HOME CONTACT LINK 検索
   ATC:航空無線      筆記試験 > PVT : IFR      PTS:飛行試験項目      お勉強室      航空辞書      けいじ板  

Special VFR (SVFR) 特別有視界飛行方式

What? Special VFRって何ぞや?  予備
Class-D以上の空港とClass-EがSurface、地上から始まってる空港は、VFR Weather Minimum(VFRでの最低飛行条件)以下でもVFRで合法的に飛べるのをSpecial VFRって言います。 その時の条件(SVFR Weather minimum)はVisibilty 1 statute mileとClear of Cloudです、(視程1マイルと雲に入らなければOKです。通常のVFRなら3 miles & Ceiling 1,000 feet AGL or more)

Special VFR Weather Minimum = Visibility 1 Statute Mile AND Clear of Clouds

この様なControlled Airspace(管制された空域、管制官が居る空域)にある空港を普通にVFRで飛行するには、Visibility 3 miles以上 と Ceiling 1,000 feet AGL 以上が必要になります。(空港でのBasic VFR Weather Minimumです)。 これはCeiling(雲の層)の下を飛行して通過する際にもです。(FAR 91.157) その天候以下でも、同じ航空法では、特別な許可(Clearance)ってを貰えば、特例で飛行させてくれます。 それをSpecail VFRって言います。(略してSVFR、 日本語では特別有視界飛行方式) そして、Flight Planも必要は有りません。


天候がSpecial VFR状態の場合、 SVFRを要求するか、しないかは操縦士が決めます。(Request or Divert、他の所に行く)
管制官は、そのRequestがあれば、SVFR Clearanceを検討してくれます。
(私個人の意見ではSVFRは危険なんで、お勧めはしません。)

SVFRクリアランスは、「他の航空機との遭遇は無いと言う」上で出されます。
そして、「他のSVFR機とIFR機との空間(Separation)」を保障しています。
離着陸の場合は、1マイル以上の”Ground Visibilityが空港で有る”と義務付けられていますので、
その分だけは保障しているはずですが100%まで保障してません。(測定できない空港もありますから。)

注意点はSVFR機が飛行している場所で、常時SVFRの最低気象条件で飛行が出来るかまでは保障されていません。
(注意点は彼らはGROUND Visibilityだけで、Flight Visibiltyは分りませんし個々の雲や飛行機の位置までは分かりません)
Visibility 1 statute mile & Clear of Cloudsは操縦士が守らなくては行けません。 必要に応じて、S-turnなどして下さい。

もう一つ注意点として: SVFRやIFRは、全ての操縦士(VFR機も含めて) が法律を守っていると言う想定でいます。
その為、違法に飛行している航空機が、居ればその航空機のとの安全(Separation)は保障されません。

天候に関しては、操縦士が1マイルとClear of Cloudsを保つ義務があります。
管制官からは、航空機の確実な位置や、その場所での天候なんて分らないです。 これは各パイロットの良心にかかっています。

SVFRでの離着陸ではGroud Visibility で 1 Statute Mileが必要となってます。 これは、SVFR Clearanceを出す時に管制官が確認するのが建前でしょうけど、 この様な時は、Visibilityも不安定なのです。霧とかには「ムラ」があります。 管制官は”Ground" Visibilityが1マイル以上は有るかと監視していると思います。
その為に、天候が悪化したら、SVFRが取り消されてしまう可能性はあります。

しかし、相手も人間なんで、多少の事は許してくれるでしょう。(でも違法ですから、ATCは良くてもFAAは駄目と言うかも)
それよりもVisibility 1マイルぐらいなら、前が物凄く見えずらく、慣れ無いと、命に危険を感じる人も居るとと思います。 私は驚くのが普通で、危険を感じる人の方が良いパイロットだと思います。 その為、合法であっても、SVFRをするぐらいなら、他の空港に行く事をお勧めします。(それか離陸しないように)

まとめると、
操縦士: 
  − SVFRのRequestをするか、無理をしないかを来ます。
  − ATCの指示に従います。 
  − SVFRのクリアランスが出れば、その空域、Surfaceエリアで飛行が可能になります。
  − Flight Visibilty 1 Statute Mile と Clear of Clouds を守る義務があり、操縦士が雲や濃い霧を避ける責任があります
  − 地上との障害物は操縦士が回避する。 (上記には書いていません。)

管制官:
  − パイロットのリクエストの上で検討する
  − 他のIFR機を優先する。
  − 他にSVFR機が居ない事を確認する。(多くの空域は、一機のみ)
  − GROUND Visibiltyの 1 statute mileは確認しているはず。(全てでは無い)
  − 条件が揃えば、Pilot Requestやその他の状況に応じてSVFR Clearanceを伝えます。
  − ATCはSVFR機の天候までは保障できない。(飛んでいる位置やその場所での天候は管制官には見えません。)
  − 違法で飛んでいる飛行機までは約束できない。

 

もちろん天候が悪いのに気づかずに、VFRでの飛行をリクエストすれば、TOWERがどうするかって聞いて来ます。
ATC: "...... xxx Airport weather is Ceiling 800 Overcast, Visibility 2 miles, (Below VFR Minima) Advise/Say your intensions" ATCに関してはこちら

Special VFRは何処で??



オマケ: Visibility が3miles以上でCeilingが1,000 feet AGL以上であればVFR機が、眼でIFR機を探し出し、避けるのが建前です。
それがVFR飛行である、「See and Avoid」と言う飛び方です。またVFR Weatherの時にでもPilotの判断でVFRでは無理と判断した場合でもSVFRのリクエストは出せます。ただ、他の航空機に影響を与えるので、かなりの確率で拒否されます。

ATC: "... we are in VFR condition, unable to issue SVFR at this time due to other traffic, maintain VFR conditon...." ”Unable”が無理って意味です。
(訳:  VFRの天候なんで、SVFRの許可は他に航空機も居るので出せません。 VFR状態を守って下さい)

 

HOMEATC:航空無線筆記試験 > PVT : IFRPTS:飛行試験項目お勉強室航空辞書けいじ板LINKサイト検索
Copyright c 2007-2017 Koji Ueda. All rights and Copyrights are the properties of Koji Ueda. All Rights Reserved. 上田浩史に著作権はありますが、お勉強・訓練には使ってね。教育関係はの方は必ず「CFI Japanから」と添えてお使い下さい。