番外編: もし機体がNDB局の上空じゃなくて、遠方だったら
この問題とはちょっと違いますが、ABC NDBから遠く離れた所に居て、上記の様な表示でしたらMagnetic Bearingを計算して、貴方がどのコースからPatternに入るのかと計算する必要があります。
計器を見ると、Headingは055度で、ADFが示すNDBの方角は機首から時計回りに110です。NBD局への方向を示すMagnetic Bearing to the Stationは、Heading + Realtive Bearingですから HI +ADF = 055 + 110 = 165度となります。 これは機首を165度向ければ、目の前に局が有るという意味です。(言い方を変えると、165度の方向に局が有る)
ここはHoldingの説明なんで、NDB や Magnetic Bearingの説明はリンクを見てくださいね。
局は165度の方向に有るんで、 機体の位置は、345 Radialに居るのが分ります。
(165はTOなんで、FROMであるRadialは反対側の345度になります。)
345度のRadialは320〜030度の方向の間に有るので、TEARDROPでのEntryになります。
(もちろん、R-340Rを飛行する為にHeadingを165で局、Stationに向います。)
これは、遠く離れていた場合でのEntry方法です。問題とは違います。
問題は、NDBを通過した時点で、上記の様な表示であれば、、です。その様な時はADFを無視します。
局の真上ではADFは機能しません。
次はChartを使った時の、Entry方法を考えて見ましょう。