの中にRain Showerが隠れている」と考える事が出来ます。
- 英語で書くと「Showery Rain Embedded in Continuous Rain」です。
-
降水の確率・可能な範囲:
- 実線で囲まれたエリアでの可能性を表示しています
-
後ろの部分がグレーになってるのは「50%以上のエリア」を表しています。
- 最近では太めの実線で書かれています。 今時のフルカラーでは緑色の実践です。
-
フルカラーや今時では、緑色の斜め線で埋められています。右の図
-
後ろが空白の所はScatteredと言う意味で、30-50%のエリアでと言う意味が有ります。
実際の問題からの例 (他の筆記試験問題より)
次はPrivateの問題に有ったフロリダを例に説明をしてみます。 Private Written 問560 (Privateの問題集 & 和訳)
計器飛行 Instrument Ratingは図が違いますので、それはPrivateの次に説明します。