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Supercooled Water 過冷水 過冷却状態着氷、Icingが最も怖いのはFreezing Rain、着氷雨と呼ばれる気象状態です。 これは気温が0度以下なのに、水滴がSupercooled Waterと言う状態で液体のままで降ってしまう状態を言います。 この現象の中では、機体が0度以下、水滴も0度以下と機体と衝突した瞬間に凍ってしまう状態です。このFreezing Rainは地上でも降る事が、まれに有ります。 この時は、道路などが凍り付いてしまい、つるつるになります。しかも雪とは違い、氷状なので、簡単に取る事が出来ません。 航空機がFreezing Rainに遭遇すると、衝撃でより早く、急速に氷が機体に張り付きます。 さて、Supercooled Waterや過冷水、過冷却状態は何かと言いますと、0度C(Freezing Point)以下になっても凍らない水の事を言います。 簡単に言えば氷よりも冷たい状態。 普通はFreezing Point、0度C以下になると水は凍ってしまいます。(これが皆さんが学校で常識として学ぶ事です。) しかし、水が凍るという現象は、ちょっと複雑です。 厳密には、水が結晶になって、氷になります。雪の形って六角形で、神秘的な形をしてるでしょ。あれが水の結晶です。 (まあ冷蔵庫の氷は大きくなってしまい、雪の綺麗さが無くなって、四角形とかに成りますけど。でも冷凍庫の霜は綺麗な場合が多いよ。) でもこの結晶、生成されるのに少しの時間と、ちょっとした核になる物(氷の種、氷核)が必要となります。水の分子が結晶化されるには、規則正しく配列されてから結晶化します。その分、時間が必要となります。 それに何らかの核が無いと、結晶に成れない為に、なかなか凍りません。 その様な状態になると、水の温度がどんどんと下がって行きます。 また核(氷核)が発生するには、物理的なエネルギーが必要なんですが、気温が低いため核が出来難くなっています。まあ、かなり不安定な状態のですが、自然界にはこの様な現象が発生します。 不安定な状態の為、ちょっとした雪や氷の粒に遭遇したり、 物理的な衝撃が有ると、不安定な状態が解消されて急速に凍ります。 ジョッキ1杯の過冷水でも、一粒の氷を落とすと、その粒を中心に急速に結晶化が発生して、氷になってしまいます。 また、ちょっと強めの衝撃でも、過冷水には十分なエネルギーとなって、一部が氷核になる場合があります。その氷核を中心に急速に凍結が始まり、この様な不安定な状態が解消される場合があります。 (水が凍る時には融解熱が発生するので、一般的にはカチカチになるより、一時的にドロドロとしたカキ氷の食べ残しの様な状態になります。 氷になる時には水自体が熱を発生します。これを融解熱と言います。 その後の凍り方は環境で変化します。) おまけに Icingとは正反対の電子レンジでの注意
Icingの問題 : Icingの原因 : Icingの種類 : Supercooled Water 過冷水
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