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Structural Icing 機体に付着する着氷、 Icingの原因飛行中に、翼の前縁や脚、アンテナなど外部の突起物に付着する着氷の事を言います。Icing,着氷が発生する原因は、、、
機体表面が氷点下(Freezing Point)以下で機体に張り付く、Visible Moisture、液体が有ると着氷の可能性が出てきます。 回りの大気温度が0度C以下で雨や水滴、Dropletが存在する時に考えられます。でも雪などの既に固体に成っている物は、殆ど機体に付かず、気流や空気の勢いで流れ去りますので着氷の恐れはかなり少なります。 上空にちょっと暖かい空気があり、その直下に氷点下よりもちょっと気温が低い温度帯が最も危険と言われています。(大雑把な図ですが、右のような範囲。) Freezing Rainと言う、Icingが最も起こり易い大気があります。 (説明はSupercooled Waterの所で) 前線付近で、この様な状態が多いと事が考えられます。 例えば、温暖前線の前で雨が降っている場合は、前線層の上空に暖かい空気が有って雨が降りますと、その雨が前線の層を超えて、冷たい空気の所を通過します。 寒冷前線でも考えられます。氷点下よりも冷たい空気が、氷点下よりやや気温の高い気団の中を進行する際にもこの様な現象が想定できます。 これらの場合には上空の暖かい所で雨が降り出して、その雨が冷たい範囲を通過する時があります。この時に、冷たい空気の気温が氷点下以下なら、着氷、Icingの可能性が出てきます。Visible Moisture(液体)が氷点下以下に冷やされた機体に遭遇する状態です。 違った状況では、Thunderstorm、積乱雲やCumulusの雲の中でも可能性が出てきます。 雲の中で水滴が出来て、だんだんと水滴が集まって雨の大きさに成るのですが、上昇気流が強くて、上に持ち上げられます。 しかし、上昇すると気圧が下がって、どんどんと気温が下がりますが、凍りになる前にどんどんと寒い上空に送られてしまう状態です。積乱雲を飛行する人はあまり居るとは思いませんけど、それらの雲の中でもIcingの可能性が高くなります 注意する時は気温が0度Cより少し低い氷点下です。0度から−15度Cがかなり危険とされています。その前後の気温でも可能性は残ります−15度C以下では、ほとんどの水滴が凍ってしまい、逆にIcingが起こりにくくなってます。 (上昇気流の強い、Thunderstorm、積乱雲やCumulusでは まれに氷点下40度Cでも着氷する時が可能性が出てきます。上昇が早すぎて、凍る前に冷えてしまう可能性が有るのです。) また、気温が氷点下よりも暖かくて数度あっても、翼の上など気圧が低くなる所は、気温が下がり、氷点下になる場合もあります。気流の気圧変化で温度が下がるのをAerodynamic Coolingと言います。 ここで覚えて頂きたい事は、IcingはVisible Moisture、水滴(眼に見える雨など)が存在し、機体の温度が氷点下(0℃以下)時に起こりやすくなります。 もちろん機体の温度と外気温度はほぼ同じです。 気温が氷点下弱の時は注意してくださいね。
Icingの問題 : Icingの原因 : Icingの種類 : Supercooled Water 過冷水
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