AがCourse Selectorです。 VORのOBSと同じ働きをします。 HSIではHeadingが変わると、VOR Indicatorも同じ様に回ります。
BがCDI Needleの代わりになります。針が振り子のではなく、水平に動きます。 HSIを見るとOBSで選んだコースが、飛行機の後ろに有るか前に有るかが一目で分ります。 左の図ですと、CDIは右側に振れていて、選んだコースは飛行機の後ろ側です。
CはTo-From Indicatorになります。 HSIでは、どちらの方向にStationが有るのかが分ります。 左の図ではFromで局は左にあります。
DはHeading Bugと言います。 この図では描かれていませんが、印に使ったり、Auto Pilotに指示が出せます。
HSIはHeading Indicatorと同じ働きが有りますが、Slave Gyroと言って、Magnetic Compassのエラーを自動で修正する機能があります。
HSI は OBS で選んだコースが、飛行機から見て、何処に有るのかと直感的に分かる様になってます。 左の計器では左下にあり、コースから外れていく。 右の計器では、45度でInterceptして行くと分かります。 そして、TO-FROM IndicatorもHeadingと同じ様に回るので、VOR Stationの方向も、ぱっと分かる様になっています。
飛行機とVOR局の位置関係は? 左のHSIの表示の場合は? : 右のHSIの場合は?
注意: ILSやLocalizerを選んだ場合の注意。
Localizerは信号が一方向しか発信されていません。 その為、Aのノブでどの方角を選んでもCDIの針は同じ方に向きます。そうなると勘違いをするので、Localizerを選んだ時は、OBSをコースの方向に合わせて下さい。Back Courseの場合は、反対側に合わせると、Front Courseの様に飛行が出来ます。
また、Glide Slopeの信号を受信すると左右にGSの棒が現れて、ILS Approachを飛行する事が可能になります。
(写真ではGSを受信していないので、何も出ていません。)